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ヴァルキリーズ・シティ~混成都市ができるまで、あるいは盗賊連合の滅亡記  作者: 氷山坊主
閑話~混成都市の渦+シグルスの模擬戦闘
429/429

429.閑話~金輝の講習会+エクリプスゲーム::

 『狐火きつねび』というのは、いったいどんな怪異・存在でしょう?


 物語に登場する『狐火』は『妖狐ようこの操る怪火』と、いう感じであり。

 墓場の『人魂・鬼火』を除けば、『複数の怪火』が連なっている。

 本来なら群れない『狐』が、『妖狐』になって集団化する。『狐の嫁入り』などで妖狐が集うと、『狐火』も集い連なる。


 他に『変幻の術』を操る『妖狐』の照明装置に、『狐火』は使われている・・・と、思うのですが。

 

 『狐火』とは、どんな存在なのでしょう。

 戦争種族C.V.は『軍事力』を重視する種族だ。

 とはいえ〔上官の言うことは絶対っ!〕と、いう軍法を優先する際には、『複数の条件』が必要であり。


 いきなり『貴族の子弟・庶子を留学させて、孤児院まで開く』と、いう聞いたことのない『企画』の開始を言い出したら。平時ならば質問に応じ、『説明会』を開くくらいの度量はある。



 「それでは、これより留学、及び孤児院の『計画』について説明を行う!」


 「よろしくお願いしますっ!」×30


 こうして混成都市ウァーテル中央にある政庁の一室で、C.V.イセリナによる『説明会』が、開幕した。




 良識のある当主にとって、バランス感覚は重要だ。


 誠実に生きれば”綺麗事をぬかすな”と、責められ。

 清濁併せ吞めば”偽善者の二枚舌”と、陰口をたたかれる。

 軍事力を高めれば、”謀反”を疑われ。内政に注力すれば”軟弱な守銭奴”と、侮られかねない。


 あげくに〔いったい、どれが正解なのだ!〕と、問いかければ…


 仮にも一応、『意見』らしきものを言うならば、マシな方であり。

 ”詐欺師”も真っ青な”厚顔無恥”が、寄生モンスターのごとく利益をすすろうと、押し寄せてくる。


 真人間なら〔”詐欺師”の方が悪党なのでは?〕と、考えるだろうが。

 ”厚顔無恥”は〔家のため〕と、いう”正義”を振りかざし、逃げないし恥じ入らない。少なくとも”詐欺師”では敵国・敵対派閥を呼び込む、”裏切り”はめったにしない・・・と、思いたい。



 「・・・・~・」×30


 イセリナによる説明会は、こうして(まっとうな)貴族当主の過酷な境遇バランスについて語られ。良識のある下位C.V.・重騎士たちはドン引きしてしまった。


 「こんな風に追い詰められた、貴族家の当主は『ぬくもり(色香)』を求め。

  心が安らがない(夜の営みが✖✖な)正妻と距離をとって、浮気をやらかします。


  正妻としては面子やら『何』(魅力)やら、つぶされて屈辱の極みでしょうけれど。

  〔病・不慮の事故に備えて、跡継ぎが数人は必要だ〕と、いう建前をふりかざされれば、全否定をするのは難しく。肩身の狭い妻ともなれば、なおさらであり。


  その結果、どうしても貴族には部屋住みの子息を、かかえることになります」


 そんな真人間たちに、イセリナの講習は続けられ。


 「そして、子息たちに領地・財産や役職を、公平?に分け与えることは不可能ですから。少なくない貴族家が、身内を切り捨て、利益を追い求め。

  それが次々とエスカレートしていき、”おぞましい貴族”が発生するのです」


 『カップリング』が最初から(・・・・)アタリだったら問題ないですが。

 世の中には『相性』というモノがあり、『感情』という魔物がいて、教育に失敗することもある。


 これで最初の結婚が成功するには、『運』の要素も必要になり。



 浮気して〔めかけより、正妻のほうが魅力的だ〕と、社会勉強が成功すればシアワセな部類と言える。


 いずれにしろ恵まれない子供は、貴族家から一定人数、産まれ続けます。


 「それなら、戦う覚悟をもって‥」


 「残念ながら、それをすると〔ギスギスしている〕と、言われるだけです。家族になるのなら、憩いのゆるい空間を作らないと」


 「まったく殿方というのは…」


 「そんなことを言ってはいけません、ラケル。


  身分が高く、降嫁してきた女性は気位が高く。身分の低い夫のプライドを逆なですることも珍しくありません」



 〔ひどいのになると、妻の実家が『夫の家』の乗っ取りを企て。跡継ぎに夫の血が、一滴も流れていないことすらあるとか〕


 女性を観客とする『劇』では、絶対に演じられない脚本ではあるが。権力という魔宮では、夫の退避行動として浮気をして、愛人を設ける例も多々あり。

 ”盗賊ギルド”が幅をきかせて、”不自然な事故”が起こる。そんな国の貴族たちに対し〔愛人を設けることは許されない〕と、言えるほどイセリナは非情ではない。


 ただ〔事実を、冷静に観察しよう〕と、心がけるだけであり。

 娼婦・男娼に溺れる貴族に、肩入れする気などないし。”盗賊ギルド”によって、”毒婦が誘惑”している情報が入り。それらを『処断』した件など、数えたくもない。



 「実際のところ人もC.V.(男も女)も心変わりしたり。

  危機対応を優先しなければならない、『指揮官』として戦うのが、貴族の義務というもの。


  その結果、家庭崩壊に近い状況になり。跡継ぎから転落する子供も、一定数いるわ」



 ちなみにC.V.の風潮・ルールとして、貴族男性と結ばれることは少なく。稀に結ばれても、その子はC.V.として生きて、貴族家とは距離を置くのが通例です。

 C.V.にとって次代を育成することこそ最重要であり。最悪、養子を迎えればいい貴族家より、C.V.の人数(戦力)を増やすことが優先される。


 端的に言って、権力争いに巻き込まれると。貴重な次代のC.V.が歪んで、失われるリスクばかり高く。そんな不毛で、”厚顔無恥”な世界に同胞(C.V.)を置き去りになどできるはずがない。


 

 「とはいえ人間は不条理なもので、悪行と善行を同時に行う者もいる。


  そういう不安定な者が、子供を切り捨てて(追放して)”凶悪化”することもあるし。円満な夫婦が『派閥・実家』の権力争いで、引き裂かれたり、子供を冷遇することもあり得る」


 「男女・家族の力(単独の貴族家)だけで、安寧を得ることはできないと・・・」


 「一概には言えないけど…それは箱庭の世界(観劇の舞台)でしょうね」


 家族・領民を愛し、誠実に貴族の義務を果たしていても。

 『補給ルート』(周辺貴族の治政)が貧弱で(がヘボなのに)、魔物に襲われ(足を引っ張られ)たあげく、隣国・周辺貴族は”甘言”を弄してくる。事実上の”袋叩き”にあって、滅びた貴族は多く。


 それら全てに手を差し伸べるのは、チート勇者でも不可能でしょう。


 「だけど私たち(混成都市)ならば、少しばかりの『支援』を行える!

  誠実な領主のニーズに応じ、暗愚な貴族(寄生虫)をたたきつぶし。人材の『活躍の場』を提供して、私たちのために()働いてもらう!!


  そのための孤児院であり、『留学』の企画だ…貴君らの奮起を期待する」


 「イエス、マイマスター!」「「「「「リーダーの提案を受諾する」」」」」

 「団長閣下の命ずるままに!!」×24



 あいにく宰相C.V.(イセリナ)は『慈善事業』を行うほど、善良ではない。


 ただ選択の余地がない弱者に『貸し』を作り、C.V.勢力に都合のよい『尖兵』を育てるだけ。


 幼い、若いうちから教育した方が、『知識・術理』は身につきやすいし。情報を集め、C.V.勢力が後ろ盾になれば、孤児たちの働き口を見出すこともできる。

 庶子・次男以下も身を立てるのに、『万能』である(何でもできる)必要はなく。実家との縁を切って、新天地で生きる道を得られれば。


 『物語』に登場する特別な者(主人公)以外も、ささやかな幸福を得られ。

 C.V.に代わって、彼らの中から『孤児院』を経営できる者が現れる。冒険者ギルドの健常な運営を、行える者が育つはずだ。



 「そのための『予算』は既に用意してある。ここで使わなければ、財貨が死蔵されるばかりというもの!!」


 「・・・-^・」×30


 そうして檄を飛ばすイセリナに、聴衆である部下・仲間たちは身構え。

 

 しばらくしてから、パーティーメンバー(C.V.のマイア)の一人が代表して口を開く。


 「少し(・・)ばかり、金額が多いようだけど…

  貴女は『城塞都市』でも建てる気かしら?それとも混成都市ウァーテルを更地にしてから、幻想的な学園都市を建造する気?」


 「そんなわけないでしょう。こんなはしたが‥」


 「この場にいる者に命じる‼今日、見聞きした『数字(財貨)』は一切、忘れるように」


 「サー!イエッサー!!」×29



 ”インサイダー(情報チート)取引”が合法なのに加え。『予測演算』ができるイセリナにとって混成都市の環境は、『投機・先物買い』を行う上で有利すぎ(・・)であり。

 文字通り、わき水(湯水)のように『財貨』を得られる。”盗賊ギルド”の資産など小銭に等しい、莫大な『財貨』を築き上げられるのだが。


 〔教育によろしくない〕と、いう一致した『諫言かんげん』に伴い。

 

 異文化・身分差による、『金銭感覚』の講習会が開催された。











 この世界の人間国家にとって、他国の貴族たちが一堂に会するのは『難事』だ。


 街道ですら『盗賊・魔物』に襲われる危険があり。

 それらを殲滅しても、『暗殺』のリスクが消えることはなく。”偽りの平和”を騙る(・・)連中は、裏に回れば『暗殺』の依頼者へと変貌する。


 まして『冒険者への依頼料を分割払いする』と、いう偽善者な計画を立て続ける”魔女”は陽動に引っかかりやすく。憎悪をあおり、『放火』の一つもすれば、警備の隙を作るなど造作もない。


 たとえ数回ほど”魔女の妖術”に敗れようと、暗殺者の執念が消えることはなく。盗賊の死を喧伝しつつ(言いふらし)、衆人の恐怖をあおれば、最後に勝つのは闇の住人(暗殺者)であり。『魔女狩り(パニック)』という鉄槌が、必ず”魔女”とその”使い魔(シャドウ)”に振り下ろされる。


 とはいえ手駒(捨て駒)の消耗も激しいし。

 孤児たちをかき集めて、『補充』をする必要があるのも事実だ。『宝石騒動』により魔女要塞ウァーテルに群がる、貴族どもを始末する『依頼』をこなしたら、地下に潜らねばならない。



 〔そんな甘いことを、暗殺者のサジルは考えていた時もあった〕



 


 「「「!;+?/ー*」」」「‼;ち、違っ‘*`₋」「ギっ、がガ*ー」×3「裏切った:*//」「;+⁉な、何で?」「なっ;+*∼、や*~、ⅿ*∼」「やメ/気をぉ~:」「K*∼-*∼*!―ッ」


 暗殺者ギルドのアジトは阿鼻叫喚の『地獄』と化していた。


 単なる”魔女(C.V.)”の襲撃ならば、『戦場・暗闘の場』と言える。無念ではあるが、『魔女狩り』への礎になると執念を燃やせる。


 しかしアジトで起こったのは、想定の枠を飛び越えた『地獄・・』であり。

 冷酷なアサシンたちの思考をかき回す、起こってはならないことだった。


 「な、何で…」「違うっ、ナイフが勝手に‥」「あの夜は;-*・/…」「ぎゃ、Bブび?:!」「ふざけるなっ、短剣が勝手にn//*nnN~」「ヒヒッ、ひイイイイ/*・」


 ”裏切り”


 暗殺者たちにとって、絶対に許されないことがことであり。凄惨な『制裁』を、執行すべき”凶事”がアジトで発生していた。

 背中にナイフが刺さり、振り向いた首筋をダガーがかき切る。警戒する目に暗器(隠し武器)が突き刺さり、動揺の声は永久に沈黙した。


 「何者だっ!”妖術”を使う”魔女”が/:/⁺/;/‐/∼/…」


 誰何すいかの声は、めった刺しという『猟奇』によって返され。

 常に冷静であるべき暗殺者たちが、恐怖という毒に侵されていく。


 「‥*‐!」×5


 逃げようとした者が倒れ伏し、続けて数名が脚を切り裂かれた。

 動揺しようが、しまいが、確実な『死』が自分たちに迫っている。その事実が凍った心を、徐々に確実に削っていき。



 「あら?まだ生き残っているのですね」


 「「「「「「「「「「‐∼;/*!」」」」」」」」」」


 ”ソレ”が出現すると同時に、サジルも含めた生き残りたちは”絶望”を感じ。その心が揺らいだ瞬間に、刃物が四肢へと刺さる。


 無事な手足で迎撃すべきか、撤退を優先するか、観察をすべきか?

 その選択をする間もなく、処刑が始まる。


 「ぁアアアアー!ー~ー∼」×10


 「申し遅れました。

  私の名は志津里・アーケティム。6級闇属性のC.V.であり、アナタたち暗殺者を殲滅する者でございます」


 刺さったナイフが動くたびに、細身の身体がえぐられ、かき回される。

 手の平に刺さった『ナイフ』が手首をねじり、肘を脱臼させて、肩をねじり折ってから、その身体を地面に転がし。


 「き、キサマは『ダガーアーム』の使い手かァ;!」


 「あら?その『魔術能力ダガーアーム』を知っているということは、腕利きの部類ですか?」


 「/-/—/;∼₋ー/**!ァァァぁ」×10


 穏やかに問いかける言葉とは裏腹に、志津里(魔女)は容赦なく『魔術能力(妖術)』をふるい。

 サジルたちの心と全身の双方で、複数の糸が引きちぎれる『音』が響き続け。


 「それなら『鉱山』送りにするのは、もったいないですか。

  金で動く”暗殺者”らしく、”盗賊”たちと”共食い”をしてみます?」


 「え;っ」


 コイツは何を言ってるのだろう。鉱山の狭いところで働くのは、小さな子供奴隷の仕事であり。細身の刺客がやるべき事ではない。コレは何の魔女様だろう。あれだけ悲鳴が響いているのに、血の臭いが漂わない。昏い、暗い、クラくて黒い傷から、白いH:*/+/*/―~


『身体強化』を敵にかけ、バランスを崩させる『術理』の情報は知っている。

 ならば『付与魔術』で皮と傷口と『ナカミ』を付けて・・・・・



 「『エクリプスゲーム』‥やはり『無詠唱』は私にはあいませんね。

  残酷に”蟲”を踏み潰している気分です。『詠唱』という【制限】をつけないと、凶暴になってしまいますわ」


 〔コレは何を言っているのだ?〕


 『旋風閃!!!』×5


 「…っ」

 

 「しばらくっ;‥」「あいやっ!;?」「ま、ま、待って…;」「そこまでで、ございます;!」「メイド長(志津里)様っ;!!、この場は我らにぃ;∼お任せいただけ;`mかせてください」


 〔ナニが起こっている?〕

  

 そんな虚しい質問を繰り返し、サジルの意識は闇の中に沈んでいった。 











 ネタバレ説明:『エクリプスゲーム』について


 『短剣を操る念動腕(ダガーアーム)』と『アサシンキラーゲーム(特効の魔導)』が融合した、凶悪極まりない『魔導能力』であり。

 勇者あつかいされる中位の6級C.V.を暗殺する、『国・組織』に対し報復・殲滅を行う『魔導能力』になります。


 本来はナイフ・小刀・ダガーなど、ショートソードより小さい『刃物限定』で、『念動力』を行使する。誰でも?使える魔力とは異なる、『念動の手』で短剣をふるう『魔術能力ダガーアーム』であり。


1)ダガーを発見・鑑定する

2)ダガーと認識・・したものを『念動力』の糸・触手に怪腕によって、同時に多数を操る。


 これだけでも『愛用のダガーを念動で操る』という、軽量級C.V.が行使する『ダガーアーム』と違っていますが。

 さらに『アサシンキラーゲーム』として…


3)暗殺者を探すことに特化した『感知』を行い。暗殺者の功名心・凶暴性などの『感情』を増大させる『催眠』をかけて、思考を誘導する。


 これら『ダガーアーム』『(アサシン)キラーゲーム』を融合させ。


4)ダガーと認識したものに、『呪い』を付与して『邪短剣』に変成する。『邪短剣』を握ったアサシンは、それから手を放すことができず。『ダガーアーム』によって、『邪短剣』もろとも行動を強制させられる。


 以上の1)2)3)4)が『エクリプスゲーム』の内容であり。

 『日蝕エクリプス』には、全く関係のない『魔導能力』です。

 

 そんな『エクリプスゲーム』ですが、『戦果』が莫大なものであり。

 暗殺・騙し討ちだろうと、勇者クラスのC.V.を殺害している。そんな腕利きの組織を、いくつも迅速・・に壊滅させた、いわくつきの『魔導能力』です。


 

 〔某英雄キラーのように、大量の伝説武器を操ることなどできません。

  そもそも長剣を鍛えるのすら困難なのに、各種武具を『魔力』で創造するなど不可能でございます〕


 こんな謙虚?なメイドC.V.が〔短剣なら、何とか作れます〕と、いう考えのもとで『ダガーアーム』を魔改造してしまい。

 敵が所持(・・・・)しているナイフ類を、勝手に『念動糸』で奪い操り。その飛び道具で、敵集団の後ろから攻撃させたり。柔術・合気の技?に『念動手』を併せ、敵が振るうショートソード以下を操り、『自傷・自害』を強制させる。


 誰が検死しても”変死・自害に同士討ち”にしか見えない。そんな遺体が量産される『ホラー』を現出させたのです。



 一説には”魔女狩りを誘導して、魔女C.V.を袋叩きにすれば勝てる””魔女の妖術が怖いとアピールすれば、心を破壊できる”と、いう策を考えた”連中”がおり。


 〔それなら対抗策として、もっと恐ろしい能力をふるいましょう〕と、いう報復の連鎖で編み出されたのが、『エクリプスゲーム』というウワサもあります。



 ちなみに『魔剣・聖剣を鍛え、入手するのは難しい。でしたら石器のように、短剣から作ってみましょう』と、いうまっとうな考えで『魔力付与』を行い。

 『急造の魔短剣』が具現化されたことも、あった(・・・)のですが。


 やはり自称策士が余計な『計略』を弄し。

 ブチ切れた志津里が『邪短剣』を量産して、それを持たせられた(・・・)暗殺者?たちは、徹底的に蹂躙されましたが。


 〔もはやダガーアーム?と分類するのも、面倒くさい。余計な事を知って、精神をすり減らすのはイヤ〕と、いう一致した意見により。


 『エクリプスゲーム』という、ヤバそうな名称をつけられた『魔導能力』が誕生しました。

 なお〔志津里が裏切り者のC.V.、及び嫉妬に狂った魔女の始末をしている〕と、いう根も葉も根拠も無い”ウワサ”がありますけど。


 一切、そのネタバレをする気はないので、悪しからず。

 



 以上、『エクリプス(ダガー)ゲーム』のネタバレ説明でした。

 『狐火』は不思議で、不要なはず(・・)の怪現象です。


 獣である『狐』は、本来なら夜目がきくため『明かり(狐火)』を必要とせず。加えて火を恐れる『獣』が、火を操るのも不可解です。

 そもそも『お稲荷様の使い』である『狐』が、”不気味な怪火”を操る。


 それが最も不可解な話ではないでしょうか?

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