413.閑話~決闘ではなく対戦+魔王軍の事情:瞬流星
前回は感情的だったので、建設的なコラムを書きます。
『メドゥーサの首』あるいは『メドゥーサの像・盾』でもいいですが。
それら『メドゥーサ』に由来する品物と、『鬼瓦』には明確な違いがあります。
それは屋根の箇所でも、最上部にある『鬼瓦』に対し。
『メドゥーサの首』はペルセウス神話と、同じ効果が求められた。
ペルセウスが『メドゥーサの首』をかざし、敵対者を『石化』させて、ことごとく滅ぼしたように。
『メドゥーサ』に関連する諸々は、チートな石化能力で殲滅する、役目・効果が期待され。
寺社で祈りをささげられる際に、祭神・ご神体と一緒に拝礼される、『鬼瓦』に対し。
英雄の持ち物として、勝利・殲滅を願われた『メドゥーサの首』は、全く異なると愚考します。
〔情報を制する者が、戦いを制する〕と、仰ったのはどちらの名将だろうか。
しかし、この言葉は〔自分の情報を秘匿し、敵の情報を暴け〕などとは、言っておらず。名言?を盲目的に信じた者は、流言に惑わされ。密偵組織の運用を誤って大損害を被ったり。
宰相様の『魔導王の黄金』に翻弄されて、全てを失い破滅させられたとか。
名将がどのような意図で、その言葉を発したのか?下級シャドウのフォルカは、知るよしもないが。
『言の葉』一つで、真理を得られるほど、世の中は甘くないということだ。
『・・-g・--ー!』
「・-・ッ!」
『急造の使い魔』が破裂して、『水の塊』に変換され。静かな響きと共に、周囲に『水』がばらまかれる。
その『範囲』から距離を取りつつ、フォルカは思考をめぐらせていた。
魔王軍の要人である、水属性のC.V.メルフィナ様。彼女にルール不明な『決闘』を挑まれたフォルカは、『情報戦』について語られたことを思い出す。
あの時、フォルカは”盗賊ギルド”の醜態を嘲笑って、悦に浸っていたが。
メルフィナ様の意図が読めない、この『決闘』で勝利をもぎ取らないと。あの時、見下した”賊”と同レベルに堕ちてしまう。
そんな焦燥をいだきつつ、フォルカは『身体強化』を発動する。
『旋風閃光!』
速さと腕力を、バランスよく強化する。その実、陸戦師団の『ランドランダー』をパクった『身体強化』で、フォルカは身体能力を底上げし。
周囲の『重量物』を全て回収して、退避行動をとった。
「なっ⁉」
「申し訳ありませんが…決闘の場は、こちらで決めさせていただきます」
そう告げて、フォルカは倒れ伏した護衛C.V.4人をかつぎあげ、拠点の出口へと疾走する。
事実上、メルフィナ様の仲間を人質にとった、フォルカに対して『魔術攻撃』は行われず。デリング王国、王城の『水源』を攻撃するため創られた、『レギオン』たちも動きはない。
それらの情報を『感知』したフォルカは、儀式場を兼ねた拠点を余裕を持って、脱出し。
迅速かつ、最大限の丁寧さで護衛役のC.V.4名様を、地面に寝かせる。
宝箱の罠を解除するように、神経をすり減らして警戒し。赤子を抱き上げる時のように、丁寧に彼女たちを寝かせる。
そうしてフォルカは、メルフィナ様を迎え撃とうと、構えを取り。
「たいした腕前ですね。それがシャドウの実力ですか?」
「ッ*・#⁺/:ー∼ー」
「待ちなさいっ!彼女たちを、どこに連れて行く気?」
気絶したふりをやめて立ち上がった。一番最後に寝かせたC.V.様とメルフィナ様、2人のセリフに挟まれた。
「バカなっ!オレの『瞬流星』が通じないのか?:!」
「いえいえ、ちゃんと効きましたよ?
ただ私の『身体強化』はクセがありますから。意識を取り戻すのが、少し早いのです」
「ディアニー!無事だったなら、どうして教えてくれないの?
私が、どれだけ心配したと…」
「メルフィナは少し、黙っててくれるかしら。
今は私と、フォルカさんが話しているの」
「そんなっ・・」
そうして少しばかり困惑・混乱した、やり取りを行い。
フォルカはC.V.様2人に、袋叩きにされないよう。ルール不明の『決闘』を中止させるため、自らの『術式』について説明を行う。
『瞬流星』:被術者を気絶させる、スタン攻撃の『術式』です。
発動条件は〔まぶしい〕と、思わせ目を閉じさせること。完全に目をつぶらなくとも、細目にした時点で発動条件を満たせる。
ただし気絶させた者には、敬意をもって対応しなければならない。不埒な接触など問題外であり。自由を奪う誘拐・監禁・拘束や装備の没収など、直接間接を問わず、フォルカは一切できない。
あくまで一時的に意識を失わせる。それから双方にとって、建設的な解決方法を模索する。
気絶させた者を傷つけたり、奴隷化するなどは、絶対にできない。
「なるほどね~『害意がない』ことを『制約の楔』にして、『術式』を強化して気絶させる。
儀式場を警護していた、私たちは『ステルス術式』で潜んでいたけど。
『視覚』で侵入者を警戒していたから、『術式』に抵抗できなかった」
〔そこから『瞬流星』をかけたというわけね〕
フォルカの説明に、ディアニー様は納得してくださり。
同時にメルフィナ様に、怖い視線を向ける。
護衛をしているディアニー様たちからすれば、メルフィナ様の安全こそ最優先であり。フォルカが不埒者・敵勢力だった場合、メルフィナ様の『決闘を挑む』提案は軽率すぎた。
〔護衛C.V.を見捨てて、自らの安全を最優先にすべきだった〕と、言いたいのだろう。
「そんなこと言ったって・・儀式場でなら、私にも勝率はあったわ!」
〔仲間が気絶させられ、連れ去られるなんて、予想外すぎる〕
メルフィナ様の言いたいことは、わからなくもないが。
この世は公平ではなく。C.V.様の人間関係は、ある意味『貴族制』よりも、厄介で理不尽だ。身内が傷つけられた場合、脅し・交渉ネタですまない。
〔新しい『魔術能力』に目覚めたので、試し撃ちさせてください〕と、怖い笑顔で迫ってくることを、フォルカごときですら思い知っている。
メルフィナ様の家族・友人について、フォルカは知るよしもないが。
『決闘大好き』な武闘集団でもないかぎり、安易にC.V.様と試合はできない。
「『戦い』で『たら・れば』はいらないわね~・・・とはいえ『決闘』を行うと言って、〔私が騒いで中止する〕と、いうのもなんか違うし。
お手数をかけますが、シャドウ殿にお願いがあるのですけど」
「なんでございましょう」
「フォルカ殿の実力なら、メルフィナを打倒するなど造作もないでしょう。
ですから、この娘の『魔竜鬼』と戦って、いただけないでしょうか」
〔決闘を中止するなら、喜んで受けたわまります〕と、いうフォルカの希望は通ることなく。こうして改めてバトルが始まり。
「無論、デリング王国および王城の水源を攻撃するのは、勝敗に関わらず一切『中止』します。聖賢イリス様が言うとおり、愚王に期待などできませんから」
「・・・それはどうも」
〔あんた気絶なぞ、してなかっただろ。オレが不届きなことをしたら、殺る気満々だっただろ!〕と、いうフォルカの秘かな嘆きは、メルフィナ様の『詠唱』にかき消され。
こうしてフォルカと『ガルグイユ』の対戦が始まった。
『魔術師』は一般人から恐れられている。
その理由は『魔術』が、見えない『武器』であり。只人が理解できない『暗器』であり、『兵器』であり、『毒薬』に等しいからだ。
そのため種族全員が『魔術』を使うC.V.は、人間と交流・結婚するにあたって、『魔術』の使用に細心の注意を払う。〔C.V.が『魔術』を使うのは、善人を守り、利益をもたらすため〕と、アピールを行い続け。
〔人の『魔術師』など問題にならない、『マジックユーザー』であるC.V.を受け入れる『器』を、この人間は持っているか?〕と、いう『情報』をC.V.は人間と親しくなる際に、入念に吟味する。
〔そこまで慎重になる必要があるのか?〕と、いう意見も少なくないが。
黒霊騎士団で隊長を務めるミスティルは、今ならはっきりと断言できる。
〔他人と交流するのに、情報を得て、観察するのは必須事項だ〕・・・と
「フルル…いったい、何処に行ってたのかしら?
私は言ったはずよ・・・『ヘスティアゲーム』を貴女にあげるって」
「それは・・私はワタシの役目を果たしにっ…」
同じ火属性、同じメイド服のC.V.2人が相対している。
1人は先ほどまで、ミスティルたちと肩を並べて戦っていたフルル殿。もう一人はフルル殿と同格・同僚のはずなのに、放つ『圧』が規格外なメイガスメイド。
完全にイレギュラーな強者の出現に、ミスティルは迷うことなく、要人の安全確保を優先させた。
『全員、パルティナ様を守れ!合図と同時に、フェリミアは貴人を抱えて撤収しなさい。
シェリンは私と一緒に・・・』
『了解っ!』×2
「ちょっとっ⁉何‥-・いったい、何が」
2人の部下に指示を出しつつ、魔王様の側室様をミスティルは観察する。
文官・研究者が本業のパルティナ様は、突発的な現状についていけず。黒霊騎士と『連携』する以前に、『術』を暴走・誤射しないよう、監視しなければならない有り様だ。
「私と戦う気っ⁉だったら…」
「申し訳ございません、パルティナ様。御身の安全を確保するため、この場は私の指揮下にお入りください。
それで”不快”な思いをされたら、後程いかようにも処分なさってください」
「…承知したわ」
「ありがとうございます。合図をしたら、ブラックドッグのフェリミアと共に、退却してください。くれぐれも振り返ることなく、『魔導能力』は絶対に使いませんように」
「ちょっと!‐⁉」
不満の声をあげるパルティナ様だが、その意思をくんでいられる戦況ではない。
器用貧乏で、仲間との連携を重視する『インビジブルゲーム』を編み出した、ミスティルと違い。
フルル殿の同僚?メイドは、完全に攻撃特化の『魔術能力』持ちだ。
その爆発力は脅威でしかなく。足手まといをかばって、戦えるような相手ではない。
わかりきったことを確認しつつ、ミスティルは長剣の柄に『魔力』を流動させていき・・・
『バーンスライダー』
「待てぇい!!!、ストップ!+!、ちょっとヤメぇーーー;‐—」
『焦熱の動床』に乗せ?られた、人間男性が乱入してくる。
ナイキス様の婚約者は、強化された術式で2人の横を、盛大に通り過ぎていき。
「御主人様…」
「ご主人っ⁉」
『地霊の鎧よ、力強くあれ!』
ユングウィル殿の声は、メイガスメイド2人の争いを止めさせ。
ミスティルは『リビングメイルの術式』によって、滑走する男性と炎熱C.V.2人を受け止めた。
「それで・・魔王軍の皆さんは、どんな御用で来られたのでしょう」
「・・・‐・」×3「・・;…・」「・‐・●ー●」
「・・;∼:-・」「・・・-・」×2
「6級黒天属性ミスティル・ヴォイナーヴが、ご説明いたします」
恐ろしい眼光を放つフリス殿を、ユングウィル殿が制止してから。
ミスティルたち魔王軍4名、ユングウィル殿たちとハーレム5名は、会談の場を設けることになった。
〔できればフリス殿とフルルのメイガスメイド?2人は、席を外して欲しい。
もしくはフリス殿が『憤怒の魔力』を放つことになった、『問題』を解決し。それから、ゆっくり落ち着いて『話し合い』を行いたい〕
そんな魔王軍C.V.の希望は、全くかなえられることなく。
〔”内輪もめ”などで魔王軍の貴種様を、お待たせするわけにはいきません〕
〔・・-;+:〕×7〔‥;-*・…・〕
この場、この時に一番強いフリス殿の意向により、ミスティルとユングウィル殿との会談が開かれる。
本来なら魔王様の側室が、魔王軍側の代表になるべきだが。
「・・‐ー:・;⁺・*…・」
ミスティル様は『憤怒の魔力』にショックを受けて、とても会話ができる状態ではなく。
〔『魔術能力』の負荷によって、会話ができないため。
私が代表になって、会話を行います!〕
〔こちらは、いっこうにかまわない〕
ユングウィル殿たちの意向もあって、話し合いが始まった。
こうして会談が始まり。
「これから述べる『要求』を受け入れてくださるなら。
魔王軍は直接・間接を問わず、一切の侵略行為を停止します。よろしければ、冒険者をケアする『利権』を進呈してもかまわない」
「『利権』を譲るなんて、ずいぶんと景気がいいな。
それは、どんな『要求』なんだ?」
「『魔王軍』のメンバーを、混成都市の勢力圏で受け入れて欲しい。
かなうならば、勇士の伴侶に加えてもらいたいですが…この際『一夜妻』でもかまいません」
「・・・・~・何故、そんな『お願い』をするんだ?」
「これは聖賢イリス様なら、お察しなさるでしょうけど・・・」
魔王ハーミュルズ様が率いる魔王軍は、C.V.ハーレムによって形成されている。そしてハーミュルズ様は優れた魔王城を築き、ハーレムを大事になさる、ご立派な魔王様なのですが。
「そろそろハーレムのC.V.が充分にそろったというか…育児に注力していくため、ハーレムの門戸を狭めたい・・・そもそも魔王様は姉妹・親族をまとめて…」
「…よし、だいたい察した」
顔をひきつらせるユングウィル殿の制止を、聞こえないフリして、ミスティルは話を続ける。
「魔王城は修練場・研究施設としても、大変に有益だったため…血縁つながりで魔王城に住まうC.V.も多く・・・」
「それ以上は、言わなくていい!・・・ああ、混成都市でトラブルを起こす問題児はいらないが…」
「ごもっともな話でございます。
混成都市で受け入れてほしいのは、魔王様の側室候補だったC.V.たちの一部であり。能力は折り紙付きですが、魔王様(とご家族)の限られた時間を、彼女たちのために、これ以上消費するのは困る。
〔政略・血縁などで側室候補に認めたが。今後、そういうC.V.は(育児の場となる)魔王城から、退出してもらう〕と、いう魔王様の意向によるものです」
「・・・えらく、はっきり仰るんですね」
「どうせ、隠しておける事ではありませんから」
そう言いつつミスティルは視線で告げる。
〔ちなみにユングウィル様の正妻C.V.ナイキス様が、元側室候補のC.V.たちを、まとめることになります〕
本来、混成都市を支配する上位C.V.イリス様に直接、伝えるべき案件なのだが。
それをユングウィル殿に黒霊騎士隊長が伝えたのは、ナイキス様の価値を上げるため。
周りの炎熱C.V.たちよりも、ナイキス様のほうが有用、かつ有能だとアピールしていく。そのためにミスティルは、この会談を設けたのだ。
けっしてフリス殿に怯えたからではない。
とはいえ要人であるパルティナ様の安全を確保するため〔殺気を向けてくるとは、何事か!〕と、いう怒声を吞み込んだのも事実だが。
帰還したら『軍法会議』にかけられる覚悟で、ミスティルはユングウィル殿に『情報開示』を行い。
「御主人様、発言をお許しいただけるでしょうか」
「この会談を壊す内容でなければ、かまわんぞ:!」
いよいよ会談の本番が始まった。
ネタバレ説明:『瞬流星』について
イリスからフォルカに与えられた『術式』であり。『眩しい光術式』を見た者を、気絶・スタンさせる『術式』・・・・・と、いうことになっています。
実際にはディアニーたちに説明した内容より、さらに複数の発動条件があり。
”悪用”以前に、『瞬流星』を使うことによって、イリスの”悪評”が流れたら。〔侍女頭が自ら制裁に赴く〕と、フォルカに通告されています。
『瞬流星』:『眩しい光を視て、目を閉じる』と、いう身体反応を『意識を閉ざす・気絶する』に置き換える。『精神干渉系』の『魔術能力』です。
発動条件は以下の通り
1)眩しい光を『視覚』に発し『目を閉じたい』と、被術者に思わせる。
2)速さ・『光属性の魔力』など。いくつかの点でフォルカは被術者より、優っている必要がある。一時的・条件つきだろうと、フォルカが勝利する状況で『瞬流星』は発動する。
3)被術者に対し、害意を持っていてはいけない。あくまで一時的に気絶させるだけで、無傷で目覚めさせる必要があり。目覚めた際にフォルカと被術者、双方に利益をもたらしていることが望ましい。
4)『使用記録』を上官に報告する必要がある。『術式』を構成したのはイリスであり。フォルカはそれを借りて、撃っているにすぎない。
そのため『瞬流星』を悪用するのは論外だが。死蔵したり、微妙な使い方をしても、上級シャドウからにらまれる。『瞬流星』によって、手柄を立て続けることを求められている。
これが『瞬流星』の実情であり。都合よく『スタンチート』を使えるわけではありません。
むしろ『爆弾・負債』の類であり、フォルカはおもいっきり苦労しています。
以上、『瞬流星』のネタバレ説明でした。
多様な文化で、『メドゥーサの首』に魔除けの効果を願う、文化もあるかもしれませんが。
残念ながらマイナーであり。『鬼瓦』などのように拝まれる、存在ではないと愚考します。
さて、こう書くと〔だったら戦女神アテナの盾に組み込まれた、『メドゥーサの首』は敬われていないのか!〕と、お怒りになる人もいるでしょう。
それに対し〔敬われるどころか、戦女神アテナのイメージダウンに使われる〕と、返答いたします。
何故なら『戦女神アテナ』がヒロインだったり、味方になる作品において。
その盾に『メドゥーサの首』を組み込む、アテナがどれほどいるでしょう?
はっきり言って、皆無に近い。世界中の神話を探しても珍しい、『大楯』を持ったアテナが主流であり。
『メドゥーサの首を組み込んだ盾を持つアテナ』以前に、『石化能力を持っているアテナ』が珍しいくらいです。(神格バトルな『カンピオーネ』には、登場してますけど。それと漫画版のゴルゴムにも、一応そういうアテナ像?があります)
つまり『メドゥーサの首』を盾に取り付けているアテナは、悪役だろうと皆無に近く。
『メドゥーサの首があっては、アテナのイメージダウンになる』と、いうのが人々の共通認識でしょう。
アテナやペルセウスの神話を伝える。ギリシャ神話に忠実な表現で、『メドゥーサの首付き盾』を持つ『戦女神アテナ』の像はあるでしょうけど。
それは『戦争の勝利を祈願』している。はっきり言えば『敵は恐怖して、石化して、滅びろ』と、いう願いが込められている。
『日々の災厄を退ける、魔除け』とは、全く違うものだと愚考します。




