400.閑話~炎熱の外交+微風と水蛇:双蛇鳴鐘
〔一緒にするな。ひたすらとにかく一緒にするな!〕
最近、こう思ったのは〔『メドゥーサの首』が伝播して『鬼瓦』になった〕と、いう説を検索サイトで、読んだ時です。
西欧の『ガーゴイル』と『メドゥーサの首』ならともかく。『メドゥーサの首』と『鬼瓦・鬼の面』を〔一緒にするな〕と、思います。
とはいえ感情的に怒鳴るのでは、駄々をこねるガキと同レベルであり。
『数字・実例』を出せなくては、ヒステリーに等しい。最低限の分析ぐらい、すべきでしょう。
そこでまずは『メドゥーサの首』について、考えてみます。
”怪物誘導”によって、破壊の限りを尽くすテイマーたちを、『炎蛇の魔竜鬼』でフラミアが討ち、半月ほどがすぎてから。
炎熱C.V.班の創魔導士と虹珠戦姫は、山中で客人と合流すべく、待ち合わせを行っていた。
「・・・来たわね」
「お待ちしてました」
『…●ーグルルゥ』
二人が待っていた来客は、一人が巨大な荷台を引いており。その荷物を守るように、一人が前を警戒し、一人と『浮遊する一体』が後ろを固める。
黒霊騎士団に所属する、C.V.の三人一組だった。
「やれやれ、山道は疲れるわ。予定通り、村に行きたかったのだけど」
「無理を言ったうえに、お手数をかけて、申し訳ございません。
こちらはささやかなお土産です」
「気を使ってもらい、かたじけない。美味しそうな鹿肉だ」
そうして速やかに『外交』が始まる。
同じC.V.勢力でも、炎熱C.V.班と黒霊騎士団は、対等ではなく。『身体強化』を駆使して、『重量物』を運んでくださったのは、黒霊騎士たちだ。
当然、フラミアたちは謝意を示し、頭を下げるのが礼儀であり。
「・・・それで、その『魔竜鬼』は貴女のものなの?」
「『火精大蛇』と名付けました。どうぞ、お見知りおきを」
『SyァララR~--ー』
大事な情報を開示する場でもある。
『魔竜鬼』は、それなりに強力な『魔術能力』であり。下位C.V.は、その存在・能力を上位C.V.に伝えておく、必要がある。
もし情報開示を怠り〔痛くもない腹を探られる〕ぐらいだとしても、下位C.V.班なフラミアたちには痛手だが。
『魔造生物』をイメージして造られた、『マンダート』は自力で養分を、狩ることができ。その際、戦闘狂なC.V.と遭遇して、怪物あつかいされたら、大ケガですまないだろう。
『大事なドゥーガ』を守るため、弱小C.V.班の外交のためにも、情報開示は重要なのだ。
「カワイイ…こんな子が本当に『キラー』の能力を持ってるの?」
『キュル、キュル…』
「締め上げてるのは『ホーンベアー』か・・こいつの肝は美味しいぞ」
「よろしければ、そちらもどうぞ」
「そうか、要求したみたいで悪いなっ!」
もっとも炎熱C.V.班と黒霊騎士たち、双方とも『外交』は畑違いであり。
穏便かつ、スムーズにやり取りが行われていく。
仮にも戦争種族C.V.の端くれとしては、フラミアの『魔竜鬼』に対し、警戒の一つもして欲しいところだが。
『キュアァァァ・・・』
「よ~し、よしっ・・・とぐろを巻くなんて、いい子だな~」
「ファイム…犬っころじゃないんだから、なでるのは程々にしなさい」
「・・・・-・」×2
”怪物誘導”どころか、”略奪放火”もしてない。
そんな黒霊騎士たちに『マンダートの特効』が発動しないのは、わかりきっているとはいえ。
戦闘力・魔力量は隔絶しており。『火精大蛇』は巨体を縮めて、ペットよろしく愛想をふりまいてる。
その光景には、フィニーも思うところがあるが。
荷台の中身を『交換』するため、こんなところでノーグ村からの人目を避けているわけであり。
「すみません、そろそろ作業に取り掛かりましょう」
「承知した・・・それで”ソレ”が運搬物なのかしら?」
「・・:-:*:」×20
「はい。よろしくお願いしますわ」
かつてテイマーとして、『モンスタートレイン』を引き起こした。今回、引き起こそうとした連中が、干からび死んだ目という、変わり果てた姿で並んでおり。
黒霊騎士たちが運んできた荷物と、”ソレ”ら奴隷は交換される。
本来は『火精大蛇』の養分になるか。テイマー本隊と戦う際に、捨て駒として使い潰される、”犯罪奴隷”だったのだが。
ユングウィル様が出した『シャドウへの調査依頼』によって、状勢が激変してしまい。
『マンダート』がテイマー狩りをする、必要性がなくなった。
〔『魔竜鬼』に人の血の味を覚えさせるのは、よろしくない〕と、いう綺麗事がまかり通るようになり。
「使い捨ての兵士でも、娼館送りでも、実験動物にしようとかまいません。
いかようにも”使い潰し”てください」
「・・・●ー:・」
フィニーが非難がましい視線を向けてくるが。
フラミアにとって”老若男女を生きたまま喰らわせる、テイマーごとき”に、奴隷の身分を与えるなど〔温情をかけ過ぎ〕と、いうものであり。
「こんな臆病者どもを、戦場に送るなど騎士の恥です」
「鉱山の最奥・最底辺で『呪い』に縛られ、労働するのがせいぜいよ」
黒霊騎士たちの言葉は、フラミアにとって求めていた内容であり。
同時にテイマーキラーを行うことなく、『マンダート』は番犬を務める。
炎熱C.V.班で共有する、『使い魔』となった。
戦いの世界で生きる者にとって、『勝利』は最高の美酒だ。
大量に飲みたい。毎日のように飲みたい。飲めなければ、手段を選ばず飲めるようにしたい。
それが『勝利』というものであり。マスターテイマーであるガドロックに対し、盗賊ギルドが求めたモノだ。
『ドラゴンどもよ、編隊を組んで地表を焼き尽くせ!』
「ギャ、Gya-ー:~⁺*…*~」×10
「グル、r/-*~・/~*~」×10?
しかし現在、その勝利は遠のいており。美酒は忌まわしい、”毒酒”と化しつつある。
『双竜爪閃・・・+重鎌弓‼!』
『見えざる潤いにして、蒼空の爪 命を支えて、命脈を呑みこむ渦よ
血に飢えし獣から 数多の恵みを奪い、あらゆる水難を課し
泥の滑り、焔の沈黙、風の反逆を持ちて 蹂躙の泡と泉に、誘い囲え
私たちは螺旋を穿つ 双蛇鳴鍾‼!』
「「「「―-;+**`…;*」」」」×???
断末魔の叫びすら吞み込まれて、獣の軍団が崩壊していく。
『ブレス』を吐く寸前で、ドラゴンの編隊は体勢を崩し。翼を空しくふるって、墜落していく。
地上の獣たちは、走破性に優れた『四脚』を滑らせ、折られ。転んだところを、切り裂かれていく。
当然、怪物亜人たちも無事にすむはずなく。冷やされ、凍えて、恐怖に歪んだ、死に顔をさらしていき。
「キサマらぁーーー、何者だ!!」
「”盗賊ギルド”に敵対している者に、決まってるでしょう」
「あえて名乗れば、”キサマ等”が(風属性の)対策をしていた、術士かしら」
気のない返答をしつつ、二人の女シャドウが容赦なくモンスターたちを、蹂躙していく。
一本だけ脚を残して、他の四肢を痛めつけ。『音・匂い』など、獣が重視する『情報』を、”悪辣な魔術”で掌握していき。
モンスターたちが幼い獣のように、鳴こうとするも。無慈悲に首を刈られ、顔面の穴から血を吹き出していき。
〔〔人肉の味を覚えた怪物は、一匹たりとも逃さない〕〕と、ガドロックたちにもわかりやすく、宣告してきた。
そして怪物たちを従える、テイマーたちの処遇は、問いかける必要もなく。
「「「オマエたちっ!命を削ってでM*pB*b…」」」
「「「「ムチがっ、フェロモンがっ、エコ‐~/:*:*/」」」」
青ざめた表情をもたらす元凶は、『状態異常』のためか。それともろくな抵抗もできず、感覚が乱され、死の恐怖に囚われたせいなのか?
はっきりしているのは、”凶風の魔女”だけでも、命がけなのに。”濁流の魔女”が加わり、二乗倍の災厄が奇襲をかけてきた。
その戦況は絶望的であり。ガドロックの育てた軍団が、壊滅するのは、もはや避けられず。
「ガドロック様っ・・」
「うろたえるなっ!こうなれば『禁術』を使うしかない…」
「「「「「・・・:‼;」」」」」
殺された従属モンスターたちの『魔力』を取り込み、戦闘力を増大させる。
『身体強化』より体への負担が大きく、モンスターの怨念をかかえる『魔人』と化してしまい。
下手をすれば”盗賊ギルドからも、”狂犬”として命を狙われる。そんなリスクを、かかえてしまうが。
〔逃走すらままならない、この現状ではやむをえん・・〕
そう胸中でつぶやき、ギルドへの不満を飲み込む。
ガドロックたちが受けた仕事は、無力な農村を破壊する、楽な仕事であり。”依頼がなければ動かない冒険者”の隙を突くだけ。タイミングが全ての『捕食』だった。
無論、”足の速い魔女”が襲来することは、想定しており。トカゲの尻尾を用意して、村人をわずかに生かし、『焦土作戦』も準備していた。
〔それなのに”水をキレイに”などとほざく、”偽善の魔女”が湧いて出ただけでっ・・〕
分散していた怪物の群れも、潜伏させていたモンスターも、そそのかしていた”裏切り者”すらも。
ことごとく壊滅させられ、こうしてガドロックは追い詰められていた。
感覚・戦闘力に加え、権謀術数まで食い破る。”シャドウの魔女”を〔我が物にしたい〕と、いう征服欲もあったが。
ガドロックの胸中は、完全に憤怒で満たされており。
〔殺す、コロす、喰い殺す…確実に逃がさず狩る!!そうして悪徳の都をトriガ*+*ーー⁉*;〕
「あらユリネ、貴女の『仕掛け』が効いたようよ」
「・・・私がやらなくても、侍女頭が窒息させたでしょう。手柄の”オメグミ”とか、やめてくれないかしら」
『ヒューーーH;H;H*…*/:~!』
なんて”凶悪な魔女”なのだろう。
周囲の『魔力』を支配して、他者の『魔力吸収』を許さないどころか。『体液・呼吸』の両属性から、弱体化を仕掛けてくる。
内臓も、感覚器も、血の流れすら、つぶしにかかる”凶悪女”どもが、緊張感なく雑談をかわし。
「やめっ//*」「Bp;Bk;Bb*」×3「か、身体がぁぁぁ!*」
それなりに使えた手駒たちが、踏みつぶされる。
何らかの『術式』を使ったはずだが。ガドロックの知覚では、その正体を認識することすら、もはやできず。”魔女ども”の所業は『虫けらをつぶす行為』と、しか言いようがない。
『魔力をかき集め…しBとく…蟲:-^・・ーー』
こうしてガドロックの意識は、闇の中へと沈んでいった。
そうして、しばらくしてから『ガドロック』の意識が浮上する。
『身体の増強』ではなく。仮死状態からの『蘇生』を、『大量の魔力』を消費して成し遂げる。『獣の奇跡』をマスターテイマーとして、ガドロックは成し遂げ。
「〔そろそろ混成都市に戻ってきなさい〕との、お達しよ。侍女頭が、こんな所で油を売っていては、困るでしょう」
「あらあら、『こんな所』呼ばわりとは、ひどいわね///」
「ギッ/Gy/ぎゃ/!!」
問答無用で切り裂かれた。踏みつけられ、動きを封じられ、無力化される。
それらを息をするように、ガドロックは執行され。
「食糧庫の管理・防衛もロクにできない。無能な領主一族が治める、街にすぎないのでは?」
「そんなことはないわよ。これからシグルスの街は、タクマが築く『ハーレム』によって発展していく」
「へえ‥」
「∼~!…`」
瞬時に空気が凍り付く。
明けない夜が訪れ、怪火光が踊る、水底に引きずり込まれていく。戦闘どころか、感知を拒否する”おぞましい魔力”が、周囲を侵蝕しはじめ。
「ヤッホー、二人ともご苦労様~」
「お待ちしておりました、イリス様!」×2
”冷たい魔力”が『陽光の輝き』によって、溶け消える。
ただし、それは『邪悪』が”聖なる光”によって、打ち払われたのではなく。
単なる暴力が、凶悪な理不尽によって、圧倒されたにすぎず。
ガドロックにとって、虚しい”死んだふり”の始まりだった。
「みN;*g-…p」
「アヤメもユリネも、順当に強くなってるね~
このくらいの相手だと、もう敵ではないんじゃない?」
「・・・:・+」
「確かに討伐だけなら、問題ございませんが・・・山野を切り裂き、残党を逃してしまっては、【依頼】に差し障りが出かねませんので」
「こらこら、そこは〔民草に被害が出ないよう、”ケダモノ”は一匹も逃さない〕と、言うべきところだよ。
『アヤメは減点・・ユリネも連帯責任だね』」
『『申し訳ございません』』
〔何なのだ、ナンなのだこいつはっ…;・・〕
ガドロックの心を絶望が、覆いつくしていく。
”こんな”連中を敵に回すなど、自殺行為でしかなく。『情報収集』に長けている盗賊ギルドが、この”理不尽”を調べず、伝えないなど。
ガドロックたちモンスターテイマーに対する、裏切りにも等しい。
裏切られた、裏切られたに違いない。まさか偽装して、ガドロックたちを狩りにかかった、などということが・・-;・
『だからボクと一緒に戦功を焼こうよ。名誉を軽んじ、低ランクからまた始め・・・テイマーの栄光を地の底へ、堕とそう』
『かしこまりました、聖賢様!!』
〔・・・-・⁉〕
ガドロックの意識が、最大限の警戒をうながす。
だが何をされるかわからず、不安ばかりが増大していき。
三者から冷たい視線を向けられていることに、ガドロックが気付いたのは色々と手遅れになってからで。
『栄光の宴にして 愚弄する盤上よ
名誉は斜陽の刻限と共に薪となり 名声は夜の宴と共に、酒精と消える
されど虚栄は戯れに駒を進め [風聞と流言に、踊りて狂い]
悪辣なる遊興は、[知識を泡沫と化し] 叡智を[玩弄の奈落に沈める]
合魔導術…グローリーゲーム!![!!]』
ガドロックの大事なモノが失われていく。
何もかもが、光に灼かれ、風に引き裂かれて、泡と消え去る。
そんなイメージと共に、ガドロックの意識は完全に消失した。
ネタバレ説明:『双蛇鳴鐘』について
上級シャドウで、姫長の側近を務めるユリネの『魔導能力』であり。
扇奈やアヤメと、有意義な試合を可能とする、稀少な能力です。
主な能力として、大気中の水気を使って、『状態異常』をかける。
1)空気中の水分に『粘性』を与えて、動きを阻害し、息を詰まらせる。
2)空気中の水分に『音・香り』を取り込み、放出したり。光を屈折させて『感知妨害』を行う。
3)空気中の水分によって、熱を過剰に放出させて、低体温症に陥らせる
4)空気中の水分に『重量』を付与して、『機動・加速』を妨害する。
雨天・砂漠地帯など。周囲の地形・環境や敵との相性によって、どの『デバフ』を優先するかは変えますが。
『双蛇鳴鐘』が発動しているフィールドで、ユリネは普通に近接戦闘をこなし。『デバフ』に苦しむ敵を、強化した拳足で殴り・蹴って、締め上げながら投げる。
まさに〔溺れる犬を棒でたたく〕と、いう『魔導能力』として、味方と情報共有しているのですが。
〔この程度で、あの女にかなうわけ、ないじゃない〕と、いう意向により。
空中に『術式の足場』を作り。手や全身でもその『足場』を利用し、体操・蛇身の動きを空中で、自在に行うアヤメと同様に。
ユリネも『水気の足場』を作り、ほぼ同様のことができます。ただし速さ・感知と体術ではアヤメが上、範囲・持続性と阻害ではユリネが上です。
そしてユリネの切り札の一つは、『経穴』を突いたり。衝撃を体内に透すことであり。
上記の『デバフ』によって、血行を悪くしたり。緊張・ストレスなどで、体内に負荷をかける。
そうすることで、『経穴』『透し』による影響を、大きくするのですが。
単純に敵の水分に干渉して、ダメージが倍増する状態にする。
例えば結膜は常に『涙』で覆われ。『舌』・『鼻腔』は濡れていますが。
これらを乾燥させて機能不全にしたり、逆に水気を増やして溺れさせ。その状態の敵に、身体強化の掌底を叩きつけるというのが、ユリネの戦法であり。
大半のモンスターは、ほぼ瞬殺できます。今回、登場したガドロックたちでは、全く勝負になりません。
全身の水分を操れなくとも。急所の水気を、瞬間的に干渉する。もしくは持続的に、波で岩を削るように影響を深めていく。
『デバフ』『身体強化』を同時発動して、連携させるのが『双蛇鳴鐘』の本領であり。
相棒で、義妹で、『魔竜鬼』の『水那』がいなくても、ユリネはシャドウ一族の『10指』に入る、実力者です。
以上、『双蛇鳴鐘』のネタバレ説明でした。
『首だけになっても、見た者を石化させてしまう、メドゥーサの首』
髪の毛一本一本が『蛇』になっており。顔は神話によって、『ワニ』っぽかったり。美女だったり、眼光が怖い異形の顔だったり。
いくつかバージョンはありますが、『髪が蛇』なのは共通して・・・おらず。
オトナの事情により髪が触手になってる、『メドゥーサ』もいるようです。
『蛇=竜=地母神』と、いう神話を考えると。髪が『無数の蛇』になっているのは、女怪どころか、『偉大な女神』になってしまいます。
そこまでいかずとも『蛇=再生=生命力』と、いう魔術的な見地から考えると。
『生命力のある髪を持つ、神秘の存在』と、なってしまい。やはり女怪・怪物から、離れた存在となってしまう。
そもそも男女・古今東西を問わず、人間にとって『髪』は大事な存在であり。
『髪を生やしたい』と、祈り願う人々は多かったと、愚考します。
まして古代は『毛生え薬』の効能は低く。『神々・神秘』は身近に有り。
王侯貴族のステータスとして、『容姿』はかなり重要事項だった。
ぶっちゃけカリスマを持つにも、『結婚外交』をするのにも容貌は重要であり。『文化』によって、美男美女の基準は異なるでしょうけど。
命が軽く、風邪で亡くなる者もいる、古代世界において。権力者たちの『健康』が重要視されるならば、髪の量・質は一目で素人が『健康状態』を測れる。極めて重要な『判断基準』であり。
『髪が蛇』なメドゥーサ、ゴルゴン三姉妹は、かなり信仰された女神だったと、思うのです。




