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ヴァルキリーズ・シティ~混成都市ができるまで、あるいは盗賊連合の滅亡記  作者: 氷山坊主
閑話~混成都市の渦+シグルスの模擬戦闘
387/422

387.閑話~作戦計画の仕損じ:イリスの通常攻撃

 『ケンタウロス』が、弓矢を巧みに扱う、狂暴な騎馬民族をモデルにしているならば。

 『ユニコーン』も、槍を巧みにふるう、槍騎兵(+サイ)をモデルにしている。あるいは騎馬に『ユニコーン』のような『突進力・癒しの力』を求めたのではないでしょうか。


 『突進力』に関しては、戦場の騎士なら、誰でも求めるでしょう。

 そして『ユニコーンの処女好き』も、カッコイイ王子気分な騎士の好みに合致します。あるいは処女性を尊ぶ某宗教の『信者騎士』と同様に、『乙女を好んだ』と言うべきでしょうか。


 これだと『ユニコーンは凶暴』と、いう伝承にも合致する。

 ”敵国では略奪”・”異教徒は皆殺し”と、いう騎士にそっくりであり。


 鎧をまとわず、上半身?が人間の『ケンタウロス』=軽量で略奪品の運搬も上手な『騎馬民族』に対し。


 一角が額に生えている『ユニコーン』=長柄武器を持っているため、略奪は部下に任せるしかない『槍騎兵』=素人目には突撃するだけの『騎士』と、イメージされ。

 

 ユニコーンは『騎士・騎馬槍兵』がモデルになったと妄想します。

 『身体強化』の魔術がある。


 物理法則を無視できない、この魔術世界において。

 『身体強化』の魔術は戦の勝敗を左右する、極めて重要な『魔術』であり。

 様々なアプローチで、その術理を高めるべく、研究が行われてきた。


 同時に戦場にたつ者たちも、勝利をつかみ取るべく『身体強化』の術を、研ぎ澄ましていき。

 『身体を強化』するうえで、何を『イメージ』するかが重要だと結論づける。


 強い戦士、勇者に憧れる者。長年にわたり修行を積み重ねた、達人・武聖に成りたいと願う者もいれば。怪物に対抗すべく、虫・獣の身体をイメージする者たちも少なからずおり。


 

 そんな中で、光属性C.V.イリス・レーベロアが求めたのは、『百眼巨人』という異形の存在・・・・・ではなく(・・)

 

 人型の『身体構造』を、ひたすら追求する『術理』だった。


 『まぶた』は『眼球』のさやであり、鎧を兼ねる。『視線』に『魔性』を求めるなら、『瞼』も『魔力』をおびて然るべき。『護符』『怪球目玉デモンアイ』と同程度の力では全然、足りない。


 〔身体に最速を求めるならば、『瞼の魔力(瞬き)』による速さを、全身に〕・・・というのがイリスのイメージだ。




 「そうだった

 

 『堕神官の視界を把握…網膜の照準動作を検知・・』


 〔ボク…重騎士たちじゃない・・商人(老人)たちを狙って…〕


 『身体強化を発動…障害物は老人のみで・・術式発動まで』



        ねっ/‘/`…と(アルゴスゴールド)


 瞬きの速さで、サディルフ神官と商人たちの間に、イリスは自らの身体を割り込ませる。同時に『術式干渉アルゴスゴールド』によって、周囲の『魔術』全ての標的をイリスの身へと変更させ。


 軽鎧の表面に『魔術』が当たった刹那に身体をずらし、衝撃を滑らせる。

 そうして無詠唱の『”自称”神聖魔術』を両肩にかすめさせた。


 「‼+!太守ッ‥ー総員、WぁRぇn続けぇ~(レール)=ーーー(ランダー)


 そして怒声と共に、ガルド副団長が部屋の床を陥没させる。

 しかしその巨体が床下に落ちることはなく。巨人の剛拳と化した身体が、空気を切り裂いて撃ちだされ。


 「「「:・*~;‐:ッ!!」」」


 進路上の老商人たちを踏み潰す勢いで、巨体ガルドがイリスのもとへと駆け付けようとする。

 数多の魔獣・騎士たちを粉砕してきた、『必殺の突撃』は死を確信させる暴威であり。恐怖の表情で凍り付く、老商人たちが粉砕され。砕けた床板と同様に宙を舞う、可能性はかなり高い。


 イリスが見捨てて、放置すれば。


 〔商人の一人が生きてれば、『神官が魔術を撃った』証言は取れるけど…

  こんなことで、ガルド君の戦歴に傷がつくのもアレだしね~〕


 「バカなっ⁉この速S:*~~w∼」


 そんなことを考えつつ、イリスの右手は神官サディルフの喉笛をつかみ引き寄せる。そうして身体を回転しながら、左手で真ん中の老商人と位置を入れ替え。


 そこから一歩進んで、『身体強化』を発動させた。


 神官の身体へと・・・


 『ゴGィカkッ*::*:`‐-:』


 「ぐぅオオっ…+・・」


 『防御力』だけをイリスに強化され、『肉壁』と化した神官の背中が、ガルド将軍の突進を受け止める。人体がひしゃげ、潰れていく音が響き渡るも。

 仮にも信者に『攻撃魔術』を放つ、狂信者(神官)を思いやるほどイリスは優しくなく。


 急制動をかけたガルドの肉体が傷つかないよう、神官衣を着た『肉盾』の防御力を下げつつ、彼の力を受け流し。


 「急に飛び出して、ゴメンねガルド将軍…この神官が商人たちを殺して、その罪をなすりつける・・・・っと、自分(フォトンシール)も自害して、ボクたちの凶行を演出する気なのかな?」


 「グHァ*:*」


 口を動かしながらもイリスは瞳・瞬き繰り返し(静音詠唱で)、神官の体内に施された”仕掛け”を侵蝕する。さらに口内へも『光術の封印(付与)』を施し、奥歯に仕込まれた”自決用の毒”すら誤飲できないようにして。


 「「「「イリス様ーーー-―!!」」」」


 「…遅いぞっ‼」


 護衛の重騎士たちが、遅ればせながら殺到する。

 そんな彼らを人睨ひとにらみしてから、ガルド将軍(総大将)は何か言いた(が飛び出すな・・)そうに口を開くも、(と、言いたいとこ)わずかに首をふり(ろを沈黙を守り)


 「さてと…この状況を、どうしようか・・・」


 「…あ、ァ‐∼ー」「「ひ、ヒィ…・」」


 「・・・・・…」「「「「・・・-・」」」」


 当初の作戦が達成できなくなり、重騎士たちはイリスの指示を待つ。

 



 本来なら神殿の一室に押し入り、『”盗賊ギルド”に殺された、大勢の人々はどこに消えるのか』と、いう問いかけで難癖をつけ。

 商人もろとも、ウァーテルに建つ光神殿も糾弾するはずだった。


 ”難癖”をつけるなどチンピラ同然の愚行だが。イリスの問いに〔わかりません〕以外の答えを返した者は、『呪い』の恩恵を受けている。


 大量の遺体から土・灰(魔力)の素材を発生させ。それらを使って『呪いの道具』を作成し、それを高額で売りつける。

 そして『呪いの道具』を所持する者は、『呪い』による『付与魔術』で幸運に恵まれるが。一旦、ツキに見放されると、今度は『呪い』が不幸を倍増させて(術の副作用で)、破滅に誘う。


 そしてこの『呪い』の法則を知っている。”盗賊ギルド”は数年をかけて幸運を操り、合法的に資産家を食い物にするのだ(に不幸をもたらす)

 『魔力』すら見えない只人は、『呪力』など理解できず。要人が亡くなり、急速に家が傾いても〔不幸が連続した〕と、しか認識できない。


 仮に強運・才覚の力で、一度目の不幸をはねのけても。『呪いのアイテム』を目印にして、有形無形の攻撃をされれば、強運だけでしのぐことは不可能であり。


 かくして『呪いのアイテム』は忌まわしい伝承を、悪徳都市と共に積み重ね。

 灰色な商人(シーフの手先)は、傾いた商家を乗っ取り、大きくなっていく。



 もっとも『魔力』を感知・認識できる、C.V.にとってはタネが透けて見える、”おぞましい茶番”であり。

 『魔眼の上級魔導(アルゴスゲーム)』を行使する、イリスにとっては”茶番以下”だった。そうして献上品に『呪いのアイテム』が混ざっていたのは、敵対者の多い戦姫イリスにとって笑い話にすぎないが。


 目をかけている部下・商店に、『呪詛の宝石・美術品』を見つけたことで、今回の殲滅作戦が始動することになり。


 

 イリスたちは神殿に押し入ったのだが。



 「あ、アHぃ⁺;…」「「い、命ばかりは・・どうかっ*…;」」

 「ガっ、かッKKKゴ*>⁺〈;…」


 「んーー、コレ、どうしようかな~・-」


 重騎士たちなら、説明すればイリスの行動を理解するだろう。



 神官が”濡れ衣を着せる”べく、神殿に来た商人3名を『魔術』で、殺害しようとした。そして神官も自害して、遺体を四つ並べる計画?だったと推測する。


 そしてイリスは”神官が商人たちを『魔術』で殺す”挙動を察知して。”冤罪”はともかく、”悪意”を察したから。

 『身体強化の加速(通常攻撃)』で両者の間に割り込み、『魔術』を妨害する。


 まあ人間(商人)たちには、瞬間移動(わけが)モドキに見えた(わからない)でしょう。

 そして陸戦師団の副団長ガルドからすれば、要人イリスを護衛する責任を果たすべく、急加速を行い。


 最強の重騎士(ガルド・ログナー)たちが、商人たち(の後ろにいるイリス)に突撃するのを、目の当たりにして。状況を把握できない商会主たちは、死の確信(トラウマ)をいだいた(を刻まれた)


 それから神官を生きた盾に(身体強化)して、半死半生にさせたけど。



 〔ちょっと不幸な偶然が重なったけど、豪商たちは命拾いしてよかったね〕などと、イリスが笑顔を向ければ。老商人たちは、今にも卒倒し(天に召され)そうであり。

 仮にも助けた命がはかなくなるのは、イリスとしても不本意だ。


 「しょうがない。面倒だけど優しそうな乙女を呼んでキ、:てっ『!✙!』」


 セリフとは裏腹に。イリスは『光付与(魔力鎧)』で、商人たちの首筋を圧迫して、意識を狩りとり。


 「おっと商人のみんなには、刺激が強カッタのかな?

  眠ったようだ(気絶させた)から、今のうちに運んじゃおう」


 「「「「・・・・*:・」」」」

 

 「イリス様の御命令だ・・急げ!!」


 「「「「ハハッ‼」」」」


 こうして重騎士一人が一体を運搬して、撤収を行った。




 そして当然、殲滅作戦に伴う計画は、失敗あつかいになり。


 それ以上にイリスが加速して、神官まで生存している顛末てんまつに対し。


 

 留守を預かった妹分(イセリナ)シャドウの姫長(扇奈・セティエール)たちは大激怒した。











 シグルスという街がある。

 『訓練場』兼『闘技場』の施設が冒険者ギルドに増築され。それに伴うささやかな景気でにぎわい。


 同時に駐留している黒霊騎士(C.V.)の集団によって、事実上の支配を受けている。

 陰謀・暴力によってシグルスの街を狙う連中は、永久に姿を消してしまう、暗黒都市と化しており。

 街を支配していた者たちは、悪夢にうなされることもあるとか。


 そんなシグルスの街にある高級レストランの個室で、3人の男たちが会談の場を設けていた。


 「作戦の失敗、おっめでとーーーユングウィル殿!」


 「「・・・`・・」」


 四凶刃シャドウにして弓兵のタクマ。冒険者ギルドの交渉担当を務めるユングウィル。 

 そしてシグルスの街を治める領主ザリウス。


 彼ら三人が忌憚なく意見を交わせる、無礼講の宴にタクマの音頭で集められ。

 一人だけ事情通のタクマさんに、ユングウィルとザリウス様は翻弄されていた。


 「・・・作戦失敗とは、どういうことでしょうタクマさん」


 「姐御アヤメから〔マシな”盗賊ギルド”と連絡をとれ〕って、交換条件(事実上の命令)を出されたのだろう?


  だけど聖賢の御方(イリス)様の決定で、もう少し”盗賊”の数が減って(を減らして)から、『外交』を行うことになり。

  当分、”シーフ”と連絡をとる必要がなくなった。まっとうな冒険者ギルドが、”犯罪組織”とつるまなくてよくなった。


  作戦失敗で、おめでとうだろう?」


 「「・・・・・-・」」



 〔上の決定で作戦が中止になった〕と、いう面もなくはないが。

 〔これからも”盗賊ギルド”の殲滅を続ける〕と、告げている。四凶刃シャドウの通告に、ユングウィルたちは背筋が冷たくなる。


 自分たち二人どころか、シグルスの戦力をかき集めても、全く勝ち目がない。

 そんな狂猛な存在たちが、ザリウスたち貴族ルールに縛られず活動し続ける(・・・)


 その戦力がいつ自分たちに向けられるか、知れたものではなく。戦火が飛び火して”シグルスの街が争いに巻き込まれる”と、いうリスクもある。

 少しでも危機感があれば。ユングウィルとザリウスの二人が、シャドウの一族を警戒するのは、当然のことであり。


 この状況を避けたくて、ユングウィルはアヤメ様に交渉を持ちかけた。


 たとえ不利な内容でも、何らかの『契約』を結んでいれば。

 上位者のプライドで、〔ユングウィルたちの安全に、配慮してくれるかもしれない〕と、いう期待があったのだが。


 

 そんな二人に対し、タクマさんがにこやかに話しかける。


 「本音を言えば〔”盗賊ギルド”とは、つな(仲良し)ぎを取れません(ではありません)。もう少々お待ちください〕と、いう答えが返ってくれば、合格だったんだが。


  シャドウ一族の予想を超えて見せた、お前さんたちとは、もっと仲良くしていきたい」


 「・・・-…・」「それは、どうも…・」



 ユングウィルとザリウス様が行ったこと。

 それは領主邸に潜り込んでいるスパイ(下働き)をあぶり出し、こちらにつかせること。

 盗賊ギルドを裏切らせて、冒険者ギルドに再就職させることだ。


 まあ実際のところ、タクマさんはスパイの存在を把握しており。

 スパイから情報を受け取る『連絡員』は、とっくの昔に”森の肥やし”となって。スパイは領主館で孤立無縁で、身を隠しているしかなく。

 そもそもスパイと言っても、脅され利用されている、被害者の面が強く。シャドウ一族にとっては、見逃したほうが、色々と利用価値があるのだろう。


 結局のところユングウィルたちは、シャドウ一族の手のひらの上におり。

 〔人を食い物にする賊と連絡を取らなかった〕ことを、評価され。


 首の皮一枚つながって、酒宴に招かれているのが現状だ。



 「そこで、あんた達には『多重婚の互助会(ハーレムサークル)』のメンバーに、オレが推薦しよう。


 空色のように変わる女心…異文化どころではない魔術文明・・・そして何よりハーレムという魔獣の群れ(怖い女たち)から一時(離れて)でも(男だけの)逃れるため(気分転換をする)


 ハーレムサークルは君たちを歓迎しよう」


 「「・・・・・:<」」


 〔貴族(男爵)だけど『重婚』なんて、してないんだが〕

 〔情報交換をする場か・・・やばそうだが断れないだろう〕


 この時、ザリウス様とユングウィルの二人は、平和ボケして呑気なことを考えてしまい。迅速に逃亡する機会を、逸してしまう。


 

 そして即日、自分たちの愚鈍さを、大いに後悔するはめになった。


  







 ネタバレ説明:イリスの通常攻撃について


 侍女頭シャドウのアヤメは『敵に対して身体強化をかけ。それに伴う副作用デメリット・バランスを崩したところをついて、攻撃する』と、いう通常攻撃を行う。

 『敵が身体強化によって、戦闘力が上がってしまう』と、いうリスクを負う代わり。敵の体幹・バランスを崩す『攻撃』を、息をするように行います。



 そしてイリスも同様に、異常な通常攻撃を行う。普通の術士なら『異能・秘術』に分類する、無名(凶悪)な攻撃を行います。


 その内容は『魔眼』による、高速戦闘を念頭に置いており。


 敵の『魔眼』より速く視線(邪視)を放つ。

 感知能力で敵の『魔眼』を解析しつつ、『視線』の撃ちあいをする。

 もしくは『魔眼』で先の先を取るため、思考・身体操作のどちらも超スピードで行えるよう、修練を積み重ね。


 まぶたによるまたたきの『速さ』をイメージする。


 文字通り『瞬きの速さ』で、攻防の動作を行う。そのために全身に目と『瞼』がある、『百眼巨人アルゴス』をイメージして、『魔術能力』を編み出しています。

 ちなみに『アルゴスの伝承』にある、『全身にある目のどれかが開いて、不寝番ができる』と、いう能力に関してイリスは完全無視しており。


 イリスの解釈(勝手)で、『アルゴスゲーム』の特殊能力・ステータスを構築しています。


 以上、イリスの通常攻撃を、少しだけ(・・・・)ネタバレしました。

 古代の世界では『サイ』が誤認されて、『ユニコーン』と化し。

 騎兵が槍をふるう時代では、騎士の突進するイメージが『ユニコーン』へと、なっていく。


 加えて『ユニコーン』には、『ペガサス』ほどのメジャーな神話がなく。それでも『カトブレパス』よりは、生態の逸話が存在する。

 そのため『ユニコーン』は色々と作り話が追加され。『サイ』と『騎士』のイメージは、混ざり合う下地があったと愚考します。


 それと『ユニコーンの角』にまつわる、『癒し』の伝承ですけど。

 ”『象牙』『エジプトのミイラ』にすら薬効がある”と、考えていた時代です。『サイの角』『イッカクの角』に癒し効果がある・・・と、誤認するのは十分にありえます。


 そして『騎士』も高度な治療を受けられた、職業です。

 全身鎧フルプレートをはじめとした、装備の整備から、馬の世話まで。素人にとっては、単なる突撃要員の騎士ですが、『ものすごくコストのかかる職業』であり。


 単独で活動できるのは、『物語の英雄』だけ。


 従士を雇い、戦況を見極め、狡猾に立ち回らねばならない。当然、情報通でなければならず、五体満足は必須事項となると。


 『ユニコーンの加護ツノを得ているように、傷病が癒される』

 そんな広報戦をする騎士もいた。ぶっちゃけ情報を集めて、(ヤブ医者・腐れ坊主ではない)最新の(確かな)治療を受けることが、生死を分けた。


 こうしてきらびやかだけど、金のかかる『騎士』は、『ユニコーン』のイメージと重ねあわされた・・・と、私は考えますが、いかがでしょう?

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