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173.金輝のコイン~報告と褒賞

 江戸時代の『宗門改しゅうもんあらため』は日本全国の『戸籍』情報を得られた。

 正確には『宗門改』で調べられるのは『宗派の信者数=人口』ですが。各地の寺社が総本山に『上納金=檀家のお布施・収入』を納め。

 両方の数字の統計を取り、比較する。〔人口:お布施=戸籍情報〕となり。これらの情報を閲覧できる江戸幕府は、忍者を送らずとも全国の情報を得られたと妄想します。


 もっとも各地の寺社はそんなことを知るはずもなく。絶対に『宗門改』を成し遂げるよう、誠実であることが求められた。小説はともかく、時代劇の悪役にイメージできない程度に厳しく監視・監督された。僧侶・神主の罪は、一般より厳罰に処されたのかな~と妄想します。

 姉上イリス魔導師団長クララ二人から事実上の宰相(イセリナ)は魔術通信によって呼び出され。オークの軍団を討伐したばかりの陣地に急行する。


 そのかたわらには、従者のC.V.エレイラの姿もあった。




「それでは順をおって、説明してもらおう」


 「かしこまりました。最初からご説明いたします」


 エルダーオークを含めたオーク集団を退治したサヘルとルサーナの二人。それによりたくさんの魔石を得て、売れば一財産を得られるにちがいない。


 しかしサヘルが提案したのは〔オークの魔石を処分しましょう〕という企画だった。


 「今回、この状況で『魔石』を売ることは二つのリスクがあります」


 1.魔薬の材料。もしくは“暴行亜人ゴブリン・オーク”を増殖させる触媒に『魔石』を利用されかなない。


 2.『分割払い』『柔軟・屈伸』『暴行亜人の討伐依頼を増やす』『村落との協力』など様々な干渉を冒険者ギルドに行っており。

  『魔石』を大量に市場に流し、その価格を下げる。冒険者およびギルドの収入源である『魔石』の価格を下げることは、彼らに不快感を与える。冒険者ギルドとの交渉を失敗させかねない。


 「それは『錬金光術アルケミックライト』を操る、中級シャドウ(・・・・)としての見解かしら」


 「いいえ。あくまで歓楽街で働くサヘル(・・・)としての予測およびリスク計算でございます」


 〔シャドウ一族の後押しは無く。あくまでサヘル個人の予想ですから、自由に決めてください〕


 「・・・・・」


 サヘルはそう言うが。下級C.V.(マリーデ)はともかく、クララの妹分(ルサーナ)が臣従?していることには配慮が必要だ。オーク討伐にも参加した彼女が沈黙しているのは〔サヘルと同意見〕ということであり。


 〔1.魔石の悪用〕〔2.冒険者の収入に影響〕するという意見のどちらかは、受け入れねばならない。そして『魔薬の製造』『暴行亜人の増殖』のどちらも詳細が不明な以上、受け入れるなら〔1〕だろう。


 「貴方サヘルの意見は理解した。ならば冒険者ギルドに魔石を持ち込む。彼らが『魔石』の相場をコントロールできるよう、『魔石』を譲るというのはどうかしら」


 今回の討伐したオークから出る『魔石』を大量に市場に流したら、その価格が下がってしまい。

 『魔石』持ちのモンスターを討伐する報酬も下がりかねない。それは依頼料を『分割払い』させることにより。“暴行亜人”の討伐依頼を増やそうとする計画に逆行してしまう。


 だからと言って『魔石』を処分までするのはやり過ぎだろう。はっきり言って『処分料』もタダではない。基本、『素材』にならない“暴行亜人”は死体処理にもコストがかかる。

 『迷宮』のように遺骸が消えるはずもなく。オークの死体を貪り、肉食獣が増えれば。次は家畜・人間がエモノになってしまう。


 「仰るとおりでございます。それでは『魔石』は冒険者ギルドに持ち込むということで・・」


 「お待ちください!どうか私に発言する許可をいただきとうございます」


 サヘルが意見を引っ込めようとしたところで、硬質な声が割り込む。その声の主はイセリナが連れてきたC.V.のエレイラだった。


 「何かしらエレイラ」


 「サヘル様は隠していること。まだ言っていないことがあるようです。

  それを私たちにお教えください!」


 「ッ!?」


 「・・・ッ」


 サヘルとルサーナがわかりやすく動揺をあらわにした。

 しかし〔私に隠し事をするとは何事か!〕などと怒鳴るわけにはいかない。サヘルの所属はシャドウ一族であり。それを束ねる姫長の扇奈にとって、イセリナは政敵の面もある。


 中級シャドウとして、自分の意見が失点になることを恐れるのは仕方ないことだ。


 「そうね。せっかく私を都市ウァーテルから呼び出したのだもの。

  『アルケミックライト』の使い手が、どんな勘を働かせたのか。万が一のメリット・デメリットを思いついたのか聞きたいわね」


 〔見当違いの杞憂でもいいから、思いついたことを全部話せ〕


 「もちろんその話を聞いて、判断するのは私の仕事。それで貴方たち(・・)の評価を左右したりしない。聖賢アネウエの名に欠けて誓おう」


 「ハハァーー、恐れ入りました!」


 サヘルとルサーナたちか、歓楽街の恋人たちか、サヘルの所属たち(・・)かは名言しない。

 それがあいまいさが大事な、政治の世界というものだ。



 「冒険者ギルドはモンスターのスタンピートに関わっている可能性がございます。奴等に『魔石』を持ち込むのはリスクがあると愚考いたします」


 「「「「「・・・・・」」」」」


 なかなか突拍子もない話を聞けそうだった。




 モンスターのスタンピート。多種多様なモンスターが群れを作り、人間の文明を滅ぼすべく襲いかかってくる。今回の“混成の暴行亜人ゴブリン・オーク・トロール”どころではない。

 対応を誤れば、都市を滅ぼしかねない災害だ。


 「そしてこの災厄を防ぐには、常日頃からモンスターを間引きけなければなりません

 それなのに〔ゴブリン・オークは金にならないから討伐しない〕という風潮かあり。それはいつか必ずスタンピートを引き起こす布石になりかねません」


 「・・・なるほどね」


 荒唐無稽な話ではある。酒の席だろうと言える冗談ではない。

 だがイズン村を守るため、不自然なオーク集団と戦ったサヘルの勘が警鐘を鳴らしたのだろう。


 イズン村以外の村とも『分割払い』でつながりを持ち、お互いに相乗で利益を得る。

 それにより悪徳都市の残り香(アクシュウ)を歓楽街から消し去りたいと望むなら。スタンピートの進路にある村が灰燼に帰す、億に一つのリスクも見逃せないだろう。


そもそも〔スタンピートとの戦い=都市・・防衛〕であり。スタンピートの進路上にあった村のことなど“忘却”“思考停止”するのが不文律だ。


 「もちろん大半の者が意図・・してスタンピートを引き起こすなどとは考えておりません。

  ですが意図していようと、いなかろうと・・・・・」


 「スタンピートを引き起こすことに、協力している可能性があるというわけね。


  少し待っていなさい。『思考加速ソロモンゴールド』」


 イセリナは魔導能力の『ソロモンゴールド』を部分的に発動する。

 本来は〔財貨に光術で目印をつけて、それが移動する情報を得る。犯罪・略奪せんそうで持ち主が変わる、金の流れを読む〕という上位の魔術能力だ。


 だが今回は裏技を使う。まず税収・商取引や相場の変動に関する資料データを読みあさった、自らの記憶を閲覧する。光のあたるまっとうな?・・?世界の経済情報を分析し。

 そこに『ソロモンゴールド』で得た、裏世界の経済情報を重ね合わせ。より詳細な表裏スベテの財貨・金の流れを図式化していき。



 「・・・・・ふうん。興味深いわね」


 「「「「「ッ!」」」」」


 〔冒険者ギルドはスタンピートに関わっている〕そう考えてみると、不自然な資金の流れがある。

 正確には〔あるべき金の流れが無い(・・)〕ということが判明した。


  それはモンスターのスタンピートに伴う、『魔石』を販売した資金が無い(・・)ことだ。


 多種多様なモンスターが群れを作るスタンピート。都市ジョウヘキの地の利で、防衛戦をしなければ対抗できない。激戦必至の戦争であり、冒険者は強制参加の無報酬ボランティアで戦うことも少なくない。

 何故ならスタンピートのモンスターを倒しても、『素材』を得られないためだ。あまりにも激戦ゆえか、スタンピートの『呪い』なのか。


 スタンピートでモンスターを倒しても、冒険者たちは大金を得ていない。装備の新調や楽隠居したという資金・戸籍情報は皆無に近く。激戦によるケガ・心的外傷トラウマによる冒険者の引退が見られるばかりだ。


 「あげくに、コレを踏み倒すか」


 「・・・いかがなさいました?」


 「冒険者は“自己責任アトハシラン”とは言うけれど。都市防衛で死傷した冒険者に、見舞金を払わず。妻子が路頭に迷おうと、苦界に墜ちようと知らんぷり。


  良い度胸しているわね」


 冒険者が死傷した場合、その全てに補償することなど不可能だ。それでもスタンピートに対する都市防衛戦に参加し、無償に近い戦いをした冒険者に何の補償もない。未知の荒野では無く、目の前(・・・)の城壁で倒れた冒険者に一切報いない。


 〔冒険者の命をギルドは駒としか見てない〕


 資金の流れを解析した、イセリナはそう結論づけた。


 「・・・潰すか」


 「「・・・ッ!?」」


 物騒なつぶやきに男二人、サヘルと護衛の重騎士が震え上がる。

 だが〔『分割払い』が面倒だ〕〔商人の真似事=右から左に商品を売買する〕などと平気でのたまう。経済センスの無いギルドを潰すことなど、イセリナにとって造作もない。グレーゾーンの活動を行う、組織の資産情報もイセリナは『ソロモンゴールド』で把握しており。『隠し財産の暴露』から『投資の失敗』まで、破産させる方法はいくらでもある。


 しばしイセリナは黙考し。


 「イセリナ様っ!オーク討伐の報奨として、私の提案をお聞きください!」


 「いいでしょう、言ってみなさい」


 こうしてサヘルとの本当の話し合いが始まった。





 『静音詠唱』という技がある。言の葉、大仰な動作以外の、察知されにくい手段で『呪文』を唱える。眼球運動・魔力を流した頭髪や『武術の歩法ドウサ』に擬態して呪文を唱え。『暗器』を発動体ユビワにして神秘では無い魔術(ジュツシキ)をふるう。


 『呪文詠唱』と『無詠唱』の中間のような魔術技能であり。

 聖賢の御方様(イリスアネウエ)の属するC.V.勢力が得意とする技能だ。


 その使用は実戦だけにとどまらず。『魔術通信』を盗聴するアイテムやC.V.への防諜として、密談にも使われる。


 『・・:・;よしつながったわね』


 『・・:・;こちらも大丈夫です』


 『光術回線フォトンコード』を発動。イセリナとサヘルの間に『光術信号フォトンワード』を高速・低コストで行う回線コードがつながり。透視・盗聴へのあらゆる対策が完了する。


 『それでは建設的な話をしましょう。〔オークの魔石を処分する〕企画について』


 『かしこまりました』


 先程までのやり取りは企画などと呼べるものではない。〔オークの魔石を売りさばいた〕場合のリスク・デメリットを説明したにすぎず。実行したところで、何の利益にもならない。


 モンスターのスタンピートに関することも、イセリナどころか経済担当の中級C.V.はとっくに把握しており。都市防衛で散った冒険者・その家族を見捨てる(ホウチ)など、戦争種族(C.V.)としては心底、軽蔑している案件の一つにすぎない。

 今ごろ部外者サヘルに『商取引の初歩(ブンカツバライ)』を勧められている、無能商会ギルドなどバカにする価値もないのだ。


 『まずお館様の目的は【水を綺麗に】すること。これは間違いないでしょうか』


 『ええ、その通りよ』


 『わかりました。そのの計画に差し障る場合は、修正してください。


  〔オークの魔石を処分する〕その第一段階は魔石の相場を乱高下させることです』


 それにより〔魔石の相場で儲けよう〕とする連中を動かす。


 今回、倒したオークの〔魔石が市場に売りさばかれる〕と判断した者たち。彼らは様々なことを考えるだろう。


 〔魔石の値段が下がる。その前に売りさばこう〕

 〔安い魔石が販売され、それを材料とする商品を安く製造できる〕

 〔それに伴い、様々な商品の相場が動く。儲けるチャンスだ〕


 こんなところだろうか。


 そして“混成の暴行亜人”は“ゴブリン・オーク・トロール”がメインの集団であり。今回、サヘルたちが倒したのはエルダーオークとその取り巻きだ。

 ゴブリン、トロールはいまだ健在であり。サハギン・ローグバットやローパーなど、奴等に従うモンスターも多いだろう。


 それを討伐する陸戦師団・シャドウ一族やC.V.の困難など考慮することもなく。己の利益を追い求める集団など、利用することに何のためらいもない。


 『しかし大量の魔石を握っているのは、あくまでお館様です。そしてイセリナ様なら相場で儲けることなど、造作もないでしょう』


 『商売や先物買いと言えるようなモノではないけどね』


 財務担当として、イセリナも商売のことを学んでいるが。『ソロモンゴールド』で得た裏金のデータに加え、潰した勢力・商会の帳簿から経済の表裏を把握しており。


 何よりC.V.の魔術通信・輸送能力は、商会のソレとは次元が違う。複数の反則技チートを使えば勝って当たり前であり。乱用して人類文明を破壊することは、C.V.の軍規で固く禁じられている。


 『承知しております。私が望むのは魔石相場の混乱であり。


それで不利益を被った連中を、〈キャンドルクレイ〉のアレンジに協力させることです』


 『キャンドルクレイか。懐かしい術式ね』


 『キャンドルクレイ』それは特定の場所でのみ発動する、『箱形暖炉』だ。実際は下級シャドウの有志が整備・魔力の補充を行っていた。火災・爆弾への転用ができないよう、特定の場所でのみ発動する『錬金火箱』である。


 かつてスラムの住民が糧を得る生ゴミに“魔薬”が混入され。その詳細を調べる時間がないため、四凶刃の一員・藤次殿が生ゴミを焼き払い。その対策を行う、時間稼ぎとしてばらまかれたアイテムだ。

 炊き出し・食糧の配布を下手に行うと、また“魔薬”を混入されかねず。せめて暖を取れるようにと『キャンドルクレイ』をばらまいた。


 『その〈キャンドルクレイ〉をアレンジして完成させる。風呂をもっと簡単にわかす〈炉〉に転用し。

  料理を作る〈お湯〉を簡単に得られる〈釜〉を作ります』


 風呂をわかすのも、料理のお湯を作るのもタダではない。食糧・燃料を買い集め、火の管理を行う時間を必要とする。

 もっと正確に言うと、食糧・燃料を買う『資金』が必要であり。それらを守る『武力・治安』がなければ、賊に強奪されてしまう。


 『つまり領主が〈上下水道〉を維持管理することで、住民から税を取るのに追加して。

  料理・浴場のために【お湯】を作る設備インフラを構築する。


  そのためには【水を綺麗に】するのは必須条件かしら。お湯をわかす〈錬金火箱〉に汚水が詰まったら台無しだし。

  ああそう言えば〈魔石〉を悪用する不届き者がいたら、怖くて〈錬金火箱〉を作れないわね。

  〈火箱〉はお湯を沸かす機能だけ(・・)があればいい。


  賊が“火事・暴発”の小細工をできないようワカラセテあげないと』


 「っ!・・・・・」


 サヘルが無言で頭を下げる。そんなに怯えなくとも、彼ら()悪いようにしない。

 十二分な報奨を出し、末代までその功績を称え。

 藤次殿の名誉をこれで完全に回復させる。その妻君遙和(C.V.)からもきっとたくさんのお礼がされるだろう。


 だがまずは目の前の『外交』を行う。当初の方針を変更しなければならない。素早く決断したイセリナは『フォトンコード』を終了させ。



 周囲によく聞こえるよう、から言の刃を放つ。


 「とても良い企画だった。〔褒賞は思いのまま〕と言いたいところだけど。

  あいにく持ち合わせが少ない。とりあえず金貨100枚の債券を発行しよう。」


 「・・;・:ッ!?・ハハァーー~、ありがとうございます」


 「もちろんこんなはした金を褒賞などという気は無い。エレイラッ!!」


 「御前に」


 「無期限・・・でサヘルに同行し、成果を出すのにかかった経費、および評価額を算定し続けなさい」


 〔サヘルに永久的・・・に仕えよ。C.V.として彼のハーレムに参加しなさい〕


 「ッ!?」


 「・・・・・」


 事実上、政略結婚を命じるイセリナの言葉に、サヘルとルサーナがそれぞれの反応を返す。

 時期・作法的にイセリナの命令はマナー違反ではある。だがサヘルの価値を考慮すれば、礼節を破ってでもエレイラに結婚外交をさせるべき。側近C.V.(シンユウ)のパートナーにはサヘルこそがふさわしいと、イセリナは確信した。


 「8級虹焰属性のC.V.エレイラ・ベルチルドと申します。算術・経済関係には少々心得がございますので。必ずやサヘル様のお役に立ってご覧に入れます」


 「・・・ハハッ、ヨロシクお願いします」


 「・・・・・」


 「急ぎ所用を片付けて参ります。私の『魔術能力』の説明はその後でゆっくりと・・・」


 「ワー^~、ウレシイなー^~」


 どうやらエレイラも同意見らしい。ルサーナとの間に火花が散っているようだが、エレイラの能力を知ればそれも治まるに違いない。


 こうしてイセリナとサヘルの『光術』による本当の話し合いは終わり。






 『魔石相場』の乱高下が引き起こされ。相場で稼ぐ連中の破産も確定した。

 とはいえ『宗門改』にはこういうことができた“かもしれない”というだけであり。結局、倒された江戸幕府は、全国の『戸籍情報』を把握していなかった確率のほうが高いでしょう。


 とはいえ私は一つ疑問に思うことがあります。映画の『引っ越し大〇』を観て考えたのですが、〔国替えをさせられて、大名はよくつぶれなかったなあ~〕ということ。

 『参勤交代』も大出費ですが、『国替え』はそれ以上の超大出費であり。移封された領地の【本当】の石高を知ってないと。『戸籍情報』を得て、元の領地と収入にどのくらい差があるか把握しないと。


 〔引っ越し・移封された大名がバタバタ破綻するのでは?〕・・・などと愚考するのです。いくら平和ボケした武士でも、『国替え』のたびに破綻したらキれるでしょう。


 そういうさじ加減を行うために【本当】の最新版な戸籍情報を得ていないと、まずいのでは?幕府の要人は日本中の戸籍を知り得たのでは?・・・と妄想しています。

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