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そんなこんなであれから9日。
俺は街にも戻らずに気配察知と隠密などのスキルを使い倒し、魔物たちを狩るだけ狩った。
前と同じ買取値なら間違いなくノルマはクリアしているはずだ。
生態系?
しらんしらん。
所詮は弱肉強食、栄枯盛衰、盛者必衰、適者生存を繰り返してきたはずだ。
崩れるようならそれまでの物だ。
生存競争で遠慮なんかしてられるか。
的考え方の元、やらかした結果を今冒険者ギルドに持ってきております。
「お久しぶりです。奥の買い取りカウンターへどうぞ。」
終了確認の受付には、なぜかこの間と同じ受付嬢さん(ジト目)がいた。
日によって持ち受け場所が変わるのだろうか。
まさかクレーマー(俺)対応とか言わないよな。
何も言っていないのに買取って判断されてるし、まあ合ってるんだけどさ。
そそくさとオークさん(仮)のいるはずの買い取りカウンターへ向かい、査定を受けて受付へ戻る。
くそ、失敗した。
「一度に大量に同種の買い取りがありますと値崩れします。」
だと。
デスヨネー。
冷蔵庫も普及してないところに大量のオーク肉の納品。
腐らせる前に捨て値でも売った方がマシって状況になってしまうんだろう。
魔法で凍らせておけばいいんじゃないかと思うんだけどな。
水魔法でそんなんあったし。
使える位の魔法使いが居ないか少ないのかな?
泣く泣く全部を売り払うのを諦めて値崩れしない程度に抑えた。
まあ、亜空倉庫に入れておけば腐ることはないんだから別に良いといえば良いんだけどさ。
とりあえず目標の600万ゴルは超えた。
「あまり顔なじみでない方が大きな成果を挙げますと絡んでくる者もいますので。」
ということで、前回のように別室へ連行されました。
確かにぽっと出の若造がいきなり大金を稼いでいたら、その少し上で燻っている連中は並ばれる抜かれるなどと面白くないかもしれない。
ギルドとしてもいろいろ気は使っているようだ。
「今回も討伐数を稼ぎましたので、採取系の依頼と護衛系の依頼をクリアすればE級へ昇級できますので、次回の依頼ではそれらをお考えになってはいかがでしょうか?」
受付嬢さんが報酬の入った布袋を俺に渡しながら話しかけてくる。
なるほど。
たしかに敵を倒すって依頼ばかりじゃないから、他の系統の実績が皆無の奴を上の級に上げるわけにはいかないんだろう。
E級に上がれば王国内での身分証明ができるのがメリット。
デメリットは強制徴募の可能性が出てくる。
まあ、この街以外では商人ギルドで活動できるだろうから無理に上の級を目指すことも無いかな。
「そうですね。考えておきます。」
無難な返答を返しながら、頭の中ではもう他のことを考える。
もうすぐ陽が暮れるので、なるべく早く奴隷商館へ行かないといけない。
明日まで大丈夫なはずだけど、何があるかわからない。




