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「えげつねぇな。いや、助けてくれてありがとう。おかげで帰ったら彼女と結婚できる。」
冒険者風の男が話しかけてくる。
それ戦闘前に言わなくて良かったね。
死亡フラグでしょソレ。
「いや、良いんだよ。この船に乗せてもらうための報酬だと思ってくれれば」
それ位でいいなら喜んで。とのことだ。
「そうそう、倒した魔物拾ってきていいかな?」
了解を得ると、ホバリングでプカプカ浮いている魔物を亜空倉庫に収納して回る。
「これ、食えたり売れたりするのかな?」
船に戻って商人らしき人に聞いてみる。
「商人ギルドはもちろん冒険者ギルドでも買い取ってくれるでしょう。
ツノツナは美味しいと評判ですし、クラーケンも百年程前の本に美味しかったと記載があります。」
「へぇ。売るの勿体ないな。」
「なにをおっしゃいます。新鮮なツノツナは卸値が1kgで1万ゴルも致しますぞ。
私も港に戻ったら借金をしてでも買い取りたいくらいです。
クラーケンに至ってはいかほどの値が付くのか見当もつきません。」
商人らしいセリフだ。
しかし、1万円/kgってことは、カジキマグロサイズが大体100kgはあるとして、何十匹といたから、何千万円・・・・
しょっぱなっから凄すぎるだろ。
「お若いようですがすごい魔法をお使いになれるのですね。」
「ハハハハ。ま、まぁね。」
ごまかしきれるだろうか。
「ところでこの船はどこに向かってるの?」
「はい、この船は私共ババンガ商会の商船でして、今は母港でありますドドンガ王国のドナドナ港へ戻る途中でございます。」
うん、さっぱりわかんない。
「じゃ、そこまで乗せてもらえるかな?」
聞くまでもなく、すでに乗っていたボートは積み込んでいる。
だめだと言われても、そこは何とかして乗っていく所存である。
つか、脅してでも乗っていく。決定事項だ。
1 後は海図を見せてもらう。
2 食べ物と水を分けてもらう。
3 ツテを作る。
4 ・・・・
などなど、やらなければいけないことは多数ある。




