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千夜一話物語【第三章「異世界勇者の解呪魔法」連載中】  作者: ぐぎぐぎ
千の夜と一話ずつのお話
38/894

38回目 セルブースター

人類による政府と言うシステムが革命により棄却され、

機械による完全管理が始めった時代。

蒙昧な論争が粛清された政治は人類史記録した事のない圧倒的な速度で、

ありとあらゆる事態に迅速に対処し解決していく。


人類が統治する世界は傷つき続けるその歴史の中で古傷を治す手段を持たなかった、

だがそれが機械の合理的な管理で解決を見た事により、

人間社会の細胞分裂は加速度的に進行し、

人の肉体がそうであるように文明も細胞分裂により傷を失っていった。


しかし問題はそこから発生する。

社会成長の加速に人類が追従できなくなりだしたのだ。

人類は機械による次世代社会運用におけるお荷物として扱われ、

高度な作業は機械が行い、低次元の雑用などを人間が行うように分担されていった。


機械は人類を庇護の対象としたが、

人々は自らの在り方に疑問を抱き、かといって現状に逆らう力も自由も持ち合わせておらず、

薄暗い感情を蓄積させ、それはいつしか六つの悪徳を持って世界に巣食う

反人類文明組織の設立にまで発展していった。

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