【2】 街へ(前編)
サブタイが全く思いつきませんでしたOTZ
サブタイをつけるのも難しいと思うんです。
さて、今回の話が自分的に長くなってしまいましたので分割しました。
いつも(この小説だと)4000文字が平均なんですが今回の話6000文字くらいまで行ってしまったんです・・。別に投稿すればいいじゃんとか言われそうですが・・・。
この前編はスキル説明になっております。では!
※【加筆】2015年一月八日、パーミスを見送った後の創造神の会話を追加しました。
【修正】2015年一月十二日 誤字修正を行いました
side創造神
私たちはこれでよかったのだろうかそんな疑問が頭によぎる。
「魔法の・・・これから私たちはどうしたらいいのだろうな・・・」
「武剣の・・・・済まなかった。ああするしかなかった。あやつを少しでも精神操作をしなければ手はなかったのだ。あやつの魂を守るためとはいえそれを利用し自分たちに都合のいいように進めてしまった・・・」
魔法神は苦渋にまみれた表情を隠さず武剣神に頭を下げた。
「わかっている。私たちは神にとって残り僅かな命。最後の力はあいつが救ってくれた世界の均衡を私たちがいなくても存在することができるように取っておくことだ。・・・もしだ。もしあいつが私たちに復讐に来たら・・・そうだな。すべてがやり終えた後は・・・私の”この先の命”を代償にあいつをもとの世界に返そう」
私たち神にも輪廻転生に近い物は存在する。
新しい世界で新しい信仰に対しそこに当てはまるのが死んだ神だ。
そこにどんな信仰かわからないがその信仰を受け新しい神になり替わる。
”その先の命”と言うものは神とって輪廻転生をした後の何億とも言える年月のことである。
それを代償にするということは神の一生分の力を使うと同義だ。
そして、神はそれをすればもう新しい信仰を授かることはない。
それを私の友人は・・・親友はそれをやると言っている。
「・・・・わかった。だが、あやつに理解してもらえるよう努力するべきだろうな・・・」
私はどんな顔をしているのか分からない。
武剣神は苦笑いを返し私たちは眠りについた・・・。
―――来るべき日に備えて―――
sideout
私は目が覚めるとさわさわと気持ちのいい生命にあふれた風が頬に当たる。
何故か私の体には何の変哲もない服と黒いローブと篭手とブーツをはき腰には玩具箱があった。
私はすぐそこが崖だと気づきそっちに歩み寄る。
そこにあったのは――
――絶景――
――だった。
空は青く染まり雲が流れるように進む。
眼下には生命感あふれる広大で凛々しい森が広がり、雪が少し被った山々が遠くの方に見える。
川が流れ、鳥が飛び、魚が泳ぎ、地上で生きる生物は地面を走る。
あまりの絶景に涙が出てきた。
私は絶景から背を向け神が言っていた言葉を思い出す。
「鑑定・・・をしなくては」
少し目を瞑り鑑定と小声で呟いてしまう。
目を開けると少し目が熱くなっていることがわかる。
まずローブを見てみる。
・闇喰いのローブ
「もっと詳しく出ないのか」
そう念じると
・闇喰いのローブ
魔法神が渡したローブ。
神界で取れる闇食い草からとれる黒い糸から作られた。
繊維一本一本に魔力伝達を加速させ増強させる刻印魔法がいれてあり、全体から見ると魔法完全遮断、斬撃衝撃遮断の刻印にもなり魔力を通せば使用可能。
一度こめられた魔力をループさせ少しづつ減少させていく刻印魔法も入っているため魔力消費はそれほど多くはない。
そのため魔法完全遮断、斬撃衝撃遮断の刻印をほかの使用者でも使用可能。
魔力使用につき自己修復、使用者の危機的状況に置いての防衛機能。
使用者はパーミス・リーヴィヒアにしか使うことができない。
パーミスの意志で変更可能。
「・・・・すごいな」
今度は篭手とブーツを見てみる。
・滅魔の篭手
武剣神が渡した篭手。
神界の鉱山の一角に存在する魔力を完全に打ち消す鉱石。
闘気にあてることによって強い反応を示す。
その篭手には闘気使用につき自己修復、魔力を打ち消し昇華する。
魔力の昇華は使用者の判断。
パーミス・リーヴィヒア以外には使えない。
・思念のブーツ
武剣神が渡したブーツ。
神界に存在する怨念を殺した後、稀に布を残すことがありそれを闘気で加工したもの。
そのブーツは闘気使用につき自己修復、足を使う効果を望んだとき闘気を使用することで望んだ効果が使用可能。
パーミス・リーヴィヒア以外使用不可。
「私のスキルは詳しく知っておいたほうがよさそうだ」
鑑定を自分に使う。
MP、5500/5500
スキル 鑑定、魔法神の魔力湖への接続、魔道王の知識、魔法合成、武闘王の技術、闘気、直感、生活技術(極)狩猟技術(極)サバイバル技術(極)異世界言語解明、不老長寿、刻印
刻印
場所、背中の肩甲骨のあたり
翼の召喚
場所、瞳の中
魔眼の召喚
加護 魔法神の加護
武剣神の加護
「まずは”魔法神の魔力湖への接続”がいいな」
魔法神の魔力湖への接続
魔法神の魔力の源。
このスキルを持っている者を魔力湖の使用許可を貰っていることの証明になっている。
このスキルを持っている使用者のMPが0になった場合この魔力湖からの供給が始まる。
「つまり、このスキルさえ持っていれば魔力は無尽蔵にあるわけだな」
私はどんどん調べていく。
魔道王の知識
このスキルは魔法のすべて極めた者のスキル。
【魔法技術】無詠唱、魔法複数同時発動、魔力制御(極)魔力干渉(極)
【魔法スキル】火魔法、水魔法、土魔法、風魔法、炎魔法、氷魔法、毒魔法、治癒魔法、聖魔法、闇魔法、刻印魔法、錬金術、時魔法、空間魔法、無魔法、神話魔法、封印魔法、重力魔法、陣魔法、召喚魔法、呪魔法、生贄魔法、生活魔法etc…を極めた者の証。
魔法合成
このスキルは自分のスキルにある魔法を組み合わせて使用が可能になる。
武闘王の技術
このスキルは戦闘スキルのすべて極めた者のスキル。
【戦闘スキル】 剣、槍、斧、鞭、短剣、ハンマー、刀、暗殺、投擲、双剣etc…
闘気
戦闘技術をある一定ラインまで鍛えぬくと使用可能になる。
このスキル使用中、魔法のダメージ軽減、身体能力の上昇、自然治癒能力の上昇
直感
第六感とも言われており危機的状況の中最適な判断を下すことができる。そして危機を予想することが可能。自分の生命に関わると反射的に防衛してしまう
不老長寿
このスキルは見た目はそのままの状態で、このスキル所有者の魂の寿命を神が定めたぶんだけ長くする。
刻印
翼の召喚(使用者の感情で変化)
????の翼・
????の翼・
????の翼・
・
・
・
魔眼の召喚
・千里眼・四千キロ先まで見える
・未来視・五秒先まで見ることができる。
・威嚇・この目を合わせることで一瞬恐怖を覚えさせる。
加護
魔法神の加護
魔力の消費量が1/2になる。
武剣神の加護
体力の消費量が1/2になる。
「ふぅ、ではこれからどうしようか・・・」
私は鑑定が終わると目的を考える。
だがまずは食べ物のために町に向かうことにする。
手持ちの食料は何もなくそこらに生えている物は食べるのは怖い。
だから魔眼を使い、千里眼で一番近い国を探す。
「あった」
東南の方角、だいたい七十キロの所に大きな国があった。
私は玩具箱を手で遊びながら南東に向かった。
後編はもうすぐ!(今日中に投稿します。多分、この予告がいらないくらい早く)