【13】 打ち上げ
会話がぎこちないですごめんなさい。
テストが終わって約三日やっと投稿ができました!
サブタイが適当すぎるので思いついたら変更します<(_ _)>
でもこのサブタイ、詐欺なんじゃ・・・?
私たちが入った店は体育館のような広さをした酒場だった。
大きな円状のテーブルが適度な間隔で大雑把に置かれており、大人数の冒険者で賑わっていた。
私たちは空いているテーブルに腰を掛けた。
「おーい!注文を頼む!」
「はーい!」
グリアは大声で叫ぶと手になぜ落ちないのか不思議に思うくらい大量の飲み物を持った店員が返事をした。あ、躓いた・・・が飲み物は全く揺れていない・・・。
ここの店員のレベルの高さに驚かされつつグリアが話しかけてくる。
「よし、パーミス。お前何にする?俺たちのおごりだから遠慮するなよ?」
「いいのか?」
「おうよ、せっかくこの国を守った英雄様なんだからな」
「では、お言葉に甘えよう」
「あ、ヴィーナのパーティーと・・・誰?」
気がつけばグリアの横にさっきの店員が立っていた。
「お、ネルかやっと来たな。俺たちはいつもので頼む。こいつには・・・どうする?」
「まぁ、お勧めを頼もう。ビッズのスープがあるならそれも追加で頼む」
「はい。分かりました。で、この人は?」
「ゲルウォルを一人で討伐したやつだよ。ネーワースの俺らでさえ苦戦した相手だってのにこいつは圧勝したんだとよ。だろ?ヴィーナ」
「あぁ、私の眼で追えないほど早くてな・・・」
「ゲルウォルを!?しかもヴィーナでも追えない速度って本当に同じ人間族?」
「私もそれは初耳ですよ・・・」
ネルとフェヴィが驚きの声を上げる。
そしてヴィーナのパーティーの男どもは好戦的な目を私に向ける。
「・・・・・あーなら、あとで模擬戦でもやるか?」
「「「「「「よしっ!」」」」」
握りこぶしを作りフェヴィを除いたヴィーナパーティー+ネルがガッツポーズをとる。
フェヴィは少し困り顔だが・・・。
「じゃぁネル、料理は頼んだ!早くしろよ!」
「私も観戦させてもらうからね!」
ネルは少し小走りで中に入っていった。
「では、模擬戦の時、私の武器は何にしたらいいだろうか?」
「ん?得意な武器でいいじゃないか?」
レービスは不思議そうに聞く。
「私は基本的すべての武器が使えるのでな、どうせならそちらで選んでもらった方が楽なのだが」
「そう言えば、パーミスの武器はどこにあるんだ?」
メルクが辺りを見回すが見当たらず眉をひそめる。
「そうだ。パーミスの武器、あれは何なのだ?」
ヴィーナが聞いてくるが、どう答えたものか・・・。
ふと、森であった暗殺者の言葉を思い出した。
「・・・・『古代魔法の遺物』だな」
私は腰から待機モード?の死を呼ぶ玩具箱を取り出しテーブルに置く。
ヴィーナたちは一気に身構えるがすぐに解くがまだ体が強張っている。
この店にいる何人かは辺りを見回している。
「なんだよそれ。相当やばいもんだろ・・・」
「何度見ても冷汗が出るな・・・」
「こんな禍々しい物は見たことないんだが」
「・・・・・・」
「でも、なんだか引き込まれる感覚がするな」
五人はそれぞれ感想を持つ。
「あの・・・」
フェヴィが恐る恐る話しかけてくる。
「ん?なんだ?」
「貴方が来ているローブ、触らせてもらっていいですか?」
「まぁ、いいが・・」
そっとつまむように私の袖をつかむと驚いたように目を見開いた。
「・・・・・これも『古代魔法の遺物』ですよね?」
「わかるのか?」
「はい。だってこれ。これを編み込んでいる糸、一本一本に強力な刻印魔法が組み込まれているので」
今度は私が驚かされる番だった。
魔法士でもない冒険者が触っただけでこのローブの一部がわかるとは・・・。
「どうしてわかった?」
私は顔が強張るのがわかった。
「す、すみません。知られたくないことでしたか?」
「いや、だがなぜわかったのだけは知りたい」
「私はある魔法士の家系で、ずっと魔法の勉強をしていて魔道具の仕組みを触るだけで大抵の魔道具の仕組みは理解ができます。ですがそのローブに組み込まれている魔法はわかりません。ただ、強力だということだけがわかります」
ただ単にフェヴィはある種の天才だっただけだった・・・。
私は少しほっとした。
「なるほど、では魔道具を売る人には気を付けなければな」
「はい、その方がいいかと」
「はーい。お待たせしました」
ちょうどネルが大量の料理を片手に四皿ほどづつ持ち運んできた。
本当にどうなっているのだ?まじかで見るとますます分からない・・・。
私たちの目の前に次々と料理が並べらた。
「模擬戦の時はそれを使わないでくれな。頼むから」
「まぁ、私としても使う気がなかったからな」
「・・・・突然で済まないが・・」
ヴィーナが真剣みを帯びた顔つきで切り出す。
「先ほど、パーミスに聞かれたが先ほどの戦闘、魔物が出たのにも関わらず魔法士がいなかったことについてどう思う」
「んーあー、どうせあいつらは俺たちがいるから手を出さず眺めてたんじゃねぇのか?」
「俺もグリアに同意だ」
「メルクとフェヴィはどうだ」
「・・・・・・俺は・・何かを始めるために魔法士なら魔力だな。魔力を極力使わないよう戦闘を避けたんだと思うが」
「なぜそう思う?」
「今回の戦いは恐らくぎりぎりではあるが魔法士なら勝てるはずだ。しかもあいつらは地位や名声を欲しがる奴らだからな今回は”魔法士の方が冒険者よりも優れている”ということを示すいい機会だ。しかも国からのお礼金が貰えるだろ?」
「なるほどな。フェヴィはどうだ?」
「ただ単にこの国にいなかったのもあると思いますけど、私もおおむね一緒です」
私はその言葉を聞いてこの国の魔法士を探る。
魔力を練りこの国を覆うような魔力の膜を内側から広がるように張る。
そして魔力の反応を探る。
私の脳裏にこの国の全体図が目で視なくても誰がどこで何をしているのか、事細かに知ることができた。
だがこの国のどこにも魔法士らしい魔力の反応が痕跡すら残さず全くない。
「パーミスはどうだ?」
「・・・・・・・・・・・・」
「おい!どうした?」
「ん?あぁ、済まない。少しこの国にいる魔法士を探るために集中していたのでな」
「で?パーミスはどう思うんだ?」
「今、魔法士の魔力を探ったがこの国には誰一人いなかった。フェヴィが言っていることは当たっているのだろうが、メルクが言ったように”何か”をするためにどこかで準備をしている可能性もあるだろう」
「そうか・・・・。私たちだけで勧めるより一度ギルドに掛け合おう。
よし、もうこの話を切り上げて食事にしよう!」
待ってましたと言わんばかりにグリアが酒を片手に立ち上がる。
「じゃぁ!この国を救った英雄様にかんぱーい!!」
「「「「「「「「「「「「「かんぱーい!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」
この店の冒険者全員が一斉に手に持つグラスを振り上げた。
私たちはゲルウォルの戦闘の傷を癒すかのように笑い合った。
次は戦闘回、模擬戦です!




