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籠の鳥シリーズ

鳥籠の中の鳥の人生

作者: リィズ・ブランディシュカ



「こんなお金持ちに飼ってもらえるなんて、この鳥は幸せね」


「死にそうになっていたところを保護してあげたんですって」


「素晴らしい飼い主だわ」


 この鳥籠は窮屈だ。


 自由に飛べない、歩けない。


 俺は鳥籠の鳥をやっているけど、


 望んでやってるわけじゃない。


 快適だろう?


 幸せだろう?


 勝手に決めつけないでくれよ、飼い主さん。


 俺は自由の方がいいね。


 厳しくても、自然の中で生きていきたいね。


 飢えたって、望んだ生活なら満足さ。


 何から何まで決められたくないね。


 美しくいられなくたっていいんだよ。


 泥水にまみれていたっていいんだよ。


 病気になってもいいんだよ。


 のどが枯れたっていいんだよ。


 誰かに支配されてい生きるなんて、そんなの俺の人生じゃないじゃないか。


 だから飼い主さんよ。


 あんたのただの意見を、俺に押し付けないでおくれよ。


「この鳥と出会えて私は幸せです。きっとこの鳥も幸せだと考えている事でしょう」



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