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とある世界の勇者と魔王  作者: エキノコックス
一章 ハーピィの森
9/9

魔王編六話 授業を始めます・・・

異世界に来て2日目の朝を迎えた。


テーレーレーテッテッテーンなどという音がなるようなこともなく、猫にのしかかられながら目を覚ます。


今日から里の人達に魔法を教えることになるらしい、・・・・どうやって教えよ


魔法を使うのに最低限必要な知識は、まず化学だ、これは火を起こしたりするのに必須となる。


そして回復魔法において必要なのは生物・・・というわけでは無く、魔力センスだ。


なぜなら回復魔法の原理は、まず怪我をした部分に近いところを、魔力で写し取り、患部に貼り付けるというものだ。


その一連の行為で最も難しいのは恐らく魔力で写し取るという過程だ、これが非常に難しい


なので基本的に回復魔法は攻撃魔法よりも難しく、当然魔力を扱う技術も必要だ


って感じの説明をした後化学の授業でもすればいいかな。


破壊神の知識はこうした世界の法則のようなことに関してのみ非常に詳しいから俺でもそのような授業くらいできるだろう


とはいえこれだと、正直教えることが無さすぎて里には長い間滞在出来そうにない。


なのでその後人体についても授業する


目標としては里に滞在している間に魔物を倒しまくって、魔力を蓄え、記憶を戻すのに近づき、この森を出るまでに出る魔物なら魔法を使わずとも勝てるようにすることだ。


ああそれと俺が教えてもらうこととしては


この世界の常識とか宗教、それから戦闘についても教えてもらわなければ


特に宗教は大切だ、俺は宗教というものが我慢ならないほどに大嫌いだが必要とされているのは確かだしな


ここの教義ではこれこれしたらダメだ、お前は我らが神を侮辱した!


だとか言われて国公認の集団リンチにあう可能性も十分にあるしな。


           ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ーアリシア視点ー


シヴァが魔法を教えると聞いて広場に集まったが全っ然話さない・・・


あっシルのババアも来てやがる、視界に入るだけで鬱陶しいなとっとと帰れ


これはあれか?おとぎ話の虫籠の魔女とやらが弟子を取った時にやった

「私から教えることは無い、ただ私の術を五感全てを以て感じ取り盗み取れ・・・」というやつか?

でも確かあれのオチって誰一人習得できず、所詮お前たちも凡百の類かってなるような感じだったはず。


まぁもしシヴァがそんなことし始めたらぶん殴るつもりだが。


「あーえっとだな・・・」


あっようやくシヴァ喋りだしおった、なにを教えてくれるんだろう


ーシヴァ視点ー


ヤバい、いまこうして大勢の人に注目されて分かったことがある。


多分俺は・・・コミュ障だ

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