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俺はとある啓発本で見たフレーズを思い出す
迷ったときは険しい道を選べ
なるほど
分かった
俺は険しい道を行く
それが佐藤さんに相応しい漢の生き様よっ!
俺は右足だけを机の上に載せて、シャーペンを持った震える右手を左手で抑えながら、右の踵の水膨れ目掛けて穴を開けようと手を伸ばした
すると俺の想像を絶する甲高い悲鳴が木霊する
「きゃあああぁあああっ!!!!」
何事だと俺は悲鳴のする方を振り向いた
すると、女生徒が鼻を摘まみながら俺から遠ざかっていく
なんだっ!?
俺は叫んだ
「どうしたんだっ?」
女生徒は涙目になりながらSOSを出す
「くっさーいっ!!!!!!!!」
なんだ?
そんな刺激臭がいったいどこから?
俺はクラス全員を見渡して言った
「皆、気を付けろっ!!」
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