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ある日、クラスでも陰キャの俺の前に突如彼女が突然現れた
佐藤 葉奈弧
学年一綺麗なその子はスクールカーストの最上位に君臨している
勿論、俺との接点は皆無だ
そんな佐藤さんが俺になんの用だろう
俺は疑問に思った
「ちょっと、アンタ。今日の放課後、校舎裏に来てくれない?」
少しイラついた表情をみせているが、照れているようにも見える
何れにせよ、こんな美少女に声を掛けられるなんて生まれて始めてだ
とても嬉しい……けどここでニタニタと喜んだら嫌われるだろうか?
俺は必死に嬉しさを噛み殺して尋ねた
「な……なぜでしょうか?」
「アンタに言いたい事があるの。」
彼女は頬を少し赤らめた
俺は心臓が口から飛び出しそうになった
え? これって告白の流れじゃね?
しかし落ち着け、俺!
ここで動揺したら漢らしくないぞ
気付かないフリをするんだ
そうだ、それがいい
「あっ、はい。わかりました。 それでは放課後……」
「うん、待ってる!」
そう言うと彼女は少し嬉しそうな表情をみせる
教室の入り口付近には佐藤さんの取り巻き女性軍団が顔を覗かせ、俺たちの会話を見守っていた
佐藤さんが俺に背を向けて戻っていくと皆笑いながら佐藤さんへ近づいていった
それを見ていた教室内にいた他の生徒たちも驚きざわめいていた
俺は生まれて初めてこんなにも大勢の目の注目を浴びた気がした
佐藤さんに声を掛けられて嬉しい反面、なぜ俺?
という疑問が出てきた
クラスは違うし、今までろくに会話した事もないのだ
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