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爆縮と体温の機知(9)

安定性トレッキング

いつもと変わらない

朝日が登り

目覚まし時計に挨拶して

ひやりと冷たいシンクの前で

冷たいのか、温かいのか

違いが分からない水で顔を洗う

口をゆすいで

朝食の準備にかかり

コーヒーとバタートースト

ハムエッグはレンジで作った後

儀式のようにそれを並べて

テレビをつける

15分程度でテレビはBGMになり

片方けを始め

それが終われば着替えて

天気予報だけを注視して

家を出る


これが

安定性がある状態であるとするなら

他の要因があれば

簡単に崩れていくのである

友人が来る

恋人が来る

家族が来る

居酒屋で

仲良くなった人が来る

いつもと違えば

いつもと違う行動になるのだ

だからといって

安定性が無いかと言えば

そうではない

人が来ても大丈夫ということは

安定性があることにもなる

観測者の違いで

そうなる訳ではない

最初から安定性には

答えが幾つかあるのだろう


僕等は社会に安定を求めている

自らの安定性は

たくさん持ちながら

求めているのである

元より人間は

安定を長期継続できるのだろうか

多くの安定性を集めて

それを安定させることなんて

無理な話にしか聞こえない

何処かに綻びが出ると

失敗だとする声が飛ぶ

その人間の安定性が脅かされたことと

誰かの安定性が維持されたことを

全く比べていないのだ

みんな、自らの安定性のみに

固執している

そういう形だけは

常に安定している







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