魔法使いの懐中時計

　カシオズ王国の東部、ジーフに生まれ育った十三歳の少年ソールは、かつて命を救われた恩人から一つの懐中時計を受け取った。その懐中時計には星の紋様が刻まれていた。
　数年後、ソールは幼馴染の少女ルナとともにジーフの街の星祭りに出かける。祭りを楽しむ二人だったが、その途中、二人は魔導士を名乗る二人組に追われることになる。その二人組の狙いは、少年が持っている懐中時計だった。その時計には、魔導士が欲するほどの莫大な魔力が込められていたのだ。逃げ惑う少年達の前に、別の魔導士も現れ、時計を奪おうと迫る。逃避の最中、少年の時計の力が覚醒し……。


―――――――――――――――――――――
気軽に感想、ブックマーク、評価など頂けると幸いです。
よろしくお願いします！