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妄想論

なろうと悲劇と作家

作者: とびうお君

 なろう小説を読んでいて気がついた事がある。ノーストレスやシリアスについてになる。これから話すのはあまり面白い話しじゃないと思う。抽象ですらない、なんというか抽象的に曖昧な感覚を話す。抽象的なのは根本的に嫌われる。だが相手したくない馬鹿というのがいる。杓子定規に一定のルールで抽象の価値を計れない人間。


 確かな具体から得られた抽象の結晶とでも言う文章は、無駄に長い具象の言葉より価値がある。頭の良い人間はこれを知ってる。じゃ何故これがあまり広がらないのか?第一に詐欺師が居るから、頭の良い人間のマネをして、曖昧模糊な抽象語で人を惑わす人が居る。酷いのになると、騙すんじゃなくて、自分でも分かってないのもいるから詐欺の意図すら見抜けない。


 第2は、逆に受け手が区別がつかないと言うのがある。価値のある抽象語を見抜くにはそうとう力が要る。抽象語の根幹は何か?リンゴはある意味抽象語である。一個の具象のリンゴから語られる言葉に較べて、リンゴとは何か?を語るのが抽象語になる。数多くのリンゴからリンゴという概念を導き出し言語操作に長けた人達を中心に納得させる。


 こう書くと如何に抽象語がこうやって使うならとても価値がある物と分かる。私は自画自賛だが、私の創作論の大半はこういった抽象言語の塊で自分ではすごい価値のある内容だと自負している。その私が今回のはイマイチな抽象の使い方だと書いてる。詐欺ではない、意図しない出鱈目でもない。ただかなり落ちる。


 どういったものか?どうやって言えば良いか?良く分からないから手探りで書くのが目的になる。


 なろうのシリアスの扱いはまずなろうはそれほどシリアスの拒絶に神経質じゃない。今やってる盾アニメは見てないが、なろうらしくないと好感を持ってる人が多々居る。もちろん目の曇ったやからは、根本的にはなろうだと冷ややかに見てるが、どっちかと言えばこっちは少数派だ。当たり前だ全く分離したものじゃないからだ。


 なろうというのは上位は大半こうなんだ。一般的な物語つくりがまざってなろうらしさのお気楽ノーストレスな流れやシンプルな勧善懲悪などが混じったものが多い。それにスローライフや農業料理やのんびり異世界とかも関わる。綺麗に分離できる作品など無い。勝手な思い込みでなろう小説は皆イセスマみたいなものと思い込んでるんだ。


 逆に言えばなろうをしっかり読んでる人は大体分かってるんじゃないか?と思う。逆に言えば、上位でも100位ぐらいから下ならイセスマ型のようななろうらしい作品が増えてくる。似たり寄ったりなので上に付けぬけられないんだ。元々イセスマは低かったんだ。だが、アニメ化後に急上昇した背景がある。ある意味なろうの代表作品になってしまったが、実際は違う。上位とは異質な作品群の1つに過ぎなかった。


 そもそも前提からなろうはそれほどノーストレスやシリアスに神経質じゃない。


 それを踏まえて、第一になろうはその神経質じゃなくても、なろう以外の良くある小説に較べるとその辺り苦手な人が集まってる。それは確かだが、それは明確な差じゃない。明確な差なら上位に来るのがおかしいからだ。程度として確かにある。だから根本的になろうはそういう傾向がある程度は私も同意する。


 それゆえ、どれほど出来が良くても弾かれるのは納得できるし、最近漫画でキミスイを見た。なんで漫画?だがまあ読んで漫画でよかったと思った。ありゃなろうじゃ受けるわけが無い…。


 それでも、キミスイは置いておいて、なろうの作者ってシリアスとか重い話で読者を引きこむような力大体の作家足りないのじゃないか?と思う。これデータとか無い。私の感覚的なものになる。一部いるかな?が多分とんでもなく一部になると思う。いや居ないといってしまってごくごく僅かと言ってしまうほうが良い。


 そういう人が書いたシリアス重い話、あなた読みたいの?いやーあかんわと思う。結局根本的にここじゃないか?と思う。悲劇系の話の流れになると、途端に水準的にあまり面白くない。それは悲劇系が根本的に読みたくないって前提はある。傾向の話しに繋がる。それでも、それを乗り越えてもなんというかこれ悲劇として刺激なのか?と言うとうーん、泣けるとか感動するとか、刺激になるとか、うーん、何か感じるのは物足りないんだ。


 後はこれにどきどきはらはらの展開の刺激だろうか?これもそれなりにシリアスに関わってくるが、一番明確に感じるのは悲劇系のストーリーがかなり物足りない。だけど、全体の中で一部なろうでもの、でもだがものすごい量ある。なろうファンタジーに限らせてもらうが、なろうファンタジーの悲劇系の話しは例えリアル話しじゃなくても、根本的にレベルが低いね…。


 私が想定してるより思ったより、悲劇系の話しって多い。全体全てが悲劇系のキミスイとかと違って、キャラのEPで重い過去とかファンタジーだとちょくちょくある。ドラクエなんかの小話でも例えば7は悲劇系のEPが豊富。ああいうEP小話の悲劇系ってものすごい数ある。この中でそれが刺激になってるって話って本当にごくごく一部しか無いと思う。


 でもやっぱり悲劇系のキャラEP小話入れないで創るって難しい。これは否定的に扱われるの仕方ないんじゃないか?なとは思う。


 無くすのは難しいとは思う。なろうはそう単純じゃないし。他にも虐げられる話もわんさかある。でも思うのは、シンプルに否定から入ってやめれば良いのにと素人読者意見で出てしまうのはしょうがないと思う。すげー上手いと思って食ってる料理で必ずイマイチだと思う一品がついてきて食ってるのに近い。


 これ止めた方が良いのじゃない?となる。答えはわからない。ただ言えるのは悲劇系の料理の水準を知ってる自分から感じるのはイマイチなんだ。そして他の人もそう感じてるが、それを上手く説明できないのじゃないか?とは思う。本当に無くすべきなのか?の答えはわからない。でもなんだろうなモヤモヤするとだけ書いて締めたい。


 酷い最後だと思う。だから今回酷いと前置きは書いた。問題提起、次の人がこれを受けて何か進んで欲しい。


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