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女神コンスルタのなんでも屋、下界支店!  作者: 兎夜 るびい
第一章 開店準備
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番外編 クリスマスなんだが

「くりすますってなんだい?」

「ウチもー聞いたことないしー」

「私も無いですねー」

「クリスマスを知らないなんて、人生の十分の一くらいを損してるよ!」

「半分じゃないのかい」

「簡単にいうと、低めの木を家の中に運んで飾ってごちそう食べてプレゼント交換したり遊んだりして、欲しい物を書いた紙を木に飾って枕もとに靴下置いといたら翌朝プレゼントが入ってる」

「楽しそうだしー」

「宴は夜だから、まずはプレゼント交換のプレゼントを買おうか。そうだな、予算は一万ウラで陰の二刻にここに集合。それからごちそうと木の準備だ!」

「おおっ!」

 さあ、とりあえず適当に貸家を取って、それからプレゼントだな。

※誰のプレゼントか予想してみましょう

「それじゃあ、乾杯!」

 カン、とグラスを鳴らす。うん、本当に何も無かったな?クリスマス回ってトラブルが付き物じゃないの?エナシェルディア様が頑張りすぎるの?

「早速ープレゼント交換だしー」

「いくのかい?そーれぐるぐるー」

「フロイデ、シェーネル、ゲッテルフンケン♪トホテル、アウスエ、リージウム♫」

「歌ってるユキネたん可愛い!でも歌詞が分からない……!」

「はい、ストップ!」

 あたしのところに来たのはイヤリング。小さな透明な宝石の嵌った金のものだ。

「これー絶対アリエントさんだしー」

「アイナさんは私を何だと思ってるんですか」

「だってーこれ明らかに子供用のー服だしー」

 しかもセンス皆無のデザインという。アリエントさんだろうなー。

「ユキネたんのプレゼントは何処に……!とりあえずこれは貰いますが」

 アリエントさんのは鈴か?

「僕のは……革のポーチかな?」

 ヤバい。めっちゃ楽しい。遊び倒した。

 翌朝、アリエントさんの悲鳴が聞こえた。

「何で、何でユキネたん等身大パネルが無いんですかあああ!」

「日頃のー行いだしー。ウチのところは来たしー」

「僕も来たんだけど」

「何……ですと……」

 自分の等身大パネルを用意するとか死んでもやだわ。良い子はみんな幸せになったので、クリスマスは大成功に終わった。

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