表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【連載版】転生女王の真っ黒覇権  作者: 羽狛弓弦
第3章 私が神になるまで
28/44

25 勇者マネジメント

なんとか書けた。

 さて、勇者はロミオさん一人でいいとしまして、ただ他の勇者に消えていただくなんてもったいない真似はしません。

 もちろん利用させていただきます。

 大陸中に魔王ミツキの恐怖を拡散させるために。

 魔王を倒すための勇者なのに、その勇者が倒されたら諦める人が出てきますからね。

 もうだめだと。


 しかし、ポッとでの勇者を倒しても効果は薄いです。

 まあ、異世界の勇者なんかはすぐに倒してもそれなりには効果は出ますが。

 何しろ勇者を召喚するためにかなりの代償を支払っていますからね。

 そんな勇者が何の役にも立たないですぐに倒されたとしたならば国の上層部はとてもダメージを受けることでしょう。

 でも、やるからには最大限の効果を発揮するようにしなければ。

 ただ、勇者として消えていただくだけなんてもったいない真似はしませんよ。

 ふふふ。


 では、どうすれば効率よく私の恐怖を広めることが出来るか。

 簡単です。

 勇者を倒せばいいのです。

 ただの勇者ではありません。

 彼なら魔王を倒せる。

 彼にしか魔王は倒せない。

 といった風に人々の希望を一身に担った勇者を倒せばいいのです。


 さて、人々の希望を一身に担った勇者とはどういうものかですが。

 まあ、名声のある勇者ですね。

 で、名声をあげるにはやはり実績を積むことが一番です。


 勇者として一番名声があげるのはやはり魔王をたおすことでしょう。

 まあ、それは却下なんですけどね。

 しかし、勇者として名声をあげる実績なんていくらでもあるんですよ。


 例えば、危険な盗賊団を壊滅させたり。

 或いは恐ろしいドラゴンを倒したり。

 或いはお姫様を助けたり。

 或いは魔王の手先を倒したりとね。


 これはほんの一例ですが、ここまでくれば彼こそが魔王を倒せる唯一の勇者だと人々は思うでしょう。

 そうやって名声レベルが極限まで上がった勇者を倒すほど効率の良いことはありません。

 各地に勇者はいるので広範囲にわたって情報もいきわたりますしね。

 一人の勇者ではその周辺でしか名声は上がらなくても、別の地域で活躍した勇者が別にいればそこでもその勇者の名声は上がりますしね。

 そして、実際に一番勇者に期待するのは勇者に助けられたりした人たちです。

 勇者がたくさんいるおかげでそういう人たちは広範囲にたくさん生まれます。

 そこで勇者を倒すといい感じになるわけですね。


 という事でこの魔王が勇者を影ながらマネジメントさせていただきましょう。

 やはり、まずは盗賊団ですかね。

 同じ人でありながら明確に迷惑をかけている悪しき存在です。

 そんな彼らを討伐したならば勇者としての格が上がるものです。


 という訳で名のある盗賊団に勇者の近くで暴れていただきましょう。

 正義の心を持った勇者ならきっと討伐してくれます。

 まあ、必要ならば私の手駒を使ってそうするように誘導しますが。


 例えば女好きな勇者なら女を使って。

 双子の妹が攫われたから助けてくださいなんて言えば一発です。

 特に異世界の勇者なら簡単ですね。

 度合いにもよりますが彼ら、自分が主人公だなんて思い込んでいますからね。

 良いですよ。

 存分に俺TUEEでもしてください。

 助け出した双子の妹もきっとあなたに惚れてくれますから。

 ふふふ。


 お次はドラゴンですね。

 まあ、ドラゴンに限らず人の力ではどうしようもない存在でいいんですけど。

 それこそ1体で町が崩壊する魔物とか、毎年生贄を要求する魔物とか。

 リンドちゃんのようにおよそ人の力ではどうしようもない存在を倒していただきましょう。


 倒しても問題はなく、勇者なら何とか倒せる条件に合った魔物の元まで誘導してあげます。

 手駒を使えば何とでもなりますからね。

 で、そんな人に害をなす極めて強力な魔物を勇者が死闘を演じて倒すわけですね。

 そして周辺の住民から感謝されるわけです。

 きっと勇者たちはこの戦いで充実感を得てくれるでしょう。

 勇者としての。

 なにしろ世界を救う旅に出て、初めてヤバい魔物を倒したわけですからね。

 これからの旅により一層力を入れて入れるでしょう。


 さらにお次は自分を召喚したり勇者に認定した国のお姫さまを助けていただきます。

 何故か魔王の手先に攫われまして、なぜか勇者の旅路にお姫様が囚われています。

 それを勇者が華麗に救出。

 お姫様も惚れることでしょう。

 そしてここで勇者が旅をしているところにも魔王の魔の手が伸びていることが発覚。

 人々は不安で夜も眠れないことでしょう。


 そしてここで勇者のいる近くの町を魔王軍が襲撃。

 現在張っている戦線から見てなんの戦略的価値もない町がなぜか襲撃されます。

 そこに現れる勇者。

 魔王軍をバッタバッタと薙ぎ倒します。

 正に俺TUEEですね。


 そして最後に現れるのは魔王四天王を名乗る人物。

 明らかに一般兵とは違い、オーラがにじみ出ています。

 これまでの魔王の手先とは格が違います。

 しかし勇者は臆することなく果敢に立ち向かいます。

 そして苦戦の果てに勝利を勝ち取りました。

 四天王という指揮官を失った魔王軍は撤退。

 こうして勇者の活躍によって無事に町は守られました。


 魔王にとって重要な人物と思われる四天王の一人を倒す勇者。

 この一件で彼こそが魔王ミツキを倒す真の勇者だという声は広がります。


 まあ、そんな真の勇者は大陸中で発生しているんですけどね、

 ふふふ。








気に入りましたらブクマや評価、感想などよろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ