1話 人生が変わり始めた物語
初めまして。薗澤 未来です。
これが初投稿になります。この物語は妄想の世界から始まりましたかな〜
とりあえず皆さんがドキドキワクワクと楽しめるような作品にしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします!
ある街に住む人間が嫌いで話すのが苦手な中学一年生春から中学二年生になる少女「立石希美」。それがある日の夜なんらかの原因の
半死になった。
気がついたら目の前に大柄なおじさんと、双子みたいにそっくりな細身の男性がそのおじさんの右と左にいた。
なにやらこちらをじーーーーーっと見ている。何か話してくるのを待ってるかのように。
(え。待て待て待て待て。知らない男の人が三人いるし…いや、知らないおじさんと男の人二人か…)
「待てぃ!!おじさんとは失礼だぞ!!この儂に向かって!!」
ビクぅぅぅ!!
いきなりおじさんが怒鳴ったものだから希美は分かりやすくビビった。
(え???何も言ってない。何も言ってないよ私。)
希美は慌て考え、遂には頭を抱え込んでしまった。
「言ってなくても聞こえておるわ。お前、"立石希美"だろ?」
余りにも怖い顔でフルネームで希美の名前を言った。
「は、はい。そうですけど、何故言ってなくても聞こえたのです?…って、それより今この状況なんなのか教えて下さい!!」
希美の言葉に三人の男はアイズを交わし、おじさんの左側にいる男が喋った。
「''立石希美''。貴方は今半死状態になっている。」
余りにも真剣な顔で率直に言葉にする左の男性(一号)希美が驚いてる事はスルーして次に喋る右の男性(二号)
「私達は神と、閻魔。」
(いやいやいやいや、これ現実的におかしすぎる。半死状態ってのは納得出来るが、流石に神と閻魔は…)
心の声が聞こえている事を忘れ丸出しにして話す希美に対して真ん中のおじさん…閻魔が喋った。
「お前の半死の原因の一部、魔獣という化け物が原因だ」
「え。えぇ???」
「魔獣。それは、人間の悪の心が塊になったものだ。」
知らない単語が出てきて余計に混乱が強くなる希美。
「話せばちょっと長くなる。」
神(一号)が語り始めた…
それは、つい十年程前の事…変化が起きた。
人間から次々と黒いモヤが出ていきそのモヤが合体していく。最もそのモヤは人間には見えない。それにいち早く気づいた神(一号と二号)と閻魔。やがてそのモヤは形になり、一つの魔物へと変わった。それを、魔獣と呼ぶ。