藍哉の出来事~後編~
藍哉は幻に連れられ平地に連れて来られた
辺り草原という平和な時代だったら毎日でも通いたくなってしまうような場所だった。こんなところを汚い血で汚すのが災厄だ
眉間に皺を寄せると幻がニコニコしながらはい、これが刀を渡してきた。
どう見ても安物で本気で斬り込めば折れる可能性がある
「・・・黎司、樺緒羅様の仇を打ちますね?それが紫龍様が望んだ事なので」
剣の先を黎司に向け微笑むと真っ青な顔をしながら震えていたがしっかり剣を握り対していた
幻が始めの合図を出すと黎司が仕掛けてきた
藍哉、緋棲那が認めていた、普通の者より早い瞬発力で、懐に入ってこようとするが藍哉が評価したのは右目を開けていないときの話
今は違う目を開けている
「ねえ、お前ってさあ?本当は弱いだろ?いつも樺緒羅様の相手をしてる姿なんて見たことねえし、お前の得意なものって武器だろ?」
ニヤリと悪態ついたような笑みで黎司を誘い思いっきりとび膝蹴りされた黎司は後ろに吹っ飛び背中が地面に付くと思ったとたん。藍哉は黎司の後ろに回り込み殴りつけた。
普通の人間であっては短時間にそこまで動くことが出来ない
そこで確信を持った誇琳は機嫌よくその光景を眺めていた
大分弱ってきたところで藍哉は黎司の背後に回り喉袋を一刀
そこで黎司は事切れた
すぐさま藍哉は自分の髪を結んでいた紐を黎司の手首に巻きつけた
その後から藍哉への拷問が始まった