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黎明~変わらぬ誓い~ 前編  作者: 香蓮
謙棲14歳 藍哉21歳
10/18

黎司の死、藍哉の身に危機!?

馳賢他数名の家来たちが死んだ。

犯人は馳賢の執事黎司である

しかし、その黎司は逃走行方が分からなくなったのだ―――――

大広間、そこには嘩緒羅、緋蘇那、謙棲それに…藍哉が紫龍の前に座っている

緋蘇那と嘩緒羅は紫龍に怪我は心配ないと話していなか、謙棲は一人心落ち着かなくしていた

隣にいる藍哉から放たれているオーラが怖いのである。

嘩緒羅も顔を真っ青にしてどきどき藍哉の方を見る

すると藍哉と、紫龍が言うと顔をあげて紫龍を見た、その藍哉の目の下には隈ができていてここ数日寝てないことがわかった。

謙棲も藍哉が疲れていると分かっていた。今まで敬語=笑顔でいた藍哉がここ数日目付き悪い=口調が怖いのである。

それが本性だと紫龍は知っているので口に出さない

「藍哉、黎司は見つかったのか?」

紫龍は膝をたて黎司の行方を聞いたが、藍哉は首を二回ほど横へ振った

「だが、推測できる場所が一つだけある。黎司はここのもと王の息子だ。そんなやつが逃げ込める場所は…「地下街、そうですよね?藍哉さん?」

藍哉が言う前に丁寧であるが芯が確りと入った声の緋蘇那が言うとああと、短く返事をした

すると敦煌は小さく地下街かと、ため息混じりで言った

「それについて紫龍様、一度謙棲様との契約を破棄したい」

藍哉の破棄という言葉に謙棲は静だが涙を流した

今まで自分を避けてやめていった紫龍無理矢理の執事たちの事を思い出したのだろう

「しかし、黎司の件が終わったらまた戻ってる。俺が一度地下街に戻り黎司を探り殺す。粛清とでも言えば終わるだろ?

藍哉の考えを聞いた謙棲はほっと胸を下ろしたように見えた。紫龍も考えていたがそれでいいと認めてくれた

その後小汚なそうな色で急いで仕立てた服を着て

行ってきますとでていった

それから数ヶ月帰ってこなかった…

それから一月が過ぎた頃人の死体が出たと町で大騒ぎとなった

紫龍たちは急いで駆けつけて見た光景は…

死体の正体は黎司であった。

その黎司は喉袋を一刀で亡くなっている

相当の手練れの仕業だと町人は噂をするが、黎司の手首に藍哉が使用していた髪紐が痕の付かない程度に縛られていた

藍哉が殺した、紫龍たち4人はそう確信したが一向に藍哉は謙棲の元に戻ってこない…

それから紫龍は町中の人々に藍哉の捜索願いを出して一緒に探しても見つからなかったがある日突然姿を表した

その時藍哉はボロボロの状態であったが手にはしっかりと隣国敵対するの王紋が入った書状を持っていた

急いで治療に取りかかった藍哉だが左肩を外され全身青ざ切り傷が多くあった

あの志那鴿家の者が拷問されていたのである

そのまま藍哉は3日目を覚ますことがなかった

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