藍哉の人生
ある国を納めている王様がいた
名を敦煌 トンコウ
五年前に敦煌がこの国を納めてから、世の中が大きく変わってしまった
金のないやつは家もない、食べるものもない。餓えて死ぬのを待つだけ…
そう、今の俺のように
俺はあまり言いたくないが戦闘部族だ。それも戦闘部族一番の部族志那鴿家の長の長男だ
だが俺たち戦闘部族は人間たちの手で滅ぼされてた。
自分たちに従わないような化け物はこの世に入らないとでも言いたいように、次々に殺された
俺の親も俺に長の証の耳飾りを託し行方不明になった。
それから俺は人間が怖くなり普通の人間のようにしていたある日、人身売買に捕まり売り飛ばされそうになった時必死に逃げた
逃げて逃げてようやく人目につかないところ逃げ込んだその時
「そこの童子、人売りが必死に探している“藍哉”かね?」
後ろから声をかけられ、それも名を呼ばれとっさにっ振り向くと耳飾りについていた鈴がほのかに鳴った。
「…俺が藍哉だが何か」
男に警戒しながら睨みつけると、ほのかに男の口元が上がったのを藍哉は見えた
とっさに後方に逃げようとしたが時は遅く腹部に鈍い痛みを感じ目の前が霞だした
「クッ!!…クソ…タレ!!…」
悔しそうに睨みながら地面に倒れこみ動き出さないのを見て男は微笑んだ
「紫龍様、こいつを連れて帰るおつもりですか」
連れの1人が藍哉をごみでも見るような目をして藍哉を蹴った
するとすぐに紫龍が止めろと、睨むとスミマセンと、後ろに下がった
「やっと見つけることができた。これでよかったよな―――」
紫龍の連れが藍哉を持ち上げ城へと帰っていった
名前が難しい漢字でしたが大丈夫でしたか?
これからもっと人物がふえわけ分からなくなるかもしれませんがよろしくお願いします!