君と僕
はじめまして!!この作品が目に止まったあなた!!そうあなたです!!恋してますか!恋感じてますか!そんな作品にしたいと思っています!批判、批評、応援なんでもありです!
僕には、これといった特技がない。小さい頃、母に連れられて水泳を始めた。しかし僕には才能がなく他の人たちより上達速度が遅かった。僕は、みんなが羨ましかった。なんでそんなに泳げるの、なんでそんなに努力できるの。そう思ってから水泳が嫌いになった。僕には、才能がない。続ける努力もできない。これといった才能もない。でも、君と出会った日から、僕の錆びついた歯車は動こうとしていた。
中学生になった。あの頃、僕が想像していた中学生にだ。でも心は小学生のままだ。いつになったら大人になるんだろうと考えてた。でも、大人になりたくないと思ってしまった日が来た。君と出会った時だ。学校に通う日常の中で、隣の席に座っている君の存在は、いつの間にか特別なものになっていた。朝のホームルーム前。教室には早くから来たクラスメイトがいた。僕はそっと窓際の席座る。僕にとってこの席が唯一の安らぎの場だ。窓の外を眺めると春の残り香を感じさせる風が入ってきて、カーテンがゆらゆら動いてる。景色を眺めていると隣の席に彼女が座った。小柄で黒髪ショート、おしとやかそうな見た目をしておりハムスターのような愛くるしさをしており、彼女が隣に座ったとき、金木犀のようないい匂いがしそうな彼女が座ったのだ。
「おはよう、朝霧(朝霧)くん」
小さな声で、ふわりと彼女が挨拶する。僕は軽く会釈するのが精一杯だった。
彼女−−神崎奏は、同じクラスの中でもあまり目立たない存在だった。僕と同じくらいだと言いたいところだけどそんなことを言ってしまったら僕は本当に終わってしまう。彼女は、クラス中心から少し距離を置いているように感じられたが彼女には不思議な魅力があった。ノートを書いているときも、本を読んでいるときも、窓の外をぼんやり眺めているときも、目が離せない。つい目で追ってしまう、そんな魅力があった。僕は、これは論文を書けるのではと思ってしまったが、なんてキモいことを考えてるのだろうと心の中で反省した。でも、こんなことを考えてしまうのはクラスで僕だけなんだろう。そんな風に思いながらも、僕は知らず知らずのうちに彼女の仕草や、表情に目が奪われる。どうしてだろう、彼女のことが気になって仕方がない。そんなことを考えていると彼女がそっとこちらを向き、何かを言おうとして口を開けた。
「ねえ朝霧くん、…何か好きな本ってある?」
予想外の質問に戸惑いながらも、一瞬言葉を詰まらせながら、振り絞った声で僕は答える。
「好きな本か…あ、そういえば最近推しの先生が新作をだしたんだよ。」
そう答えながら、僕の心に小さな火が灯った。これがきっかけなんて微塵も思いもしなかった。
最後まで読んでくれてありがとうございます。この作品が初めて書いた小説です。物語の構想はかなり先まで考えているのであとは肉付けしていき、どうやったら読者の皆様に面白いと思ってもらえるか勉強していく所存であります。