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ドラゴンフェイサー  作者: 鋼輝
61/75

第五章(最終章) 絆 第2話

時は約5000年前

ゲインとネロのストーリー……

ゲインは度々リエラと会い、外の色んな事を学んでいく。村の様子、天気、人との接し方……ゲインはリエラから沢山刺激を受け成長していく。そんな中………


ネロ「順調だ………

まるで普通の人間の様に感情を持ち、会話

が出来る様になった……」


ゲインとリエラはお互いに打ち解け合い、やがて愛情が芽生え始めていた。

ゲイン「君が許してくれるなら、俺とずっと一緒

に暮らして欲しい。一緒にいたいんだ」

リエラ「ゲイン………私も貴方と一緒にいたい」


そして一緒に暮らす事になった。

ネロ「おめでとう!ゲイン!

素晴らしいじゃないか!」

ゲイン「ありがとうございます、父上。

色々と荷物の整理がありますので、ここ

で失礼します」

ゲインは家から出る準備をする為、ネロの部屋から出た。

ネロ(……良いぞ、ゲイン………やがて子を身

篭って、その子が強力な力を持つ事を祈る

としよう……)


こうして二人の生活が始まった。平和な時間が二人を包んで、まさに幸せな家庭だったのだ。

そんな幸せな日々が続いていく中、白龍族と黒龍族の戦争が勃発した。二人が出会ったあの森で領土争いが始まり、その争いは激化していく。


リエラ「ゲイン……無事で帰ってきて……」

ゲイン「ああ、分かってる」

黒龍族に属していたゲインは、白龍族を森で迎え撃つ作戦のメンバーに加えられていた。

黒龍族の剣士団は森を目指して侵攻する。白龍族も森を隔てて反対側から侵攻してきた。

森は剣で戦うには少し狭く、隠れる場所も多くある。両軍は慎重に歩みを進めた。

そして、森の中心部の少し開けた場所で両軍は鉢合う。


白龍族剣士「見つけたぞ!」

「ここは我らが制す!」

「行くぞ!」

黒龍族剣士「負けられるか!やるぞ!」

「かかれ!」

両軍「うぉぉぉぉぉぉーーー!」


両軍の激しいぶつかり合い。あちこちで剣の撃ち合いの音が響く。ゲインは敵に見つからない様に、白龍族の本体を目指して向かっていた。

ゲイン(本体を落とせば俺達が勝てる!)

隠れながらジリジリと進み、白龍族の本体と思われる小隊を見つけた。

だがなんとそこには、指揮をしているネロの姿を見つけた。

ゲイン(な!何故父上が?!)


若きし頃のヴァズ「ネロ、私はここで待機なの

か?……良いのか?」

ネロ「構わん。お主はいずれ大切な人材だ。

今行って無駄に命を落とす様な事がないよ

うにしなければな」

ヴァズ「了解……」

ゲインは気配を消して茂みに隠れてネロが指揮している姿を見ていた。だがその時…

白龍族剣士「……! 誰だ!茂みにいるのは!」

ゲイン(見つかった!)

白龍族剣士はゲインに向かって剣を構え向かって来た。

ゲイン(やるしかない!)

ゲインは茂みから出て剣士と交戦する。

白龍族剣士「お前!黒龍族だな!はぁ!」


ガキンッ! ズバッ!


白龍族剣士「うわぁ!………」

ゲインが勢いよく剣で斬ったせいか、返り血を顔面から浴びてしまった。返り血はゲインの顔面の全体にかかり、口にまで入ってしまった。

ゲイン「うわ!………?」

ゲインは口に入った返り血を吐き出そうとしたが、ある事に気付く。

ゲイン(な、なんだ……嫌な感じがしない……)

その様子をネロは無表情で見ていた。ゲインの様子が少しおかしい事にネロも気付いたのだ。

ネロ「ヴァズ…それから他の剣士達、私を一人に

してくれ……」

ヴァズ「しかし護衛が………」

ネロ「構わん!早く行け!」

ネロは鋭い目付きでヴァズ達を見る。

ヴァズ「わ、分かった……」


しばらくしてから、ネロはゲインに歩み寄った。不思議そうにゲインを見つめる。

ネロ「お前……血を飲んだな?何故だ……」

ゲイン「父上!貴方こそ何故白龍族についている

んだ!貴方は黒龍族……」

言いかけたゲインを遮る様にネロは言う。

ネロ「私の質問に答えろ!」

ゲインは少し黙り、そっと返した。

ゲイン「………父上……血が……美味いと……

思った…………俺は……………」

ネロ(マズいな……何かが起きる予感がする)

ゲインはこの時、血を飲んだ事で自身の中の力が回復する感覚に目覚めたのだ。



その後白龍族達が勝利し、森は白龍族の領土になった。リエラと出会ったあの場所は、もう二度と足を踏み入れる事が出来なくなったのだ。

ゲインは戦争後、ひとまず無事に帰る事が出来たが、あの時以来からゲインの身体に異変が出てき始めていた。


リエラ「ゲイン、夕食の用意が出来たよ」

ゲイン「ありがとう……」

リエラ「………ねぇ……なんか最近元気ないみた

いだけど、何かあった?」

ゲイン「……分からないんだ………」

リエラ「………え?」

ゲイン「リエラ……君の作る料理の味が……

感じ取れないんだ………」



ゲイン・デウ・ファウル……

26歳の出来事……



─────第3話に続く─────





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