第四章 神々へ…… 第11話
バリウス達は帰ってきた。そこでカーンがネロの元に向かった事を知る。
カーンはネロと激しい戦闘を繰り広げていた。
カーンは………
ネロとカーン。カーンがまだ子供の時に数回接していた。
その後ネロは姿を消し、現在に至る。
やがてカーンはある事に気付いた。
カーン「…………お主……ネロではないな?」
ネロ「フッフッフッ………流石だカーン………」
カーン「おかしいと思うとったんじゃ……
ネロは確かに今の現存の人類に産まれた
御子じゃ。じゃが、ヴァズが神の審判を
二度行っていると言っていた……
お主は何者じゃ………」
ネロ「フッフッフッ………良いだろう…冥土の土
産に教えておこう。
我は『カノン』……」
カーン「…なんじゃと?!」
ネロ(カノン)「ネロは奇跡の子だ。此奴の肉体は
我の器に相応しい存在だった。
少しずつ意識を我の意識に置き換
えれば、いずれは我の肉体として
乗っ取れる……
まぁ、現にそうなったがな……」
カーンは身構え、手に持った杖に隠しておいた自身の槍を手に取った。
カーン「やはりお主をここで封印せねば!」
─────カーン邸内─────
バリウスとユリウス、そしてヴァズはカーン邸の応接室に戻って来た。その気配を察知して、リサ、シヴァ、ドルテ、サッド、デイジーが応接室にやって来た。
リサ「バリウス!」
バリウス「リサ、ただいま」
ユリウス「兄貴!時計を見てくれ!」
バリウス「………え?!」
ヴァズの領域内で二人は確かに5日間という時間を過ごしていたはずが、カーン邸の時計に記されている日付けは2日しか経っていなかった。
ヴァズ「時間経過をずらしたんだよ……!!」
ヴァズはある気配に気付いた。シヴァは慌てた様に言葉を放つ。
シヴァ「バリウス!カーン老師が!……ネロと戦
いに行った!」
バリウス&ユリウス&ヴァズ「……!!」
カーン「ワシの目に見えているのはネロ!お主
じゃ!ワシはお主を封印する!」
カーンはオーラを収束させる。
カーン「覚悟せい!ネロ!」
カーン『行け!結晶縛』
ダイヤモンドで構成された拘束具がネロの手足や身体に現れ、ネロを強く拘束した。
ネロ「………フッ……」
ネロは身動きが取れない状態にも関わらず笑みを浮かべている。
ネロを拘束した状態で続け様にカーンは畳み掛ける様に攻撃する。
カーン『岩龍癖・挟弾!』
ゴゴォォォォーーーン!!
カーンは巨大で分厚い岩の壁をネロの両サイドに錬成し、ネロを勢い良く挟む形で衝突させた。
岩は衝突で細かい石となり周囲に散らばる。そしてようやくネロの姿が確認できた。
カーン「多少は効いたようじゃのぉ」
ネロ「今はこの身体でしか我は存在出来んのだ。
あまり傷付けられては困るな……」
カーン「存在する事は許されてはおらん!」
ネロ「ではこちらの番かな?」
ネロ『我の力の前に汝らの力を示せ……』
カーン(汝ら……じゃと?……まさか!)
ネロ「お主達では不可能な複数召喚だ!」
ネロ『出でよ!火のエレメント、サラマンドラ!
……空のエレメント、ウインドルフィア!
……水のエレメント、アクエイル!』
赤い身体に強烈な熱を帯びた火のエレメント、サラマンドラ。青い身体がしっとりと湿る水のエレメント、アクエイル。ヴァズとの戦闘で召喚された水色の身体に大きな翼の空のエレメント、ウインドルフィア。
3体の巨大なドラゴンがネロの背後についた。
カーン(もはやデタラメじゃの……)
ネロ「カーン……火、風、水が混ざると何が起こ
ると思う?……頭の良いお主は分かるか
な?」
カーン(……!! マズイ!)
ネロ『ヒートミストウェーブ・サイクロン!』
3体のエレメントが同時にブレスを放ち、それが融合して一つの攻撃になった。
カーン『岩龍弾・重壁!』
カーンは錬成した岩のカプセルで防御する。
ズバァァァァァァーーーーー!!
ネロの攻撃がカーンに炸裂した。
…………カーンの運命は…………
────第12話に続く────




