表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴンフェイサー  作者: 鋼輝
53/75

第四章 神々へ…… 第7話

ユリウスはカーンの言う通りにヴァズを連れ帰った。そしてヴァズはカーンとユリウスに語る。

長い眠りからバリウスも遂に目覚め、そして今後の動向が………

──────カーン邸・地下室──────


薄暗い地下室の中でヴァズはゆっくりと目を覚ました。地下室には厳重な結界が張り巡らされており、ヴァズが暴れられない様になっていた。

ヴァズ「フッ……用心深いな………」

しばらくするとカーンとユリウスがやって来た。

カーン「随分やられたみたいじゃが?…」

ヴァズ「………フッ……ネロを狙ったらこのザマ

さ。やはり奴は強い……」

ユリウス「アンタ、神の仲間だろ?何故そんな事

する……」

ユリウスの直接的な質問に少し黙ったが、決意したのかゆっくりと語り始めた。

ヴァズ「…………止めたかったんだよ……」

カーン&ユリウス「……!」

ヴァズ「繰り返される『神の審判』、神の私利私

欲の為に多くの犠牲が出る。

過去に二度行われた審判で、ネロの目的

は達成されなかった」

カーン「なんと!……」

ユリウス「それが神のする事かよ!」

ヴァズ「私もそれを知ったのは、ネロから正式に

神としての力を与えられた時に聞かされ

た話しからだった……

許せなかったんだよ、ネロを……」

カーンとユリウスはこの時、ヴァズに戦意が無いことを実感した。


一方その頃、別室で眠っていたバリウスが目を覚ました。実に15日もの間眠ったままだったのだ。

バリウスはゆっくりと身体を起こしふと気が付くと、リサがベッドに上半身を預ける状態で座ったまま、そしてバリウスの手を握って眠っていた。

バリウス「…リサ……」

バリウスはリサの頭をそっと撫でた。

バリウス(あれは夢だったのか?…それとも…)

バリウスはリサの頭に優しく手を添えて考えていた。

あの空間は何だったのか……今のバリウスにはもはや知る由もない。

ようやく意識がはっきりしてきたのか、ふと窓の外に目をやる。部屋はランプの灯りで薄らと明るかったが、外は静かな夜だった。

バリウスはリサを抱え、ベッドに寝かせた。入れ替わりにバリウスが椅子に座り、そこで眠った。



次の日、地下室に張り巡らされていた結界は解かれ、ヴァズは応接室のソファに座っていた。そこへバリウスと鉢合わせする。

バリウス「……!」

バリウスは慌てて剣を構える。しかしヴァズはバリウスを見て言った。

ヴァズ「剣を下ろしてくれ。今は其方とやり合う

つもりはない。」

バリウス「………」

戦意が無い事を察知したのか、バリウスは剣を下ろした。

ヴァズ「其方の仲間全員に伝えたい事がある。

………神についてだ……」

そこへカーンが来た。

カーン「左様。バリウス、身体は?」

バリウス「お陰様で大丈夫です。ありがとうござ

います」

カーン「礼なら、お嬢ちゃんにも言いなさい。

ワシだけでは助ける事は不可能じゃった

よ……」

ヴァズ「バリウス……事情はともあれ詫びよう」


こうして応接室に全員が集められた。ドルテが呼びに行ったのか、シヴァ、デイジー、サッドの三人も久しぶりに集まった。

サッド「剣王!……お久しぶり!」

バリウス「サッド、腕上げたな!」

デイジー「リサちゃ~~ん!久しぶりだよ~!」

リサ「そうだね!うふふ……」

シヴァ「老師、お元気でしたか?」

カーン「お陰さんでのぉ」

シヴァ「この者が………」

カーン「うむ、神に仕えていたヴァズじゃ」

シヴァは少し警戒し、ヴァズに剣を向けた状態で言葉を放つ。

シヴァ「ヴァズ、妙な真似をすれば………

分かっているな……」

ヴァズ「そのつもりは無い……」

シヴァは剣を下げ、ゆっくりとソファに座った。

全員が集まったタイミングでカーンが話し始めた。

カーン「皆に集まって貰ったのは他でもない。

来たる『神の審判』の事じゃ……」

ヴァズ「私から話そうカーン……」

カーンは頷き、椅子に座った。


ヴァズ「神の審判を止めるぞ!」




─────第8話に続く─────


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ