表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴンフェイサー  作者: 鋼輝
52/75

第四章 神々へ…… 第6話

ネロはついに『神の審判』を開始しようとするがそこへ……

そしてバリウスがいる不思議な空間で出会ったエリザ。二人は………

ネロ「世界を無に……新しいスタートだ……」


世界はこのまま滅びゆくのか………


「この時を待ってたぞ!……ネロ!!」

ネロの背後に現れたのはなんとヴァズだ。剣を背中から貫通する程深く突き刺す。

ヴァズ「其方の領域内ではこちらが不利だったか

らな!機会を待ってたぞ!……ネロ!」

ネロ「ほぉ……それで我を倒せたと思うか?」

ヴァズ「……な!何?!」

背中から肺を貫通して胸にまで到達しているはずの剣が刺さったまま、血も流さずにヴァズに話している。

ネロ「お主の剣如きで我が倒せると思ったか?」

ヴァズは剣を抜き再びネロに襲いかかる。

ヴァズ「私が黙って貴様に服従してたのはこの為

だ!…貴様は私が葬る!」

ネロ「フッ………つまらん奴だ………」


ガキンッ!


なんとネロはヴァズが振った剣を腕で受け止めた。皮膚には傷すらない。

ヴァズ「……!……なんだと?!」

ネロ「今更驚く事も無かろう……我が力の事はお

主が一番よく分かっているはずだ」

ヴァズ「…クッ!……」

ネロ「我が龍族をこの世に誕生させたんだぞ?

言うなれば、龍族の全ては我の力の欠片な

のだ。……その証拠を見せてやろう……」


ネロ『我の力の前に汝の力を示せ……

出でよ!ウィンドルフィア!』


なんとネロは空のエレメントであるドラゴンを召喚した。水色の身体に大きな翼を持つ。

ネロ「エレメンティストは命懸けでエレメントを

召喚するが、我にとっては容易い。」

ヴァズ「…な……」

驚きのあまりヴァズは言葉が出ない。

ネロ「コイツは天候を操る空のエレメントだ。

その意味が分かるな?………」

ヴァズ(コイツはヤバい!)

即座にその場から離れようとするが……


ネロ『ウィンドルフィア!竜巻!』

ウィンドルフィア『グォオオオオオ!』


ヴァズを取り囲む様に竜巻が発生。逃げられない。ヴァズは身動きが取れなくなった。

ネロ「風だけではない……もう分かるだろ?」

ヴァズ「……!!」

ネロ「フッフッフッ……雷だ……」


ゴロゴロ……ピカッ!ドォン!


ヴァズ「うがぁぁぁ!」

ヴァズは雷に打たれて海へと落下していった。そして役目を終えたウィンドルフィアは姿を消した。

ネロ「フッ……召喚させよったか……少しオーラ

を消耗したではないか……」


ヴァズは空高いところから落下、海に落ちた。

雷の一撃は流石のヴァズでも抵抗出来ない。

するとそこへ気配を感じ取っていたユリウスが空中浮遊でやって来た。

ユリウス「……?……あれは……」

海に浮かんでいる人物を発見する。

ユリウス「……!…アイツは!」

ユリウスは海に浮かぶヴァズの所に向かった。近くまで来て気付いたが、かなりボロボロになっていた。

ユリウス「どういう事だ?」

するとヴァズはゆっくりと目を開け、ユリウスに話す。

ヴァズ「やら…れた……」

ユリウス「貴様!兄貴をあんなにしておいて何助

けを求めてんだよ!…ふざけるな!」

ユリウスがその場を離れようとした時、頭の中にカーンの声がした。

カーン(ユリウス……其奴をワシの所に連れて来

てはくれんかのぉ……)

ユリウス「老師!コイツは兄貴を……」

カーン(頼む!ワシが保証しよう!)

ユリウスが言いかけた時、カーンは制止する様に言った。





──────???──────


バリウス『後悔してた!……君を助けられなかっ

た!…オレが未熟だったせいで……』

エリザ『そんな事……私は貴方からたくさんの愛

情を頂きましたよ』

バリウス『こうして会えたんだ!君とは離れなく

ない!』

エリザは優しい笑みを浮かべてながらバリウスに話す。

エリザ『私はずっと傍にいますよ。

貴方は既に感じ取っていたはずです。最

初から今に至るまで……』

バリウス『………はっ!』

エリザ『……そう……リサさんです……』

初めて会った時から強く感じ取っていたリサのカルディスとしての気配、それはエリザの生まれ変わりのものだった。

何も言わずにずっと一緒に居てくれていたリサは、リサ自身は何も分からなかったが、エリザの魂が転生している事でバリウスの傍にいるのが良いと何気なく察知していたのだ。

エリザ『もうここへは来ては駄目ですよ……』

バリウス『……エリザ………』

バリウスは涙が止まらなかった。

エリザ『私の分まで、リサさんを守ってあげて…

約束です……』

そう言ってエリザは船に乗ったまま、また向こう岸へと移動する。振り返らずに……

バリウスは離れるエリザの背中に向かって叫んだ。

バリウス『エリザー!約束する!………

もう失わない!……守ってみせる!』

エリザは振り返らずにうつむき、大粒の涙を流した。


エリザ〖ありがとう……ずっと愛してます……〗




─────第7話に続く─────





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ