表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴンフェイサー  作者: 鋼輝
43/75

第三章 古代剣士 第12話

ついにバリウスの力が始動する。

二人を相手にバリウスは……

そして………


バリウスから強烈なオーラが発せられている。

シリウス「ほぉ……」

ユリウス「やっぱり取り戻したか……」

紅く鈍く光る眼でバリウスは二人を睨む。母を殺され、そしてクリスタリカ王女であるエリザを殺された怒りがここに来て爆発したのだろう……バリウスは強烈な殺気に満ちていた。

シリウス「面白い……」

シリウスのその一言が合図かの様にユリウスとシリウスは同時にバリウスに襲いかかる。挟み撃ちする形でバリウスに斬りかかったが……

シリウス&ユリウス「……?!」

ユリウス「何処だ!」

シリウス「ぐふぅぅ!」

ユリウスが叫ぶと同時にバリウスはシリウスを柄で殴りつけた。シリウスは飛ばされ、建物の壁に激突する。

ユリウス(これが完全復活の兄貴か!)

ユリウスはバリウスから距離をとるが間に合わない。バリウスはユリウスに即座に追いつき、一振浴びせる。


ヒュン! ……ガキンッ!


ユリウスは堪らずガードしたが、強烈な一撃で飛ばされた。

ユリウス(チッ…親父と兄貴を倒して俺が力を手

に入れるはずだったのに………

なんだコイツは!)

程なくして、瓦礫の中から飛ばされたシリウスが出てきた。

シリウス「はっはっはっ!良いぞ!バリウス!

お前を殺してその力を手に入れる!」

バリウスは無言でシリウスに目線を移す。

シリウス「そうだ思い出した。確か、オーラ解放

だったか。お前はそれを使ってるの

か?だとしたら不便だなぁ、白龍族っ

  ていう奴らは……」

バリウス「………」

シリウス「白龍族は自身のオーラをエレメントに

渡して、その代償にエレメントから

オーラを借りて戦う種族だ。まぁ、

戦闘しながらそれをしてるなら器用

ではあるが、結局は等価交換だ。

そしてオーラ解放は、生命維持の為

のオーラ以外を全て渡して等価交換

する技だ。諸刃の剣だよなぁ。」

バリウスはゆっくりとシリウスに近付く。

シリウス「だが、黒龍族は違うぞ?バリウス。

黒龍族は、自身のオーラとエレメン

トのオーラを混ぜ合わせて能力を底

上げする種族。その混ぜ合わせる分

量は0から100だ!」

シリウスは続けて叫ぶ。

シリウス「お前達のオーラ解放とは違う力を見せ

てやろう……『オーラ全転!』」

少し距離をおいた位置から見ていたユリウスは咄嗟に離れる。

ユリウス(あの状態の親父はヤバい……

古代から生きる剣士だからな……)

シリウスから強烈なオーラが放たれた。

シリウス「これは白龍族の様に、自身の身に返っ

て来ることはない!…いくぞぉ!」

シリウスはバリウスに突っ込む。

シリウス「はぁぁぁ!」


カシャン!カシャン!カシャン!カシャン!

カシャカシャカシャカシャカシャカシャ!


激しい撃ち合い。あまりの速さでユリウスにはほとんど見えていない。

ユリウス(あの二人……バケモンか……)

バリウスは素早い攻撃の合間を縫って少し強めの振りをシリウスに叩き付ける。


ガキンッ!!


シリウス「くっ!」

その隙にバリウスは掌をシリウスに向ける。


ドンッ!! ………ズバーン!


するとシリウスはまた瓦礫の山まで吹き飛んだ。

ユリウス(?!……何が起こった?!)

シリウスは素早く起き上がった。

シリウス「まさか白龍族と黒龍族のオーラの混在

と覚醒に成功しているのかお前……」

バリウスはまたゆっくりとシリウスに近付いていく。そしてシリウスは構えた。

シリウス「良いぞ!バリウス!

その力貰い受け取る!」

シリウスがバリウスに剣を向けて構えた瞬間…


スパッ…………


シリウス「うがぁぁぁ!」

シリウスの腕が一瞬で斬り落とされた。そしてバリウスは剣をシリウスに向け言葉を放つ。

バリウス「貴様が神になって何になる…」

シリウス「フッ……俺が神になり、この世の全て

を手に入れる!ネロがした様にな!

全て俺の意のままだ!こんな素晴らし

い事は他にない!もう一度最強の龍族

の世界を作り上げる!そしてその頂点

に立つのが俺だぁ!」

バリウス「くだらん………死ね……」

バリウスが剣を構えた瞬間、ユリウスがシリウスを抱えて少し距離をおいた。

バリウス「ユリウス…何のつもりだ!」

ユリウス「この時を待ってたぜ……」

ユリウスはシリウスのオーラを吸収してしまった。オーラを抜き取られたシリウスは一気に老化し、呆気なく死に至った。

ユリウスからおぞましい程のオーラが感じ取れる。バリウスは身構えた。

ユリウス「最初からこれが狙いだったんだよ…

誰が好き好んでクソ親父に付くかよ」

バリウス「ユリウス…お前の狙いは……」

ユリウス「俺が神を殺す。『神の審判』を、この

俺が止める!

神を殺すには、兄貴…アンタのその力

も貰わないとな……」

バリウス「目的はオレと同じだ!争う必要はない

だろ!」

ユリウス「知ってるか?……

元々俺達兄弟は一人の身体だったんだ

よ。オーラが強烈だった為に分裂して

双子になったんだとよ。そこのクソ親

父が言ってたぜ」

バリウス「な……なんだと?!」

バリウスは衝撃の事実に驚く。

ユリウス「今なら一つに出来ると思うぜ…

俺が神を超える!死ね!兄貴!」


白龍族と黒龍族の力を両方受け継ぐ二人、禁断の双子同士の決闘が始まろうとしている……





ネロ「始まったな…『審判の子』の争いが……」



─────第13話に続く─────



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ