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ドラゴンフェイサー  作者: 鋼輝
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第三章 古代剣士 第6話

眠りから目覚めたバリウス……

そして玄関先から呼ぶ声……

ジリジリと迫り来る敵に対し、バリウス達は……

バリウスは目を覚ました。目を開けると目の前にはリサの顔があり、またもやリサの膝枕で眠っていた事に気付く。

リサ「大丈夫?…突然気を失ったみたいだから」

バリウス「あ、ああ大丈夫」

2回目の膝枕でちょっと気まずかったのか、バリウスは起き上がった。

バリウス「夢を見てた……」

リサ「夢?」

バリウス「母に会う夢だ。

………夢だったのか?……」

リサ「この剣にはバリエラさんの結晶が入ってる

んだよね。ひょっとしたら直接バリウスの

意識に入り込んだのかもしれないね」

バリウス「ん~……」


ピンポーン……「カルディスさん!」


玄関の扉の外から女性の声が聞こえた。

リサ「あ!大家さん!……」

そう言って出ようとした時、バリウスはリサを止めた。

バリウス「待て!……人じゃない!」

リサ「え?!」

  扉の外で激しくノックしながら、家主と思われる女性がリサを呼んでいる。

家主と思われる人「カルディスさん!いるんで

しょ?!お話しがあるので顔出

  して頂戴!」

リサは返事をせずに恐る恐るドアスコープを覗いた。

リサ「……!!!!」

リサは声が出そうなのを手で口を塞いで必死に堪えた。

ドアスコープの向こうにいるのは、家主の声そっくりに真似しているだけの人の形をしたもの。それは全身が黒く、腕が異様に長い何かだった。

バリウス「リサ!反対側から逃げるぞ!」

バリウスはリサの手を引いてベランダへ。そして空中浮遊で脱出した。

リサは恐怖で震えている。

リサ「何なの?………あれ……」

バリウス「分からない……人間や龍族の気配じゃ

ない、感じた事のない気配だった。

だが嫌な気配だったのは確かだ」

リサ「バリウスが知らないなんて……」

バリウス「どうやら世界の何処かで、オレ達が知

らない何かが起きてる。

そしてリサ、君の部屋に来て知ってる

人の擬態までするって事は、確実に君

を狙っている」

リサ「何でそこまでしてカルディスの力を狙う

の?カルディス王は良い人だったんで

しょ?」

バリウス「そうだな……オレが知るカルディス王

は凄く良い人だった……

リサ、君にはそろそろオレが知ってる

限りのカルディス王家の宿命を教えて

おかないとな」

リサ「カルディスの宿命?……」

バリウス「ああ。やはりあの小屋が安全だな」

二人はクリスタリカ郊外にある小屋、以前バリウスとサッドとサラが使っていた小屋へと急ぐ。

空中浮遊で行くのは危険なので気配に気付かれない様にし、公共交通機関を利用しながら向かった。


日もすっかり落ちかけ、ようやく小屋に辿り着いた。

二人は中に入り、急いで鍵を掛ける。

バリウス「ここなら大丈夫だろう。備蓄してた保

存食もあるし、しばらくは動かない方

が良さそうだ」

二人はソファに座った。そしてバリウスは語り始める。

バリウス「カルディス王家の宿命……

それは……『神殺し』だ……」

リサ「……!………え?!」

バリウス「カルディス王家の純血種のみが召喚出

来る無のエレメント『カイザードラゴ

ン』。神の審判で人々が抵抗出来る唯

一の力。」

リサ「そんな力が……」

バリウス「何故それ程の力が備わったのかは諸説

あるけど、有力説はカルディス王家だ

けが無のエレメントの加護を受けてい

る……って言う事らしい」

リサ「エレメンティストはカルディス王家だけ

じゃないのに……」

バリウス「オレもそこまで詳しく知らないんだ。

ただ、オレが知るカルディス王のエレ

メンティストとしての能力は、クリス

タリカの中でも群を抜いてる。

錬金はもちろん、結界、封印術、そし

て天災を操る事も出来た」

リサ「わ、私にも……」

バリウス「君にもその素質がある……」

リサ「……そんな……」

バリウス「そしてその力を恐れている神、そして

その力を奪って我が物にしようとして

る者……」

リサ「ちょっと待って!じゃあ、今の敵って…」

バリウス「夢なのかどうかまだ確信は持てないけ

ど、オレの意識に触れてきた母さんは

言ってたんだが、神になろうとしてる

者がいる……

それは恐らくオレの父親だ……

そしてアイツはリサとオレが邪魔者な

んだろうな」

リサ「そんな…お父さんに狙われるなんて……」

バリウス「そして現在の神……これが何者か誰も

知らないと思う………」


一連の戦いの真相が明らかになりつつある……

これから先の二人の運命は………




────第7話に続く────





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