第二章 覚醒 第14話
戦闘は開始された。
シヴァとサッド、ドルテとサラ、それぞれが別の場所で闘いに挑む!
この激戦の行方は………
シヴァ「ふんっ!」 ズバッ!
サッド「はぁ!」 ザシュッ!
激戦は続いていた。ガーネフィストに降り立った兵士を片付け、ワッツ一人が残ったが余裕の笑みを浮かべながら拍手していた。
ワッツ「流石ですねぇ、お見事ですよお二人さん
ですが残念!クックックッ……
オカワリまだ居ますよぉ!」
兵士達がまた次々と降り立った。空からエメルダリアの援軍が来たのである。
シヴァ「なるほど……」
サッド「雑魚が束になったところで無駄だ!」
シヴァとサッドは同時にオーラを集束させる。二人共、密度の高いオーラだ。
シヴァ「数だけでは無駄だと言う事を思い知らせ
てやろう……」
サッド「俺もやるぜぇ!」
ワッツ「はっはっはっ!元気ですねぇ!
どこまで強がれるかお互い根比べといき
ましょうか?」
シヴァ「上空のヤツらも殺る!」
シヴァ『奥義……閃剣!!……ふん!』
バリウスと同じ奥義、閃剣烈空波を放つ。そしてサッドも大技を放った。
サッド「ドルテ直伝の技!いくぜ!」
サッド『龍爪十斬波!』
二人の剣技は見事に兵士の軍勢に炸裂した。数は減らす事は出来たが、全滅させるところまでは至らなかった。
シヴァ「残りは直接………な、なんだと?!」
サッド「シヴァさん!ホントに数百の軍勢かよ」
ガーネフィスト中央広場の上空に見えていた兵士達の数は、もはや数え切れない程の軍勢だ。シヴァとサッドは言葉を失った。
サッド「こりゃあ…消耗戦ですぜ?シヴァさん」
シヴァ「オーラを節約しないとな……」
──── 一方その頃……────
ドルテとサラはエメルダリアの軍事施設、敵の本拠地潜入に成功した。狭い通路を慎重に進んでいく二人は妙な事に気付く。
ドルテ「おかしい……護衛がいないぞ……」
サラ「そうね……罠かしら……」
ドルテ「油断は出来ん!警戒しながら行こう!」
サラ「了解」
二人は通路を進み、大きく広いホールの様な場所に辿り着いた。足音は反響していたが灯りが付いておらず暗い場所だ。二人の話し声も反響する。
ドルテ「なんだ?ここは……」
サラ「とりあえず足元だけでも照らしましょう」
サラが剣を抜き灯りの準備をした時、響き渡る声で男の声がした。
「ようこそ!我がエメルダリアへ!」
その一声と共に灯りが付いた。奥の方にかなり屈強な男が立っていた。
ドルテ「誰だ!お前は!」
サラ「貴方、ハウザーね?!」
ドルテ「何?!……アイツか!」
ハウザー「ほぉ~……俺様を知ってるのか……」
ハウザーはゆっくりと近付いてきた。そして強烈なオーラの気配に二人は警戒する。
ドルテ「コイツはヤバいぞ……」
サラ「そうね…肌でビンビン感じるわ…」
ドルテ(こんな奴が居たなんてな……)
ドルテは身構えた。それもそのはず、ハウザーが持つ武器は剣と言うには遠い形で、それはまさに巨大な斧である。
ハウザー「最近は雑魚しか相手にしてなかったか
らなぁ。見たところお嬢ちゃんはとも
かく男の方は歯応えがありそうだな。
クックックッ……」
次の瞬間……ドルテの目の前にハウザーが斧を振りかざして襲って来た!
ドルテ(な!!……速ぇ!)
ガシャ!!!! ドゴォォォ!
ドルテ「ぐぅ!…………」
ドルテは辛うじて防いだが、強烈な攻撃の威力で弾き飛ばされた。
ハウザー「おいおい!まだ立てるだろ?」
ドルテは立ち上がったが、衝撃が強かったのかダメージで腕が震えている。
ドルテ「まるでイカサマみてぇな強さだぜ」
サラ「ドルテ!……」
ドルテ「来るな!サラ!お前は無理だ!」
ハウザーはゆっくりとドルテに歩み寄る。巨大な斧を片手で軽々と振り回すハウザーにドルテは唾を飲み込んだ。
ハウザー「おや?怖気付いたか?
ちょっと力入れたらこれか……
つまらん」
ドルテ「うおぉぉぉぉ!!」
ドルテは自身を奮い立たせた。
ドルテ(バリウスが来るまで持ち堪えないと!)
「ハウザー!俺はそう簡単には倒せんぞ!
覚悟しろ!」
ドルテはオーラを身体中に込める。サラは気付いた。
サラ「ドルテ!まだ駄目!」
ドルテ「オーラ解放ぉ!!」
シヴァとサッドは大勢の敵を相手に、そしてドルテとサラは強敵一人にそれぞれ挑む。
戦況は不利な状態であった。彼らの戦闘の行方は……バリウスの目覚めは……
────第15話に続く────




