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ドラゴンフェイサー  作者: 鋼輝
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第二章 覚醒 第13話

バリウスは自身の力を取り戻したが、拒否反応の影響で伏してしまった。

思い思いに過ごしていたが、訪れた新たな試練に奔走する一同は………

白龍族オーラと黒龍族オーラ。この二つのオーラは体内で共存するのは不可能とされていた。

しかし、バリウスとユリウスはこの共存を可能としている。それは二人が白龍族と黒龍族の間に生まれた双子であるからこその奇跡なのかもしれない。

しかし周りの人達はこの二人の誕生を快く思ってはいなかった。龍族において双子は忌み子を意味する。何故なら龍族の双子は共生出来ず、血で血を洗う争いをすると言い伝えられてきた。

龍族の双子を『神の審判の子』呼ぶ………



──2日経過したカーン邸内──


シヴァ「今のところ外は何も問題なし。

老師、バリウスの具合は………」

カーン「予想以上に身体に馴染まん様じゃのぉ」

シヴァ「バリウスにとっては今が辛いかもしれま

せんが、彼のあの力は今後必要です。

彼には耐えて貰うしかありません」

カーン「うむ…リサちゃんも献身的じゃのぉ」



────カーン邸地下室────


リサは食事や飲み物を持って地下室にいた。バリウスは今グッタリとした状態でリサの膝枕で眠っている。時折来る発作の様な症状の時も傍から離れなかった。

リサはバリウスの額の汗を拭い、頭を撫でながら呟く。

リサ「バリウス……頑張って……」




────カーン邸の庭園────


サッド「はぁぁ!」 ガシャン!

ドルテ「良いぞ!サッド!剣に重み乗ってるぞ」

サッドはドルテに剣の鍛錬をつけてもらっていた。腕のリハビリも兼ねての鍛錬である。

サッド「ドルテ、すまねぇな。オレの為に」

ドルテ「いや、お前の腕を斬ってしまった詫び

だ。俺に出来るのはこれくらいしかない

が、俺も仲間を失いたくないからな」

サッド「ははは(笑)、お前が良い奴なのは昔から

知ってるよ!」

その近くではデイジーとサラも鍛錬を積んでいた。サラが精神安定の修行をデイジーにつけていたのだ。

サラ(エメルダリアの兵士達が大人しいのが気に

なるわね……

居場所はバレてるはずなのに……)

デイジー「サラ先生~……お~い」

サラ「はっ!……あ、ごめんなさい」

デイジー「ぼんやりしてたけど大丈夫?」

サラ「だ、大丈夫よ。……うん、良い気配ね!

随分良くなったわよデイジー」

デイジー「えへへ、ありがとう」



────ガーネフィストの町の中央広場────


ワッツ「何もない国ですねぇ。寒いし……

今度こそバリウスを捕らえますよ!」

総勢100名は居るだろうか、兵士を引き連れてワッツがガーネフィストの地に降り立った。

ワッツ「皆さん!少々手荒でも構いません!

探し出して下さい!!」

兵士達「うぉぉぉぉぉ!!」

町の人達「きゃー!!」「なんだお前達は!」

「うわぁ!」

兵士「バリウスと言う男は何処だ!」

町の人「し、知らない!」

兵士「ならお前に用はねぇ!」 ザシュ!

町の人「うぎゃぁぁぁ!」



────カーン邸内────


一同「…………!!!!」

シヴァ「この気配は!町の方だ!」

部屋に駆けつけたドルテ、サッド、デイジー、サラは慌てている。

カーン「ドルテ、お前は待機じゃ!ここで無駄な

体力をつかってはならん!

シヴァ!サッド!頼んだぞ!」

サッド&シヴァ「了解!」

カーン「ここに軍勢が来たらデイジーとワシで食

い止める!サラとドルテは待機じゃ!良

いな!」

サラ「わかりました……」

ドルテ「くっ!」

騒々しくなっている気配はリサにも感じ取れた。覚醒したリサは広範囲の気配に気付いている。しかしこの状態のバリウスから離れる事が出来なかった。むしろここに居るのが良策と判断したのである。

リサ「町の人達が……みんなお願い……

バリウス……みんな待ってるよ……」



────ガーネフィスト中央広場────


兵士「バリウスの居場所を教えろ!」

主婦「し、知らないわよ~!」

兵士「じゃあ!死ねぇぇえ!!」

兵士が銃を向けて引き金を引こうとした瞬間…

サッド「待ちやがれぇぇぇ!」


ザシュッ!


兵士「うおお!」………バタッ……

シヴァは少し離れた位置にいるワッツに向けて叫んだ。

シヴァ「貴様がワッツだな!ここに来た限り生き

て帰れると思うなよ!」

ワッツ「ほぉ!怖いですねぇ、剣王と言うのは…

元剣王、と言うべきですかな?」

シヴァ「代が変わろうと衰えてはおらんぞ!」

ワッツ「それは頼もしい限りですねぇ

皆さん!彼等を殺してあげて下さい!」

シヴァ「ざっと100程か………

サッド!伏せてろ!」

サッド「あいよ!」

シヴァの超大剣が姿を表し、オーラが集束していく。唸り声を上げながら向かって来る兵士達を引き付けて………


シヴァ『奥義……剛剣………』

ブォン!!!!…………

兵士達「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」


奥義の一振で半分を薙ぎ払った。

サッド「す、すげぇ……」

シヴァ「まだ居るぞ!油断するな!」

サッド「りょ、了解!!」



────カーン邸内────

カーン「町はシヴァとサッドで充分じゃ。

ワシの予想じゃが、恐らくまだ兵士が

次々とやって来ると思う。

ドルテとサラ!バリウスがまだ目覚めて

おらんが先にエメルダリアに向かうん

じゃ!あちらの親玉を殺らんと収まら

ん!」

ドルテ「分かった!」

サラ「了解しました!」

カーン「町の戦闘に加わるんじゃないぞ!お前達

の本当の戦いはエメルダリアじゃ!」

ドルテとサラはカーン邸の庭園から空中浮遊で一気にエメルダリアを目指した。

ドルテ「サラ!シヴァさんから預かった見取り図

持ってるか?」

サラ「大丈夫!抜かりないわよ!」

ドルテ「流石だ!飛ばすぞ!」

カーン「皆の者、頼んだぞ………」


いよいよ激戦が開幕した。彼らの行く末は……

そして、バリウスはいつ目覚めるのか……


ハウザー「フッフッフ……久しぶりに腕が鳴る」



 ────第14話に続く────






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