第二章 覚醒 第7話
船上で繰り広げられる戦闘、そこで起こる出来事に一同は………!
バリウスが奥義を放ったがまだ敵は数人残っていた。その残りを倒すべくバリウスとドルテは戦闘中であった。
ドルテ「だいたいは片付いたか?」
バリウス「そうだな。だがまだ油断できん。何処
に居るか分からないからな!」
船内にいた敵は倒したはずだったのだが減らない。不思議に思ったバリウスは海面を覗いた。
すると次々と黒龍族の兵士達が海の中から飛び出してくる。
バリウス「ドルテ!デイジー!
リサを連れてワッツを探してくれ!
アイツが援軍を呼んでるぞ!」
ドルテ「任せろ!行くぞ船酔い娘!」
デイジー「船酔い言うなぁぁ!」
バリウス「リサ!気を付けてな!」
リサ「うん!」
バリウスは一人甲板に残り、改めて周囲を確認する。見たところまだざっと20人、そして海の中から出てきて増えている。
バリウス「海の中か……よし!」
バリウスは少し空中に浮かび上がり、剣にオーラを集束させる。また強いオーラだ。
その強い気配を察知したのか、船内にいるドルテ達は気付いた。
ドルテ「おいおい!バリウスのやつ、何をするつ
もりだ?!」
デイジー「またすんごい技出すの?!」
リサ「バリウス………」
ドルテ「剣王奥義は3種類あるんだがな。さっき
のはその一つだ。もしかしたらまたやる
気か?!
まぁ、流石にこの数を一人で相手するに
はそれしかないのか…」
バリウスは海面に狙いを定めた。そして剣を構え放つ! 「はぁぁ!」
バリウス『剣王奥義! 閃剣烈空破!』
バリウスの一閃は数え切れない程の数の真空の刃に変化し、海中に向かって進む。
水飛沫が高々と舞い上がり、海中の敵を倒してゆく。船は激しく揺れドルテ達を驚かせた。
リサ「きゃあ!」
ドルテ「ぐっ!あいつ!なんて技を……」
デイジー「うぐっ……また酔ってきた……」
ドルテ「リサ!大丈夫か?!」
リサ「私は大丈夫!」
デイジー「うっぷ!……もうイヤ~…」
ドルテ「しっかりしろ船酔い娘!ワッツを探しに
行くぞ!」
三人はワッツを探しに船内を捜索。そしてバリウスはひと仕事終えた様に甲板に降りた。
バリウス(だいたい一掃出来たな。リサが心配
だ、ドルテ達と合流だ!)
バリウスは三人の元へ向かって走り出した。
一方ドルテ達は船の操舵室に着いた。扉を開けようと試みるが中から鍵が掛かっていて開かない様だ。
ドルテ「ほお…怪しいな……」
ドルテは背中に担いでいた大剣に手をかけた。
ドルテ「待ってろ!ぶち壊す!」
リサ「大丈夫なの?」
ドルテ「ワッツも恐らく剣士だ。あいつ、俺達を
騙しやがって……」
リサ「デイジー!下がってましょ!」
リサは船酔いデイジーを誘導する。ドルテは扉に向かって大剣を抜刀一振し扉を破壊した。
だが………
ドルテ「……!なんだと?!」
リサ「無人……だったの?」
船は自動で操舵されており人影はない。初めから仕組まれていたのだ。それに気付いて束の間、船内放送でワッツの声が流れてきた。
ワッツ「皆さん、航海をお楽しみですかな?」
ドルテ「てめぇ!ふざけてるな?」
ワッツ「ふっふっふっ…私は大真面目ですよ?」
ドルテ「何処にいる!答えろ!」
ワッツ「貴方、頭が悪いですね。そんな事を素直
に答えるわけないでしょ。
まぁバリウスさんのあの能力は誤算でし
たが、貴方達を海のど真ん中に誘導する
事は出来ましたから問題無しですよ」
ドルテ「てめぇ!!……」
ドルテが身を乗り出して叫ぼうとした瞬間……
バン!……………ドサッ……
ドルテ「…!!!! リサ!!」
ドルテとデイジーの目の前で最悪の自体が起こった。なんとリサが何者かの銃弾で脇腹を貫かれ倒れたのだ。リサの鮮血が床に広がる。
リサの今後の運命は………
───第8話に続く───




