第二章 覚醒 第2話
諸々話し合い、シヴァに会う為に出掛ける事となった。
サッドはまだ目覚めないが、新たにドルテを仲間に入れて一行は出発する。
カーン「シヴァか……
『宝剣』の在り処じゃな?」
バリウス「ええ…」
ドルテ「おいバリウス、王家の遺産ってその宝剣
の事だろ?そいつは強いのか?」
バリウス「カーン老師の最高傑作だ。
老師が作った剣の中でも最強と
されている。しかも、その剣に
は『人の意思』が込められてい
るとか…」
カーン「左様……じゃがバリウスよ、お主にあの
剣が使えるかどうか……」
バリウス「………」
カーン「ところでドルテ、お前さんは
今後どうするつもりじゃ?」
ドルテ「バリウスが無実ってのはもう分かった。
だから今後はオレも同行しよう
と思う。」
サラ「それは心強い!剣王、どうです?」
バリウス「良いのか?ドルテ」
ドルテ「俺はもう帰る場所はない。
カーン老師さえ良ければ、俺も手伝
わせて貰いたい」
カーン「ふぉふぉふぉ、ワシは構わんよ
ドルテがまた暴れだしたその時は、
ワシがドルテの大剣を破砕しよう、
うむ!」
バリウス「ドルテ、よろしく頼む…」
ドルテ「バリウス、お前の言うシヴァって
どんな奴なんだ?」
カーン「シヴァは初代剣王にして、バリウスの
師匠じゃよ」
諸々話し合い、シヴァに会いに行くのはバリウス、ドルテ、リサの三人に決まった。リサをバリウスかドルテの護衛範囲内に置いて置く事が理想であるとの結論が出た為だ。
サラ「私がサッドの看病ですか………」
少し不服そうではあったが渋々承諾する。
カーン「まぁひとまずは、休養も必要じゃ。
色々準備もしたいのでな。出発は明後日
の朝でよかろう。」
リサが休んでいる部屋のドアをバリウスはノックする。
コンコン…… 「はぁい…」 ……ガチャ
リサ「あ、バリウス」
バリウス「体調はどうだ?」
リサ「大分良くなったよ。ありがとう」
バリウス「明後日の朝に出掛ける事になった。
オレ達だけでも良かったんだが、
君を遠くに置いておく訳にはいか
なくてな。」
リサ「そか、分かった!」
バリウス「それまでゆっくり休んでてくれ」
立ち去るバリウスの背中を少し見送った……
サラ「剣王、ドルテ、お気を付けて」
ドルテ「ああ」
バリウス「サッドを頼む」
ドルテ「何処まで行くんだ?」
バリウス「エメルダリアだ。
クリスタリカよりも距離は長い。
大丈夫か?」
リサ「だ、大丈夫!」
二度目の飛行でリサは緊張している様だ……
バリウス「よし、行くぞ」
こうしてシヴァに会う為エメルダリアに向けて三人は出発した。
王家の遺産である宝剣の行方は……
初代剣王シヴァはどういう人物なのか……
───第3話に続く───




