第一章 時を超えし者達 第13話
重傷を負ったサッド。殺されかけていたところをバリウスが助けるが、気を失っているリサと動けないサッドを何者かが操って運び出す。
サラはサッド達を追い掛ける。
そしてバリウスとドルテの戦いが始まった……
そして別の場所では………
サッド(駄目だ!一旦回復を待つしかない!)
オーラ解放状態には個人差があった。サッドの場合は5分が限界だったのだ。その場から逃げようとして走り出した時……
バキンッ!……「うあぁぁぁぁ!!」
解放状態の反動でサッドの足の骨は凄い音で折れ、その場で倒れてしまう。
ドルテは不敵な笑みを浮かべながらゆっくりと近付いて来る。そしてサッドの近くに立ち、大剣を振り上げた。
サッド(終わった……すまねぇ、剣王……)
覚悟を決めて目を瞑った………
ガシャン!!
サッド(?……何が起こった?)
バリウス「サッド!しっかりしろ!」
サッド「け、剣…王?」
サラ「大丈夫?立てる?」
バリウス「サッド、お前解放したのか…」
バリウスはドルテに視線を向ける。弾き飛ばされた大剣を拾い、またゆっくりとこちらに向かって来るドルテが居た。
バリウス「ドルテ、お前の相手はオレだ!」
───── 一方その頃──────
カーン「ここかのぉ…」
クリスタリカ上空にカーンが来ていた。何やらオーラをセントラルタワーに向けて放っている。
カーン「全く…無茶しよるわい
結界だらけで気になって来た見たら
この有様じゃ。どぉれほいほい……」
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バリウスがドルテの前に立ちはだかる。
バリウス(リサとサッドは今動けない…どうする)
バリウスが考え込んだその時、リサとサッドの身体が宙に浮き運ばれた。
サラ「?……え?!ちょっと」
ドルテ「逃がさん!」
ドルテが大剣を振り被り追い掛けようとするが
ガシャン!!…
バリウスが止める!
バリウス「行かせる訳にはいかん!サラ!行け!」
サラ「はい!!」
サラはサッドとリサを追い掛けた。バリウスは止めたドルテを弾き飛ばす。
バリウス「お前……正気じゃないな?」
バリウスは構えた。「お前を止める!」
ドルテ「殺ぉぉぉぉす!!」
ドルテの大剣がバリウスを襲う!だが、バリウスは冷静に受け流し、長い柄の部分でドルテの腹を勢いよく突いた。
ドルテ「うごぉぉ……」
ドルテは後方に飛ばされた。続け様にバリウスは攻撃を仕掛けたがドルテに避けられる。
バリウスは素早い連続攻撃を仕掛ける。ドルテは防戦一方だ。たまらずドルテは距離を置き剣にオーラを集束させる。……そして!
ドルテ「おうぅらぁぁぁぁぁ!!」
横振りの大剣一閃。壁を削りながらオーラの刃がバリウスに接近!……しかし、バリウスもオーラを集束させていた。
バリウス「はぁ!!」
横振りの技に合わせる様に斜め一閃のオーラの刃を合わせる。
バチンッ!!……ドゴォォォォ!!!!
─────サラ側─────
サラ(もしかして、出口に向かってる?!)
サラはサッドとリサを追い掛けて走っていたが、入って来た入口の場所まで来たのが確認出来た。そしてサッドとリサは入口付近の地上の広場まで運ばれたところでゆっくりと地面に降りた。
サラ(??どういう事?)
「ふぉふぉふぉ………」
サラ「……!カーン老師?!」
カーン「無茶しよるのぉ…サッドの腕も一緒に持
って来れて良かったわい。」
サラ「ありがとうございました。カーン老師
サッドの腕、治せるんですか?」
カーン「ワシの能力は錬金じゃからのぉ、
大丈夫じゃ!うむ!」
サラはホッとしたが、一方でバリウスが心配だった……
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ドルテ「やはり強いなぁ、剣王」
バリウス(?!………少し様子が変わった?)
ドルテ「貴様をここで倒す!」
バリウス「今はジェネシスを止めるのが先決だ」
ドルテ「知った事かぁ!!」
ガシャン!!
再び二人は剣を交えた……
────セントラルタワー地下最深部────
ジェネシス「娘の奪還に成功したか……
まぁ良いだろう!娘のオーラを
少しだけ抜き取った。これさえ
あれば……」
男「充分か?」
ジェネシス「お、お前は!ユリウス!」
ユリウス「もう『神の審判』は避けられん……
なら、オレが神になる……」
シュタ!………ズブォ!
ジェネシス「うごぉ!………な…なん……」
ユリウスの剣がジェネシスの腹を貫いた。
ユリウス「神の封印など、オレが許さん…」
ジェネシスの血が床にじんわりと広がった……
────第14話に続く────




