第一章 時を超えし者達 第12話
サッドとドルテの激しい対戦。
サッドは必死の攻防の中でオーラ解放状態でドルテに挑む。彼等の戦いの行方は?!
サッド「おい!何とか言えよ!ドルテ!」
ドルテ「………す………」
サッド「あ?」
ドルテ「殺ぉぉぉす!!」
ドルテの大剣がサッドを襲う。サッドは咄嗟にガードするも、強烈な力で弾き飛ばされた。
サッド「ぐぅっ!……」
サッドは瞬時に体勢を立て直すが、ドルテのスピードに追いつかない。
ドルテ「うるぁ!!」 ガシャン!!
サッドはドルテの大剣を受け止めたまま耐える。殺意が溢れる表情のドルテを見てサッドは身の危険を感じ、即座に距離を置く。
サッド「はぁ…はぁ…」(ヤバい!)
剣の振りにして2振りを防いだだけでサッドは体力が削られた。
サッド(やっぱ強ぇ!剣王と互角なだけはあるぜ)
ドルテは無表情でサッドに歩み寄る。狭い通路での戦闘の為逃げ場が殆ど無い。
サッド(剣王の気配が感じられないという事は距
離が離れてるな。ここはやるしかない!)
サッドは剣を持ち直して構えた。
サッド「オーラ、解放!!」
サッドの身体からオーラが溢れ出す……
──オーラ解放──
龍族には戦闘における身体への損傷を避ける為、体内オーラの放出量をある程度制限するリミッターの役割を果たすものがある。
普段は全開で戦っても70%のオーラ量が限界だが、このオーラ解放状態はリミッターを解除するため、最大で120%まで引き出す事が可能となる。しかし120%で戦闘をした後は全身の骨が折れ、最悪死に至る。
──────────
サッド「行くぜぇ!」
高速移動でドルテに接近しサッドの一振がドルテに炸裂。しかし辛うじてドルテはガードしていたが、ドルテは立ったまま後ろに後退した。
サッドの猛攻!素速い連続攻撃にドルテも防戦一方である。またドルテを弾き飛ばして距離が空いた隙に、サッドは剣にオーラを集束させていく。
サッド「はぁぁぁぁ……!!
喰らえ!閃空波!!」
横振りの薙ぎ払い一閃、真空の刃がドルテに襲いかかる。
ドゴォォォォォ!………
爆音と共に埃でドルテの姿が見えなくなった。
────同じ時刻、バリウス側────
ドゴォォォォォ!………
バリウス&サラ「……!!」
サラ「何?!凄い音です!」
バリウス「戦闘かもしれない!行くぞ!」
リサを背中に抱えたバリウスとリサは、音が鳴った方向に急ぎ足で向かった。
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サッド「やったか ……………!! 何?!」
ドルテはある程度ダメージは受けているものの、身を低くしてガードして凌いだ。
サッド「そ、そんな……」
ドルテは立ち上がり、剣にオーラを集束させていく。
サッド「クッソォォ!!」飛び出そうとした瞬間…
サッド(ぐっ!解放状態が切れた!5分経ったのか!)
ドルテは構える!
サッド(ヤバい!!)
ドルテ「龍爪・地走り!」
ドルテの斬り上げ型の縦一閃。地面を高速で這う巨大なオーラの刃だ。
サッドは何とか避けた…………が
サッド(今のはやばかった………)
サッドの目の前には、ある筈の自身の左腕が落ちていた。
サッド(…………!!)「うあぁぁぁぁ!!」
ドルテは不敵な笑みを浮かべていた………
──第13話に続く──




