詩 こんなクズに君が救えるはずがない
泥水の中で ごみ山の中で
闇の中でおぼれるようにして
今日まで生きてきたクズが俺だ
こんなモノに人が救えるはずがない
美しいものを 尊いものを救えるはずがない
どれだけあがいたって
俺は美しいものにも 尊いものにもなれないんだから
生まれが選べないように
クズがクズであることも選べない
ならそんなクズが変われるはずがなくて
変わらないクズにできることなんて限られていて
だから俺には人を救えない
だから俺には君が救えないんだ
「ストーリー」
冗談じゃないんだよ
こんなクズに悩ませるほどの
この腐った世界に嫌気がさすんだ
手を差し伸べようと思って ひっこめる
その繰り返しが苦痛で
ほんとのことを言うと……辛いんだ