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第二の人生は異世界にて  作者: りょーが
第1章 一応生き返ったけど正直生きた心地がしない
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第13.5話 職探しはディナーの後で

「はぁ……食った……ほんとに食った」


「お腹いっぱいだよぉ……」


お腹をさすりながら満足そうにニコニコしている2人。


「それはよかった。案内した甲斐があったってものだ」


「はい!ありがとうございます!」


エリスさんが紹介してくれた店の料理はとても美味しかった。鶏肉を炒めたものから海鮮のチャーハンまで様々なものがあった。


「これでやっと興業所にいける……」


「なんだ、ちょうどこれから私も行くところだったんだよ。一緒に行くかい?」


「いいんですか!ぜひぜひ!」


浩人自体この街の土地勘はほぼ皆無だし、ティアに関しては一切期待していない。


「おーいティア。そろそろ行くぞー」


「にへへ……おなかいっぱーい……」


「だめだ。置いていきますか」


ティアはお腹一杯になった幸福感で話が聞こえてないみたいだった。


「支払いは私がしておくよ。出会った記念にね」


「……なんと……かっこいい……ご馳走になります!」


エリスさんが3人分の料金を支払ってくれることになった。


「あれ……そういえば金なくね?」


一銭もなかった。


もしエリスさんが払ってくれると言ってくれなければ……


「無銭飲食……あばばば」


浩人が暮らしていた世界でも無銭飲食は重罪。


剣と魔法の世界ではもしかしたら……


そう考えると浩人は顎をガクガクさせて怯えた。


「……気をつけよ」


心に誓うのだった。


「よし、それじゃあ行くぞ」


「あっ、はーい!」


エリスさんに声をかけられ、浩人は席から立つ。


「ほら、ティア行くぞ」


「んぅ……?あ、はーい」


現実に戻ってきたティアを連れて店を出た。


エリスさんから少し離れた場所でティアにお金のことを聞く。


「ティアさ、お金もってる?」


「持ってるよ!」


「持ってるんかい!」


心配して損した!


にしても浩人も持って置かなければならないのは確かだ。


興業所に行って早く仕事を探さなければ。


「なにしてるんだい?早くおいでよ」


エリスさんに呼ばれる。


「今行きます!」


浩人はティアの手を引いて走り出す。


「まって!浩人!産まれる!産まれるから!」


「表現がえげつねぇ!」


ここでこの表現はセーフなのかアウトなのか微妙なところだろう。


走ることをやめ、2人はゆっくりと歩き出した。



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