閉ざされた沼地~入口付近~
少しステータスの表示を変えました。
武器屋からおよそ10分。俺たちはフィールドダンジョン「閉ざされた沼地」へと到着した。そこは薄暗い森の中にどこまでも沼地が広がっていた。だが、その木々は枯れ果てていて生命を全くと言っていいほど感じられない。
「こんなところでやるのか?」
「・・・予想以上の不気味さだけどここら辺では経験値、お金共にけっこう稼げるしレアアイテム「宝物」が手に入るらしいから」
苦笑いしながらここでのメリットを言ってくれた。ちなみにレアアイテム「宝物」とは名の通り、宝だ。中にはレア武器や各種石(回復石等)、Gが沢山入っているようだ。
「まぁ、聞いてる限りそんな悪くはないよな。やってみて損はないな」
「じゃあ、行きましょ」
俺たちはフィールドダンジョンの中に入っていった。
「閉ざされた沼地」のモンスターははっきり言えば気持ち悪い。あれだ、骨!スケルトンと言うのだろうか?人体模型の骨バージョン。ん?それがスケルトンか。
まぁ、そいつ「スケートン」が骨を棍棒みたいに振り回してくる。他には泥のスライム「マッドスライム」や2メートルもあるコウモリ「デッドバッド」などなど実に嫌な奴ばっかだ。
現在俺たちは「スケートン」と戦っている。それでいてピンチだったりする。
「優!光属性の魔法!」
「OK!聖なる矢「ライトアロー」!!」
優の魔法の矢で4体の「スケートン」のHPを黄色まで減らす。その4体に向けて俺は単発突進横切り剣技「ワインド」で攻撃する。4体のスケルトンは瀕死ゾーンまでHPが減るが近接攻撃の体制が強いため力尽きることなく俺に向かって骨の棍棒で殴りつけてくる。
「跳躍」のスキルで次々にかわしつつ、最後の一体の攻撃には骨に向かって己の武器を叩きつける。「武器破壊」のスキルだ。途端に骨の棍棒が砕ける。そして胴に蹴りを入れる。吹っ飛んでいって空中で砕け散る。だが、続けて棍棒で殴りにかかってくる3体にそれぞれの頭を蹴って倒す。「ふぅ~」っと力を抜き自分のHPを見る。
和也 LV8 HP894/1631 MP0/0
状態 普通
気づかないあいだに危険ゾーンまで減っていた。ポーチからポーションを出し一気に飲み干すと周囲を見渡し、残りの5体の「スケートン」に走り出す。優は「魔法使い」のLV上げのために岩の上から魔法を使って攻撃しているが何かと燃費が悪い。直ぐにMPが底をつきMPポーションを飲まなければ戦闘にならない。LVが上がると火力も半端なくなり戦力の要となるらしいが・・・
「はぁぁぁああああああ!!!!!!」
気合を入れ5体に斬りかかっていく、棍棒の殴りを何回か喰らうが一体を倒した。剣技は少なからず硬直時間が発生する。そのあいだにリンチされればジ・エンド。
最低でも4体まで減らさなければならない。大きくバックステップをして距離を空け、「ワインド」で約4mの間を一気に詰めてなぎはらう。「スケート」は俺の硬直時間の無防備な状態を狙い一斉に攻撃してくる。ソロでやっていればここでさようならだが・・・
「私を忘れるなよ!輝く光を「フラッシュ」!」
俺の視界は一瞬で光に包まれる。「パッリ~ン」と砕け散る音が聞こえる。光属性の魔法「フラッシュ」は普通は目晦ましでしか使えないが「スケートン」のようなモンスターには大きなダメージを与えることができる。だけど、やはり燃費が悪く連発はできない。
こうしてピンチ・・・だったか?を乗り越えることができた。
ステータス
キャラネーム 和也 金 2460G
LV8 HP1137/1631 MP0/0 攻撃力74 防御105
装備 「スラッシュ・ナイフ」「革の服」「革の手袋」、「革のマント」
「革のズボン」、「革の靴」
POW15(1)、DEF0、SPD4(32)、VIT0、LUK2(5)、TEC2(2)
スキル
剣士11、索敵9、跳躍10、自動回復5、武器破壊3、体術2 (空き4)
NEW「剣技」
名「ワインド」 単発突進横切り 硬直時間2,5秒 距離~5m
構え・・・聞き手を体に巻きつけ力を溜め、走りだし一気に振りぬく。
キャラネーム 優 金 2900G
LV7 HP1311/1493 MP36/1384 攻撃力68 防御力105
装備 「シミター」「革の服」「革の手袋」、「革のマント」「革のズボン」
「革の靴」
POW3(5)、DEF0、SPD18(32)、VIT0、LUK5(5)、TEC8(2)
スキル
剣士7、魔法使い8、見切り6、武器防御4 (空き6)
見てくださってありがとうございます。
()の中は装備の+補正のものです。
「剣技」「ワインド」の説明を入れました。12年7月12日