獣従師
今回も説明回かな?
マリアさんの足元でお座りする「ケルベロス」はまさに主人を見るような目でマリアのことを見上げていた。これは凄い・・・
「か、可愛すぎますわ・・・♥」
「なんかずる~い」
マリアさんは「ケルベロス」の余りの可愛さに悶絶。優はそれを伏せ腐れた態度で頬を膨らませているのが何とも微笑ましい。
「マリアさん。いつの間に「獣従師」のスキル習得してたの?」
「丁度、昨日の朝ですわ。ここ何日には何日も滞在していて詰まらなかったですもの・・・少しでも可能性があったらかけてみるのが私のモットーですわ」
「それはそれは・・・」
いつの間にか前のペースを取り戻していた。看病したときはあんなに弱弱しくて可愛かったのに・・・いや、今でも十分に可愛いよ。
でもさ、こう、なんて言うか・・・守ってあげたくなるオーラがプンプンしてたんだよ昨日は・・・でも、今日はなぜか獅子のように気高く恐ろしいほどに強く見える。
「何か言いましたか?和也さん?」
「い、いえ・・・なんでもありませんっ!」
マリアさんに睨みを聞かされ怖気づく俺って・・・昨日の立場はなんだったんだ!?
ちなみに「獣従師」のスキルはそのままの意味だ。獣を|従わせる。これを契約という。
LVが上がるにつれて契約することのできるモンスターの強さも上がるが、これを上げるためにはモンスターたちと何度も契約するか、契約したモンスターを何回も指示によって戦わせなければならない。
基本的には言うことは聞くのだが何度も聞かない、数回は無視するのだ。つまり、指示して戦わせないと自分の「獣従師」のLVが上がらない。
これは流石に使い勝手が悪く、あまりこのスキルが習得されない。さて、マリアさんの場合は吉と出るか凶と出るか・・・
その後、マリアさんは「ケルベロス」と契約というか地獄の番犬くんを従わせていた・・・そして、何故かあの獰猛そうな獣さんに付けられた名前がポチ・・・である。
絶対おかしいだろ・・・なんで「ケルベロス」の意味「地獄の番犬」なのに、どうやったら普通のお犬様がつけられるような名が登場するんだよ!?
それにポチこと「ケルベロス」君はその名前でいいのか!?もっと格好良い名前とかあったんじゃないの?
心の中で絶叫するとマリアさんの前でお座りしているポチ君が俺のことを睨んできた・・・それも、人一人殺せそうな鋭さで・・・ポチ君、いやポチ様お許し下さい!!
次は全力で土下座した(心の中で)。だが、お前になど興味はないとでも言うようにマリアさんンとジャレ合い始めた。どこの世界に2mもある動物・・・モンスターとジャレ合う奴がいるんだよ!!
「はぁ~・・・もうヤダ」
「気にしないで和也・・・私も少し傷ついているから。まさか、マリアが手懐けられるなんて」
気づかぬうちに優は俺の隣に来ており、今でもジャレ合っている一人と一匹を悲しげに見つめていた・・・
だが優、お前とは根本的に受けているダメージの量が違う・・・俺は視線で殺されそうだったんだ。
こうして俺たちは新たな仲間にポチ・・・いや、ポチ様こと「ケルベロス」と言う仲間を新たに加え、3人と1匹になった。
本当にこう思った・・・さっきまでの緊張感どこ行きやがったっ!!
読んでくださってありがとうございます。仲間が出来ました!!「ケルベロス」のポチ君です。本編の中ではマリアにデレデレでありました・・・
正直、このスキルをマリアに習得させようか結構悩みました。でも、鎧を纏った美少女がモンスター(ライオンとか、ドラゴンとか)に騎乗して戦ってるの想像するとテンションが上がってきたので勢いでこうなりました(笑)
次回あたりから普通?の攻略に戻ると思われます。もうちょっとで1章も終わりかな?次もよろしくお願いします!




