女顔?
「いや~さっきはありがとうございました」
「いえいえ、私のような者には当然の行いですわ」
「それはともかく、ありがとうございました」
そのような会話をしながら待ち合わせ場所である協会前へ向かう。このお嬢様みたいな話し方をしているのは何故か俺にナンパしてきたチンピラたちから助けてくれた金髪で長髪の鎧を纏った美少女マリアさんである。
あの後結局、チンピラ共はキレだし。「お前もとっ捕まえてやる。グへへ」とか気持ち悪いことをほざきだし。マリアさんに掴みかかった。
で、マリアさんはチンピラをまるでアクション映画のような回転蹴りで見事に吹っ飛ばした。そしたら、なんか対戦になりチンピラ共が俺らに襲いかかってきたのだ。俺とマリアさんは共闘してチンピラ共をボッコボコにして奴らに死の恐怖を与え、今に至る。
話すと彼女はパーティーをまだ組んでいなく一人だというので俺が彼女を誘い、優との待ち合わせ場所に向かっているというわけだ。
まぁ、この人がパーティーを組めないのはこの喋り方と上から目線だからだろう。助けてくれて根は良さそうな人なので俺は気にしないが・・・
「ところでマリアさん。今のLVって教えてもらってもいいですか?」
「LVですか?昨日で18ですわね。貴方こそ幾つなのですか?」
「ん、俺か?俺は昨日で24だな」
「24!?凄いですわね・・・それよりも貴方の一人称、なぜ「俺」なのですか」
「・・・は?」
なぜ?この子も勘違いしていらっしゃるの?俺、男ですよマリアさん。取り敢えず、弁解弁解・・・
「マリアさん。俺、男ですって・・・」
「えっ!?」
「えっ!?じゃないですよ。とっくに気づいているのかと思っていました」
「騙してたわね!」
「なぜ?そうなった・・・俺は一言も女なんて言ってないし」
なんで、みんな間違ってるんだ?初対面で俺のこと男って気づいたの優だけじゃん!
「でも、女顔ですし・・・」
「女顔・・・へぇ?」
「なんで気づいてないのですか?ハイですわ」
そう言うと彼女は手鏡を渡してきた・・・あれ、でも普通に俺の顔だけど?これって女顔なのか?髪は肩まで確かにあって後ろ姿はそうかもしれないかもしれんが顔は男だろう?
「いや、男の顔だろ?」
「それを見て、まだそんなこと言っているのですか!?明らかに女の子じゃないですか!」
「ま、マジで・・・いや、まだ可能性はある!早く優に会って確認しなくては」
マリアさんの手を握り、協会に向けて走り出した。
「遅い!!しかも、何故女の子を連れているの?」
「いや、それは追々説明するから・・・それより俺って女顔か?」
「はぁ~今、関係ないじゃない?確かに可愛い顔はしているけど今は何で連れてきたのかって聴いてるの!」
「可愛い顔だと・・・」
バタンと俺は地面に倒れる。可愛い顔だと・・・ふざけるな!!
「大丈夫ですか?和也さん」
そう言って心配してくれるマリアさん。ありがとう。でも、俺がこうなることになったのは女顔って言った君のせい・・・
「まぁ、こんなことやってても仕方がありませんわね・・・私が説明しますわ」
と言って、ショックで伏せている俺を一瞬気にしただけで優に説明し始めた。
「はぁ~、分かったわよ・・・それで和也、私に相談もしないで勝手にパーティー組む約束しないでね」
「はい。わかりました・・・」
まだ、ショックから立ち直れない俺は顔を伏せたままである。
「いいわ、私は優。和也と2日目からパーティーを組んでる。結構死線も乗り越えてきて今、LVは21よろしく」
「優さんですね。私はマリアと申します。LVは18ですわ。よろしくお願いします」
二人は握手を交わし、そのままガールズトークとなった。
攻略の開始は13時だったのでその直前まで二人は話していた。俺は空気のようになっていた。
そして、13時。いよいよ攻略が始まるのだった。
昨日、12年9月17日にキーワードを「恋愛?」と「イチャラブ?」を加えました。これからそうなっていくように頑張ります!!




