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異世界は赤い星と共に  作者: 凜乃 初
デイゴ王国闘技大会編・個人戦
87/151

86話

 翌朝。起きてみればフィーナの姿は無かった。

 泣きながら眠ってしまったフィーナの下敷きにされていた俺は、動くことができず手元から掛布団だけ引っ張り出し何とかしてフィーナにかけてそのまま眠った訳だ。

 その掛布団はしっかりと俺だけに掛けられているし、フィーナが自分で起きて先に出て行ったのだろう。

 まあ、寝起きを俺に見られるのを嫌がったのかもしれないが。

 泣いた後って目の下がスゲー腫れるからな。


 部屋を出て食堂に行けば、リリウムが1人で朝食を取っている。


「おはようリリウム。フィーナは?」

「おはよう。フィーナなら今必死に顔を冷やしているよ。泣かせるまでヤるとは、トーカはなかなかの鬼畜だったのだな」

「変な誤解すな。何もしてねぇよ。ちょっとお悩み相談を聞いてた感じかね?」

「まあそう言うことにしておこう」


 しておこうって……信じる気ねぇな、リリウムの奴。


「そういやぁ今日はどうするんだ? 闘技大会は見に行くのか?」

「今日はさすがに休憩だな。フィーナもまだ外に出るのは厳しいだろう」

「そっか。じゃあ俺も今日はサイディッシュの調整でもするかね」

「何か調整する必要があるものなのか?」


 サイディッシュは基本的な刃物の整備と、魔力回路の調整、そして内部機構の掃除の3つの整備が必要になる武器だ。フィーナの属性剣ならば魔力回路が剣の表面に書かれているため調整も楽だが、サイディッシュは魔力回路と機構を鉄板で覆っているため、調整にはちょっと手間取る。それが簡単な検査や掃除程度でもだ。


「まあ、刃は毎日掃除してるから大丈夫なんだけどな。魔力回路とか中の機構とかはなかなか手を付けられる時間が無いからな。こういう時にしっかりやっとかねぇと。団体戦もあるしな」

「そうか。なら今日は一日ゆっくり宿で過ごすことになるだろうな」

「そう言うこと。フィーナにも用があるなら部屋にいるからって言っといて」

「了解した」


 その後、俺も朝食を取り、早速サイディッシュの整備の為に部屋にこもった。


 結局夕方まで俺の部屋を訪れる人物はいなかった。その分サイディッシュのメンテに集中できたのはいいことだ。

 サイディッシュの調整が終わったところで、昼飯を食べていなかったことに気が付いた俺は猛烈な空腹に襲われる。

 そして何か食べようと食堂に降りると、フィーナとリリウムが新聞をテーブルの上に広げていた。もう今日の闘技大会の結果が出たのだろう。

 闘技大会も後半になれば試合の数は減ってくるしな。その分派手な戦闘になる可能性があるから、かなり自由な時間を作っているっぽいけど、それでもこの時間には終わってるのか。

 明日は決勝だけで、午前中で終了になる。その後あの闘技場は国主催のイベント会場になるらしい。

 俺は新聞を見ている2人に近づいて声を掛けた。


「おっす」

「おおトーカ降りてきたのか」

「おはようございます。もう夕方ですけどね」


 フィーナはもうすっかりいつも通りに戻っていた。リリウムが言うには目元が真っ赤だったらしいが、今はそれも綺麗に引いている。


「おう、サイディッシュの整備してたらすっかり夕方になっちまった。さすがに腹減ったわ」

「昼も取らずにしてたのか?」

「集中してたら時間忘れちまってた。バラして調整するのは意外と大変だからな」


 刃の研ぎ直しや魔力回路の書き直しなどはさすがに専門家じゃないとできないが、機構のチェーンの掃除や油差し、汚れ拭きや位置の調整なんかは出来るように習ったためそれをやっていたが、思いのほか難しく時間がかかってしまった。

 慣れれば半日ぐらいで出来るようになるのかもしれないが、今はまだ時間がかかる。


「私の剣とは違って色々入ってるみたいですからね」

「そうなんだよな。説明書みたいなのはもらってるけど、やっぱ難しいわ」


 けどしっかり調整はしたし、これで団体戦の途中に不備が起こることはまず無い。ただ、団体戦で使うかは疑問だが。


「フィーナ達は何してたんだ? それって今日の結果?」

「はい、準決勝2試合の結果ですよ」

「見てみるか?」

「おう」


 リリウムが新聞を俺の方に向けてくれる。俺は席に着きながらそれを見た。


「勝ったのは――フェイリスは安定だな。お、シグルドも勝ったのか」

「そうみたいですね。決勝はその2人で決まりました」


 試合の内容も事細かに書かれている。

 第1試合はシグルドとコーレル。両者最初から様子見無しで、全力でぶつかりに行ったようだ。

 開始と同時に魔法の応酬。それぞれの魔法をかいくぐって接近してからの剣技の応酬。その後は相手の隙をついての魔法と、その隙を作るための剣技。全てが組み合わさり、流れるような試合が繰り広げられていたと書いてある。

 最後は、シグルドが得意のシールドバッシュでコーレルの魔法を強引に逸らし、体当たりで押し倒した後に剣を突きつけたらしい。

 1級の試合でも、力が拮抗して来れば最後はどうしても力技に頼らざるを得ない時があるってことかね? どれだけ見難(みにく)くても、最後まで足掻いた奴が勝てる世界ってことなのかもしれない。

 もう1試合はフェイリス対ディオ。

 両者ともあまり見ていて楽しい試合をしていない者どうしの戦いだが、それが逆に面白い戦いを生んだようだ。

 魔法戦では圧倒的にフェイリスが有利、故にディオは魔法戦を最低限に抑え剣技による勝負を挑んだようだ。

 フェイリスの剣は右手1本で扱う細身の片手剣らしい。一方のディオは片手剣ではあるがかなり剣幅の分厚いものだ。

 普通ならば剣どうしをぶつけた時点でフェイリスの剣がおられそうだが、フェイリスはその剣に電気を流すことで、フィーナの属性剣と同じような使い方をしていたようだ。そのせいでディオは切り結ぶことができず苦戦したみたいだな。

 魔法で負けて、剣技も封殺された時点でディオの敗北は濃厚になる。

 しかしディオもただでは負けなかった。剣から感電するのも構わず、フェイリスに剣を振り下ろす。

 激しい閃光がお互いの剣から溢れ、ディオの体中をフェイリスの電流が駆け巡る。しかしそれを強引に抑え込み、ディオはフェイリスの剣を押しつけて右肩を切り裂く。

 そして限界を迎えた体が、ディオの意思を無視して体を停止させた。

 それが試合の流れだ。

 廊下で会ったディオはイメージ的に卑怯な事でもなんでもやりそうだったけど、結構熱血系の騎士だったらしい。あの時はなんか苛立ってたのかね?


「明日の決勝はさすがに見に行くかな」

「そうですね。その後はそのまま闘技場でパレードのようなこともやるみたいですし、そのまま見て行っても良いかもしれません」

「そりゃ面白そうだ」


 こっちの世界のパレードとか魔法ありだしかなり派手そうだよな。電飾や花火の表現の限界を軽くぶち抜いてくれそうだ。


「明日の試合って何時からだっけ?」

「明日は10時からだな。1試合だけだから少し開始時間が遅い」

「なら朝はゆっくりできそうだな」

「それがそうでも無い」


 俺の言葉にリリウムが首を横に振る。


「何でだ?」

「決勝だぞ? 観客の気合いの入り方も尋常ではないということだ。毎年この決勝だけは、入場開始と同時に闘技大会の乱戦方式と同じレベルのバトルが勃発すると言っても過言ではない」

「そこまでやるのか、試合見るためだけに……」


 乱戦方式っつったら魔法とかも普通に飛び交うってことだよな。それ死人出るんじゃないか? フィールド以外はあの結界張ってない訳だし。


「それだけ見る価値のある試合ということだ。もちろん金が掛かってるからこそ盛り上がる連中もいるがな」


 確かに決勝の出場者に金をかけてる連中は必死になるだろうな。


「なら私たちも突撃しなければいけないんでしょうか?」

「俺たちはゆっくり行って最上段から見ればいいじゃん。魔法の練習もしながらさ」


 結局俺以外はまだ使えてないからな。


「それは無理だ。最初の開幕ダッシュで最上段まで全て席が埋まる。毎年外にもあふれ出して、解説の声だけを聴いて応援している者たちも多いぐらいだからな」

「そこまで人が多いんですか」

「ふむ……」


 ここで俺は考える。最上段まで全て席で埋まるのならそれ以上の場所に行けばいいのではないかと。そう、リリウムやフィーナが予想していた通り、柱の上にでも行って観戦すればいいのではないのだろうかと。それこそ魔王みたいにさ。


「なあ、柱の上――」

「却下だ。どうせ私たちを抱えて上がるつもりだろうが、そんなバランスの悪いところで観戦なぞ出来るか。怖くて集中できん」

「私もリリウムに賛成です。柱の上はちょっと……」


 言い切る前に断わられた。残念!


「なら開幕ダッシュするしかねぇのか」

「トーカ頑張れよ」

「ん?」


 どういうこと?


「場所さえ取れてしまえば後から行っても問題ないからな。トーカが走ってシートを広げてくれれば、それで問題は全て解決される」

「あ、そういうことね」


 まあ、しょうがねぇか。フィーナは大会頑張ったし、リリウムも一応はアドバイザーとして試合の手助けしてくれたからな。

 ここは俺が走って1等地を確保してやりますかね。


「ではこれが徹夜の為の準備だ。頑張ってくれ」

「へ?」

「何をしている? 早く行かないと列の最後尾に並ばされるぞ?」

「今から並ぶのかよ!」


 まだ夕方だぞ!? 西日が真っ赤に輝いてるぞ!?


「当然だ。本物の玄人は昨日からすでに並んでいる。会場にもしっかりと最終日の為の列が作られているはずだ。そこの最後尾に並ぶだけの簡単な仕事だ」

「……せめて飯食わせて」


 断るのが悪いことに思えるぐらいしっかり準備されてる状態で、俺の最後の抵抗は晩飯を食べる時間を貰うことだけだった。




 朝日が眩しい。

 闘技場の隙間から差し込む朝日が俺の目を刺激する。

 夕食を取ったのち、すぐさま鞄を持って闘技場に来た俺は、そこで長蛇の列を発見する。明らかに最終日の為の列だ。

 その最後尾を探しながら歩くと、看板を持った人物で列が途切れているのを確認する。その看板には最終日列最後尾と書かれていた。

 俺はその人に声を掛け看板を受け取り列に並ぶ。すると物の1分もしないうちに俺の後ろにも人が並び、看板は瞬く間に俺の視界から消えて行った。

 そして並ぶこと10時間以上。

 現在は朝日が昇る午前7時だ。開場が8時なので、そろそろ固まった体をほぐす必要がある。

人の列が騒然と並び開場を待つ中、体をほぐすほどの場所があるはずも無く、俺は自分の出来る範囲で屈伸や伸びをして筋肉をほぐそうと頑張る。しかし、少し動くだけでも隣の人の肩に当たりそうなこの場所ではそれすら満足にできない。

 そんなことを悪戦苦闘しながらしている内に、スタッフが現れた。

 深夜に1度列の整理をすると言って現れて以来のスタッフは、俺たちの希望の光となる。


「これより開場します。入口付近は非常に混雑し、危険なので走らず歩いて入場するようにお願いします。それでは闘技場を開場します!」


 スタッフが全員に届く声でそう宣言すると、そそくさと列の前から消える。そして他のスタッフが門の前に立った。

 ここの門は両サイドから引っ張ることで開く横開き式の鉄柵門だ。スタッフがそれぞれに手をかける。

 そして気合いを込め一気に門を開いた。

 その瞬間列の先頭付近で爆発が起こる。そして俺の付近でも次々に人が列から飛び出しその爆発の中に飛び込んで行った。


「これって乱戦以上だろ……」


 水や電気、炎が飛び交う入口付近を見ながら俺は小さくつぶやいた。

 しかしこうしてもいられない。俺もあの中に突っ込んで特等席を手に入れなければならないのだ。

 パンパンと頬を叩き、完全に目を覚ます。


「良し! 行くぞ!」


 地面を蹴り、俺は入口に飛び込んで行った。




「とったぞぉぉぉおおおお!」


 地面にシートを敷き、俺は高らかに手を掲げる。ちなみに服はもみくちゃにされ皺々になっている。

 周辺から拍手が上がり、すぐに雑音に飲まれていった。

 現在俺はフィールドから一番近い、椅子の設置されていない場所にいる。

 ここは個々が自由に地面に座り観戦できる場所だ。その中でも1番フィールドに近くよく見える俺の今いる地点は激戦区だった。

 座席とは違い場所取りにシートを使うため、みんながみんなシートを広げこの場所を手に入れようと突っ走るのだ。

 その中にはもちろんプロのような動きをする人物もいた。

 持っているシートで周りの人間を巻き取り足を取る、向きを変えて他の人にぶつけるのは初歩的な事。上級者になると、混んでる1階席の入口では無く2階席の入口から入り、シートをパラシュート替わりにして飛び降りる者もいた。

 俺は当然1階から突撃し、迫りくるシートを躱しながら、最短距離を突っ走ってここまで来た。そしてヘッドスライディングばりに顔面から突っ込みシートを敷いて、勝鬨を上げたわけだ。

 俺がシートを敷いたことで、暗黙の了解でもあるのかすぐにここを狙うものはいなくなり、俺の左右が瞬く間に埋められていった。

 開場から5分後には、シートが引ける場所は全てカラフルな色のシートで埋まることになる。

 俺はそんな中でフィーナ達が来るのを待ちながら、鞄に入っていた弁当を広げることにした。


 フィーナ達がやって来たのは、開場から1時間後、試合の1時間前だ。

 1階の入口付近から俺のことを探していた2人を俺が先に見つけ、手を振って合図を送る。

 それに気づいたフィーナがリリウムを連れてここまで来た。


「さすがトーカだな。最前列の1番いいところじゃないか」

「トーカなら出来るって信じてました!」

「ハハハ! 俺にかかればこんなの朝飯前よ」


 マジで朝飯前だった。


「たださすがにキツイ。試合まで眠らせてくれ」

「ああ、ご苦労だった」

「お疲れ様でした」

「んじゃ後よろしく」


 そう言って俺はその場で倒れるように横になり、意識を手放した。



「んっ……」


 体をゆすられる感覚に目が覚めた。

 頭に柔らかい感触を感じる。目を開けると青空をバックにフィーナの顔が目の前に広がっていた。


「おはようございます。トーカ、そろそろ試合が始まりますよ」

「おお、さんきゅ」


 どうやら俺はフィーナのひざまくらで眠っていたらしい。起き上がると、リリウムが気づいた。


「起きたか」

「そろそろだって?」

「ああ、フィールドへの入口が開いた。そろそろ司会が紹介を始めるだろうな」

「了解。フィーナはあんがとな、楽だった」

「はい、私も楽しめましたから」

「2人とも少しは周りの視線を気にしろ」


 リリウムの言葉に周りを軽く眺めれば、男たちの嫉妬の視線が集中していた。まあ、こんなところでひざまくらされてれば当然か。

 しかも見てくれの良い女2人に男1人のパーティーだ。視線が集まるのも無理はない。

 俺は人の視線って慣れてるから気にならないが、フィーナもあまり気にしてない様子だな。


「私はトーカのやることで色々慣れちゃいましたからね。これぐらいなら特になんとも。視線はトーカに集中してますし」


 慣れって怖いね。

 まあ、フィーナが気にしてないなら別にいい気もするが――


「私が気になるんだ。私もトーカの彼女と思われているような視線を受けるのは正直たまらん……」


 なるほど、完璧なとばっちりを受けてるわけか。そりゃ悪い事したな。

 フィーナもその言葉には反省したのか、すみませんと軽く謝る。

 と、そこに司会の声が飛び込んできた。


「お待たせしました! いよいよ闘技大会個人戦も最終戦。決勝戦の始まりだぁぁあああ!」

『うおおぉぉぉおおおおおお!!!!!』


 司会の声が聞こえた瞬間、がやがやと騒がしいだけだった客席が一気に声を上げる。その声は間違いなく闘技場を揺らしていた。


「栄えある決勝戦の舞台までコマを進めた選手を紹介しよう!

 まずは1人目。言わずと知れた伝説の冒険者。A+ランクは伊達じゃない! その力を見せつけるように、ここまでの試合は圧倒的な強さを持って勝ち進んできた。その姿はまさしく強者! 今日もまた、その凄まじい力を振るってくれるだろう!

 雷帝フェイリスの入場だぁぁあああ!!!」


 司会の声に合わせて、入場口の両サイドから激しい稲妻が迸りその地面を穿つ。舞い上がった土煙が、入口を完全に覆い隠した。

 その中からゆっくりとした歩みでフェイリスは登場した。

 闘技場が野太い歓声に包まる。その声だけで一般人なら押しつぶせてしまいそうな重圧だ。

 フェイリスは観客の声援に一切答えることなく、変わらぬ歩みでフィールドへと登った。


「さあ、もう1人の紹介だ! 激戦を潜り抜け、武力知力の全てを使いここまでコマを進めてきた。ユズリハ国の守護神。姫の寵愛者。最高の騎士。いくつもの称号を持ち、なおもその奢らずまっすぐに突き進む姿は、まさしく騎士。全ての騎士の憧れであり、騎士物語の主人公! ユズリハ王国王族守護騎士隊長、シグルド・カートライスゥゥゥウウウ!!!」


 今度は入口の両脇から水が噴き上がった。観客席まで届かんとする噴水は、水を散らしながら太陽にキラキラと輝く。

 その噴水の間を抜けるようにしてシグルドが登場した。

 シグルドはフェイリスとは違い、黄色い歓声が多い。その声援にこたえるように手を振りながら入場する。

 そして途中で一度足を止めると、デイゴの王が観戦しているであろう観覧席に向けて一礼し、フィールドに上がる。

 礼儀の正しさがまさしく騎士って感じだな。

 そうして決勝の舞台が整った。


大人数の列の整理でコミケスタッフほど優秀な人たちはいないと思います。

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