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異世界は赤い星と共に  作者: 凜乃 初
ユズリハ王国王都編
30/151

29話

 片道2日ってことは、そこまでの距離じゃねえよな。

 現代にいたら2日とかありえない距離だけど、この世界にいる2日歩くだけなのが短く感じるから不思議だ。

 馬車とか使えばもっと短くなるんだろうけど、生憎俺は御者のやり方を知っていても馬車を持ってないし、乗馬の仕方も知らない。

 護衛としてどこかの商隊に相乗りすることも考えたけど、探すのが面倒くさそうだったのでやめた。

 と、言うことで必要になるのは往復4日分の食料と着替えか。着替えはまあ、今持っている服を全部持っていけば大丈夫だろう。

 食糧の調達もだいぶ慣れてきたぜ。リリウムやフィーナに色々と教えてもらったからな。まあ、料理自体ができないから乾物ばっかになるのは仕方がないけどな。

 火で炙る程度しかできないけど、それさえできれば干し肉や魚の干物がぐっと美味くなる。歩きながらも食べられるし、魔法で炙れば練習にもなる。一石二鳥とはこのことだな。

 宿に帰る途中で、必要な物を買いそろえていく。

 そうして宿に着くころには両手に荷物がいっぱいの状態になってしまった。


「こんなに買うつもりは無かったんだけどな」


 露店で買おうとすると、店主の口車にうまく乗せられて買う必要のない果物とかまで買ってしまった。

 慣れてきたと思ってたけどまだまだったのか。フィーナやリリウムなんか、商品選びながら値段交渉して最終的に負けさせてたからな。俺なんか商品選ぶのに手いっぱいで値段交渉している余裕なんて無かった。

 現代の、決まった値段で買っていた習慣がなかなか抜けないんだよな。


「おや、ずいぶんな量の荷物だね」


 止まり木に入ると、出迎えてくれたおばちゃんが、俺の両手にある荷物を見て驚いた表情を作る。


「商人の逞しさに負けたぜ。この果物とかいる?」

「いいのかい?」


 どうせ明日には町を出るんだ。今果物を沢山持っていても意味がない。なら食堂で使ってもらった方が良いだろうしな。


「おう、明日から5日ぐらい依頼に出るからな。果物は重い……」

「じゃあなんで買ったんだい……」


 おばちゃんに呆れた目で見られた。だから言ったじゃん、商人の逞しさに負けたって!


「晩飯にでも使ってくれよ。じゃ、俺は準備あるから行くぜ」

「あいよ、今日の夕食は少し豪華にしてあげるよ」

「そりゃありがたい。しばらく乾物が続きそうだからな。食い溜めしとくぜ」

「ハハハ、家の旦那に腕によりをかけて作らせるよ」


 旦那が料理作ってたのか! すっかりおばちゃんが作ってるもんだと思ってた。


「私が作ってると思ってたかい? 旦那はもともと大衆食堂で修業しててね。私が結婚して引き抜いたんだよ」

「それだと結婚が引き抜きの手段みたいに聞こえるぜ?」

「あながち間違ってないからね!」

「間違っていてほしかったよ!」


 店の奥から涙ぐむ声が聞こえてきた。


「ああ言ってるぜ?」

「旦那は私にベタ惚れしてるからね! 惚れさせた強みさ」

「そりゃ強いな。じゃあ晩飯まで部屋にいるぜ」

「ああ、ごゆっくり」


 部屋に戻ってさっそく荷物の準備をする。

 鞄は前にフィーナにもらった物を使う。底が深いし何かと使い勝手がいいんだよな。水にも強いから旅にもうってつけだってフィーナは言ってたな。

 王都に来るために買った大きめの鞄は、今回はお休みだ。

 衣類はまだ持ってる量が少ないから、結局全部持っていくことになるけど、それ以外の料理道具や、怪我した時の応急セットを大きい鞄から取り出す。応急セットは不備が無いかどうかだけ確認して小さい鞄の中に戻した。料理道具は、調味料以外は全部置いて行く。

 そして空いたスペースに乾物を押し込めば完成だ。

 こんなんでいいのか旅支度……

 

 フード付きのマントがあるけど、こいつはどうしようかね? こっちに来るときは着てみたけど、そこまで便利と言う感覚は無かった。

 てか戦闘はサイディッシュと格闘がメインになるんだから、ひらひらしたマントは邪魔になるんだよな。下手すりゃサイディッシュでマントを切るとか起こりそうだし。

 ならマントはいらないかね? 代わりになるもんなんかあるか?

 部屋の中で考えても名案が出て来るはずも無く、とにかく大きめの布1枚を持っていくことにしておいた。

 

「こんなもんか。案外早くできたな」


 1番時間を取られたのは、応急セットの中身の確認だった。

 フィーナからは定期的に調べるように言われてたし、リリウムにもその重要性は聞いている。

 毒を貰った時に解毒剤を飲んでも、その解毒剤が消費期限切れで毒になってましたなんて言ったら笑い話にもなんないからな。

 毒と言えば魔法にも毒属性ってのがあったな。

 1度も使ったことが無いけど、毒ってのは使い方次第で薬にもなる訳だ。

 なら1度ちゃんと勉強しといてもいいかも知んないな。


 夕食の食べられる時間になり食堂へ降りる。

 最近はずっとリリウムが一緒にいたから1人の飯は久しぶりだな。なんだかんだ言って、冒険者になってからリリウムとの付き合いが1番深い。と、言うよりリリウム以外の冒険者を詳しく知らないな。知っていたカナは冒険者業をやめちゃうし、オルトロは死んじまってる。

 信頼できる友人ができるのは嬉しいけど、その友人だけで固定されるのは問題だよな。冒険者なら交友関係が広い方が、情報とか依頼の手伝いとかで何かと有利に働くだろうし、チームも決めやすい。

 けど、冒険者の友好関係ってどうやって築くんだ? やっぱ酒場?

 カウンターに腰掛けるとおばちゃんが声をかけてきた。


「いらっしゃい、夕食だね、今用意するよ」

「おう、頼んだぜ」


 おばちゃんに料理を頼む。そして再び思考に戻る。

 酒場にいるような冒険者は、イメージだとすでにチームを組んでいて、依頼達成のお祝いとかで派手に飲んでいるイメージがあるよな。そこに新しく入ろうってのは正直難しい気がする。楽しんでるのに、そこによく分からん他人が入ってきてもしらけるだけだしな。

 ならギルドの喫茶店とかはどうよ? あそこならD-以上の連中なら無料になるし、ちょっと休憩に立ち寄る奴がいるかもしれない。そこに話しかければうまく行くか?


「はい、お待たせ。ちょっと豪華にポラーシュのフライだよ」

「おお!」


 綺麗な小麦色の衣をまとった楕円形のフライがドンとさらに乗せられている。

 ポラーシュがどういう生き物か分からないが、この形から想像できる食べ物は1つしかない。

トンカツ!

ビーリスが牛肉で、ポラーシュが豚肉ってことか?


「いただくぜ!」


 フォークで等間隔に切られたフライを1つ持ち上げる。縦長のそれはずっしりと重い。

 齧りつけばやはりその味は豚肉のそれだ。柔らかさと弾力、そして独特の旨味が口の中にジュワッと広がる。


「こりゃ美味いな!」

「当然だよ。旦那はもともとポラーシュの料理店で修業してたんだ。ポラーシュを使わせたらなかなかだからね!」

「そこは1番とか言っとこうぜ?」

「修行中に引き抜いちまったからね! まだ完璧じゃないのさ」

「本気で惚れたからな!」


 また店の奥から涙混じりの声が聞こえる。今度は鼻もすすってるな。


「惚れさせた強みって奴だな」

「そういうことだね。まあ、あんたも良い男になりそうじゃないか。冒険者なんだろ? せいぜい死なないように女捕まえな」

「ハハッ、まだ自分の立ち位置もしっかりしてねぇ状況だ。もう少し落ち着いたら考えるさ」


 異世界に来てからまだ1か月もたっていないのだ。正直女の事とか考えてられる気がしない。

 特に俺の場合は変な噂が多かったからな!


「そうかい、まああんま慎重になりすぎて、あたしみたいな良い女を逃がさないようにするんだね」

「気を付けるよ」


 おばちゃんが他の客の対応に移ったところで、トンカツに再び齧りつく。うむ、やっぱり美味いがトンカツソースが欲しいな。塩コショウだけでも十分美味いんだけど、インパクトが足りん!

 現代でもう少し料理の勉強しておくべきだったか。まさかここまで料理に関して必要に迫られるとは思ってなかったからな。


 トンカツを食べ終わった後、再びおばちゃんが登場した。なんか登場頻度高くない?


「ほら、あんたの持ってきた果物だよ。ずいぶん量があったから他の客にも振る舞わせてもらったけどね」

「構わないぜ。美味そうだな、さすが露店で一押ししてただけのことはあるわ!」


 露店のおっちゃんが今日こいつを食わないのは一生の恥だ!なんて豪語するから買ってみたけど、正解だったみたいだな。

 見た目はグレープフルーツの大きさだが、中身は濃い黄色だ。マンゴーの色に近いな。種をくりぬいた後なのか、真ん中にポッコリと穴ができている。


「なんだ? あんたこいつを食べたことが無かったのかい?」

「ん? ああ、初めてだぜ」

「そりゃたしかにもったいないな。こいつはユズリハの特産品だよ」

「へー、どんな果物なの?」

「自然だと日の当たりのいい場所に生える、ククルスって種類の果実だよ。昔は頑張って探して取ってたみたいだけど、今じゃ持ってきた種が成長して、どこの村でも1.2本は生えてるもんだ。実の付きが早いし、1年中採れるのが特徴だね。辺境の村だと大切な冬場の食料になってる」

「1年中採れるってのは良いな。味も甘いし」


 スプーンで中身を掬って食べてみたが、かなり濃厚な甘さだ。これならアイスや、砂糖に負けないんじゃないかってぐらいだ。その代わりにマンゴーっぽい味もかなり強い。だからケーキとかには使えないんだろうな。


「ユズリハは気候が穏やかだから1年中とれるのさ。潮風の強いデイゴや島国のカラン、北国のハレシアじゃ1年中とるのは無理だろうね」

「帝国は?」

「あそこは1年中何かしらと戦ってるからね。常に食べ物に飢えてるせいで外に出す余裕が無いんだよ。おかげでユズリハは1年中こいつを特産にできてるけどね」

「なるほど。じゃ、ごちそう様。美味かったぜ」

「家の旦那の料理だからね!」


 胸を張るおばちゃんに笑いながら俺は部屋に戻った。




 翌朝、鞄を背負って食堂へ降りる。


「おや、ずいぶん早いね」


 時刻は朝7時。朝食をとれる一番早い時間だ。


「今日から依頼に行くからね。食べたらそのまま行くから部屋はよろしく」

「そのままにしとけばいいのかい?」

「ああ、荷物も残ったまんまだしね」

「分かったよ。鍵は預かっとくからね」

「よろしく」


 いつものような朝食を取って俺は宿を出た。

 今日の昼は弁当を貰おうかと思ってたけど、やめた。せっかく串焼きがあるのだ。それを買って行かない手は無いよな。

 聞けば、あの串焼き屋は朝から営業しているとのこと。どうやら朝早くから動き出す冒険者や商人のスタミナをつけるために、6時頃から営業を始めているらしい。


「すんません」

「いらっしゃい、ああトーカさん」

「5本ね」

「まいど。少し待っててくださいね」


 5本の焼き立て串焼きを受け取り鞄にしまう。

 これで最後の準備は完了だな。うし、行くか!

 すべての準備を完了させ、王都の城壁を出た。




 金髪をなびかせながら、若い男が家の屋根から王都の門を見下ろす。


「ターゲットが町を出ましたよ」

「あの子の監視って、なんかやる気でないわよね……」

「ミランダさん。これも依頼ですから頑張りましょうよ」

 

 ミランダと呼ばれたのは女性の魔法使いだ。全身を白いフードつきのマントで覆った格好をしている。声を聞かなければ男性か女性かも分からないだろう。


「だって冒険者って自己責任でしょ? なんでこんなお守りみたいなこと……」

「ミランダ、エルク。おしゃべりはここまでだ。行くぞ」


 チームリーダー、ザイクスの声によって、2人は真剣な顔になると屋根から飛び降りた。




 町を出て一路、依頼を出した村を目指す。

 村までは歩いて2日までの距離だが、そこまでは森も無く、特に気を付けることは無いとのことだ。

 だからのんびりと魔法の練習をしながら歩いていた。ただし手元であまり目立たない物をだ。

 町を出た時から付いて来ている3人には気づいている。魔力探知を使えば簡単に見つかった。定期的に魔力探査で動きを確認しているが、敵意がある連中のような動きが無いから放置している。

 オルトロが絡みでギルドから監視でも付いてんのかね? なら振り切るのはまずいか?

 まだ召集は来ていない。調べている途中だと言うのなら、町を出る依頼にギルドの監視が付いても不思議ではないと考えた。

 なのでとりあえず今は無視して自分のことに集中することにする。


「毒……毒ね」


 練習しようと思っているのは、少し前に考えていた毒の魔法。

 毒魔法ってイメージ湧きにくいんだよな。

 他の属性の魔法ははっきりと分かる。そのまま氷だったり炎だったり雷だったり目に見えるものだからだ。しかし毒はそうはいかない。

 目に見えず、ひっそりと忍び寄り内側から作用する魔法。ゆえに効果を想像しにくい。

 毒属性を持っている魔法使いは、大抵が医療関係の勉強をすることで効果を把握し魔法につなげるのだが、俺がそんなことを知るはずも無く、自らの知識だけを使って何とかするしかなかった。


「毒っつったら腐るってことか?」


 一番最初に考えたのはゲームに出てきたゾンビだ。薬によってゾンビになって人を襲う。正直、魔法で実現できるとしたら異常な恐怖を植え付ける魔法になるだろうけど、これぐらいしか思いつかないんだよな。

 しかし実践しようにも死体が無い。つか死体で実験って死霊術師みたいでなんかイメージ最悪だな……それに確実に後ろの連中に怪しまれる。

 ならアプローチの方法を別の視点から考えるか。

 他に毒って感じで思い付くもの。ゲーム関連でなんかあったっけ? そもそも俺って親から怖がられてほとんど会話しなかったし、ゲームなんて買ってもらえる訳無かったからな。

 ガシガシと頭をかきながら必死に記憶をたどる。

 あった。1つだけ。半分脅しみたいにねだって買ってもらった奴が。それ以来関係悪化したけど、まあしょうがないわな。


「あの毒って物理技だよな」


 毒の塊を作って相手にぶつける技。あれなら目に見えてるからイメージしやすいし、効果もゲームのまま使うんなら徐々に体力を奪う能力になるはず。

 あの毒で殺せるとは思えないけど、弱らせるなら最適だよな。


「星誘いて毒の根源を抱く、ポイズンランプ」


 手のひらサイズの球体が生まれる。一見水のように見えるが、その色はひどく毒々しい。

 これが俺の想像した毒か。威力はどんなもんなのかね? あんまり深く考えないで作っちまったから全く想像がつかない。

 道端に割いていた花を1輪ちぎりその茎をポイズンランプに付けてみた。

 するとみるみるうちに茎が黒く染まっていく。


「おお!」


 数秒しないうちに花は枯れ、真っ黒に染まった。


「花だとこの威力か。けど動物に試さないと、実際の力は分からねぇよな。ならしばらくこの魔法はお預けか?」


 カルートを倒すときに使ってもいいが、さすがに2等星級だと実験をしながら相手をするのは難しいかもしれない。

 フェリールの時も、真剣に戦ったからこそあの勝ち方ができたのだ。魔法を使いながらの戦いでは、あんなにすんなり倒すことはできなかっただろう。

 威力が試せない以上、この魔法の練習を続けても仕方がない。

 別の魔法に切り替えることにした俺は、土魔法の練習に入った。と、言っても土魔法の練習は非常にやりやすい。練習用の素材は足元にあるし、土魔法と言ったら土壁や土の槍などイメージしやすいものが沢山ある。


「星誘いて強靭なる槍を望む、クレイランス」


 周辺の土が舞い上がり、俺に向かって渦を巻くように迫る。そして突き出した手の先に1本の槍を形作った。と、言っても長さは50センチ程度だ。今はその大きさよりも耐久力が知りたいからである。

 見た目は柄の先に刃がついた槍ではなく、騎馬戦で使うような突撃槍。刃で切るのではなく、その鋭い先端で突き刺すタイプだ。

 土でできているから案外脆いかとも思ったが、持ってみるとしっかりしている。

 そこら辺の鉄製の剣とあんま変わらない気がするな。

 試しに出来た槍を殴ってみたが、罅が入る程度だった。盗賊の時に錆びた剣は簡単にへし折れたし、鉄製なら折れないことも無いだろ。そう考えればかなり頑丈だと思える。


「けど重いよな」


 鉄よりかはマシだが、それにしても重い。使うなら本当に馬に付けて騎馬兵の槍として使うしかなさそうだな。

 魔法を解いてクレイランスをもとの土塊に戻す。

 足でざっと土塊を蹴り飛ばし、変に固まってないようにしてから再び歩き出した。

 その後、土魔法を色々試す上で土偶や土器などを作っては壊すを繰り返しながら1日目は過ぎて行った。




「今何をやったか分かるか?」

「遠目でよく分かりませんでしたが、おそらく魔法を使ったのだと思います」

「槍を作っていたな。あれができるのは土属性の魔法ぐらいだろう」

「属性持ちなのに、なんであんな大きい武器背負ってるんだろう?」


 3人が気になっているのが、あのいびつな形の武器。一見斧のように見えるが、反対側には鎌のような物が折りたたまれて付いている。

 そんな武器は冒険者として長いザイクスも見たことが無い。それ以前に、鎌と斧が両方付いた武器など、重くて振れるとは思えない。

 しかし、その武器をトーカは1日中持ち続けている。そして歩く速度も変わっていない。

 相当な体力を持っていなければ、あれを持ち歩くだけでも一苦労だろう。


「先ほども練習しているそぶりでしたし、魔法自体は初心者なのでは?」

「B-になるような冒険者が魔法初心者は無くない?」

「でもそれ以外考えられませんよ?」

「お、トーカが動くぞ」


 トーカが槍を崩して歩き出したところで、3人も後を追うように動き出した。


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