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僕のひまわり

作者: 真龍 白虎

皆さんは恋をしたことがありますか?

僕は高校の時、一つの恋に落ちました。これは、僕の恋の話です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


僕の高校、学校初日。僕は恋に落ちた・・・。


その人はとても美しく、明るい人だった。特に笑顔を見せるときはいつも心臓がバクバクしたものだ。そんな彼女は、部活に入っており部長をしていた。僕は1年生で彼女は3年生だった。彼女の部活は美術部。そんな美術部に恋だけのために、なぜか僕は・・・・・入部した。

一途なのかそうなのかわからないけど、僕はいてもたってもいられなかったのだ。


部活に入ってから3日目。僕は彼女と初めて話をした。その会話は、絵についてのことだったが僕はとても嬉しかった。もともと、絵を描くのが苦手な僕にたいして、彼女は丁寧な口調で1から教えてくれた。

そんなことにより、僕の恋は納まらずますます、彼女のことが好きになった。


その会話があってから1週間がたった。そして僕は決心したのだ。告白・・・・・すると。まだ、出会ってから、10日しか立っていないのに、僕は告白した。屋上に呼んで一言言った。

「あなたのことが好きだした!!僕と付き合ってくださいと!!」と

彼女は初めは驚いた表情を浮かべていたが、その後頭をさげる僕に近づき告げた。

「はい。よろしくお願いします」

僕が見ていたいつもの笑顔で僕に言ってくれた。それから・・・・僕と彼女は付き合い始めたのだ。


付き合い始めてから1週間が経過した。今は彼女とデートに行っている。デートといってもまだ高校生なのでお金が限られてくるので、公園でのデートだった。彼女はデートにもかかわらず、公園だったから絵を描くノートを持ってきていた。

「先輩?なんで、デートなのにノートですか?」

「絵を描くために決まっているじゃない」

笑顔で言われたら、断る気にもならない。僕はどうやら彼女の、笑顔には弱いようだ。その後は、彼女が絵を書いていて僕がその絵を見ていた。これってデートといえるのだろうか?そんな疑問あったが、このデートで僕は彼女のことをたくさん知ることができた。好きな食べ物や動物。ほかにもたくさんあったが僕が印象に残ったのは、好きな花だった。

「先輩。好きな花は何ですか?」

「う~ん。ひまわりかな。」

絵を書きながら答える彼女。とても絵になる。

「ひまわりですか・・・・何か先輩の印象に合いません。とてもおしとやか先輩がひまわりだなんて。」

「そうかな?私は太陽に届くように伸びるひまわりがとても輝やしくみえて、私の中では好きかな。」

また、笑顔で言う先輩。僕はやはり先輩の笑顔には弱い。

「さてと、絵もかけましたことだし、もうかえりましょうか。」

先輩がそんなことを言ったので、そのことに従い。僕たちは家に帰った。まだ、いたかったのに・・・・。

しかし、その日から言うもの。日曜日がデートの時間となった。デートはなぜか公園だったのだが。


それから毎日毎日、僕たちは彼女と日曜日。デートに出かけていた。そして春が過ぎ、夏になった。僕はこのとき、公園だけじゃなく違うところに連れて行くことにした。そのためにアルバイトをしてお金もためたのだ。そして、そのときがやってきた。いつもように彼女と公園で待ち合わせをする。彼女もいつものようにノートを持って公園へとやってきた。

「おまたせ。待ちましたか?」

彼女がいつものように話をする。それとは違い、僕はいつもの言葉を話さず、違う言葉をいった。

「ひまわり畑に行きましょう!!」

彼女が目を点にして、僕の顔を覗いてくる。僕が本気だと知った彼女は、止めることなく。

「はい!!」と返事をしたのだ。

僕と彼女は電車に乗り、ひまわり畑に向かった。もちろん、向かうことを知らなかった彼女はお金を持ってきているわけも無く、僕が全部支払う。アルバイトをやったかいがあったのだ。今、向かっているひまわり畑は案外近くにあり、電車の駅を1つ過ぎたところに合った。僕たちはそこで降りて、すこし歩き。ひまわり畑に向かう。多少、道に迷ったが何とか付くことができた。付くや否や、彼女はノートを取り出し、絵を描き始めた。彼女が絵を描いている間に僕は少し散歩に出かけた。ひまわりの畑の周りを散歩していると、彼女が言っていたように輝いているようにひまわりが見えた。散歩してから時間がたち、僕が彼女の様子を確かめにいった。彼女は未だにひまわりと向き合って絵を描いていたが、僕はかまわずどんな絵を書いているのかを覗いた。絵は、とても繊細でひまわり畑全体を書いているのではなく、ひまわり1つを堂々と描いていた。僕はこの絵にくぎづけになった。

それに気付いた彼女が「この絵・・・あげるよ」っと、言ってくれた。僕は有り難くその絵をもらったのだ。

その日の帰り道。電車の中。

僕は彼女に約束をした。

「来年のこの日。また、いこうね」

「うん」

僕のとって、この約束は一生忘れることのできない、約束となったのだ。




しかし!!


                その次の日、彼女は死んでしまった。




突然の出来事だった。彼女はいつものように学校に登校しているときに、居眠り運転をしていた、運転手が彼女を引いたのだ。

昨日・・・約束したのに、彼女がいなくなるなんて・・・・・約束は、残酷に崩れ落ちた。まだ、出会って半年も過ぎていないのにたくさんの思い出があった。ほとんどが公園でのデートだったが、僕にとってはこの時がとても幸せだった。幸せだったのに、幸せだったのに、消えてなくなってしまった。

           僕はもう・・・・この出来事があってから半年。僕は立ち直れなかった。


それから、時が立つ。

彼女が死んでから1年が過ぎた、夏のことだ。僕は今、あの日のひまわり畑にいる。半年間、僕が立ち直れなかったけど、今ではすっかり立ち直っている。僕はあの頃、絶対に立ち直ることはできないと思っていた。けれど・・・・彼女が立ち直らせてくれた。

                 彼女の最後の形見があったから。

彼女は僕に、メッセージを残していた。そのメッセージは、最後に書いた絵に、ちいさく綴られていた。

『ひまわりのようなれ』と、だから僕は立ち直ることができたんだ。僕は、ひまわりのように、明日に向かって1歩また1歩と僕はふみだしている。

今、みんなから「将来の夢は?」っと聞かれると、僕はすぐに答えることができる。今の僕の将来の夢は「ひまわりになること」なのだから・・・・・。



僕の中のひまわり・・・・・それは、いつも輝いていた・・・彼女のことをさしている。

                                                      (完)

どうもトラです>w<

今回書いたのは、とても悲しい小説です。

恋愛ものは初めてでしたが、頑張って書きました^^

短編なので、簡単に読めたらいいと思います。もし、読んでいただけたのなら感想を書いてくれたら光栄です><

どうか、これからもよろしくお願いします>w<

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― 新着の感想 ―
[一言]  気になる点 誤字報告(多分) ちょうど大事なセリフなのに……という感じ 最初の方、「あなたの事が好きだした→好きでした」 最後の方、「ひまわりのようなれ→ひまわりのようになれ?」 …
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