7-7 合格発表。
一週間後、ルークは王都に訪れていた。
魔導士試験の結果を聞くため、魔導士協会に向かっていた。
やがて到着すると、受付に問い合わせる。
「あの、すいません、魔導士試験の結果を聞きに来たのですが。」
「承知しました。
お名前を伺っても?」
「ルークです。」
「ルーク様ですね。
少々お待ちください。」
数分後、担当の魔導士がやってきた。
「ルーク殿、お待たせしました。
では、会議室へ行きましょう。」
魔導士の後に続き、会議室へと移動することになった。
ルークが会議室に到着すると、魔導士はいくつかの書類を手にしていた。
「まずは、おかけください。」
そう促され、ルークは椅子に座る。
「試験結果ですが、合格です。
おめでとうございます。」
そこでルークは嬉しい表情を浮かべる。
「ありがとうございます。」
「こちらが、魔導士認定の証書になります。」
ルークに賞状のような紙が渡される。
ルークは賞状を受け取ると、中身を確認する。
どうやら魔導士であることを示す証書のようだ。
これがあれば、魔導士であることを証明できるのだ。
「次に、魔導衣を作ります。
採寸しますので、立ち上がってもらってよろしいでしょうか?」
ルークは席を立ち、魔導士のなすがまま、採寸される。
「ふむ、このサイズであれば、予備があるので、すぐ渡せそうです。
少々お待ちください。」
数分後、魔導衣を持って、魔導士が現れる。
「これが魔導衣と、魔導士を示すバッチになります。
もし魔導士協会にいらっしゃる場合は、
この魔導衣とバッチを付けていらっしゃってください。
それだけで、魔導士と証明されます。」
なるほど、いちいち、証書を見せる必要がないという訳だ。
「なお、ルーク殿は剣を佩いていますが、
魔導衣の上に佩く分には問題ありません。」
ふむふむと、ルークはうなずく。
「さて、協会側からは証書と魔導衣とバッチを渡しました。
以上、渡す物が全てとなります。
次に、注意事項をお伝えします。」
「はい。」
魔導士は、一旦呼吸を整えると話し始める。
「まず、我々魔導士は、国家所属となります。
つまり、皇帝陛下の招集命令には従う義務があります。
皇帝陛下より招集がかかった場合は、必ず従ってください。
なお、招集方法は、“伝令”の魔法が使われます。
ご存知ですか?」
「はい、知ってます。」
ルークは、この魔法を知っていた。
「戦争で役立つ魔術書」に載っていたのだ。
「招集先は、この魔導士協会になります。
招集に応じない場合は罰則がありますので、それに従い罰を受けます。
注意してください。
例外として、高齢であったり、病気等で動けない場合は、免除されます。
ルーク殿はまだお若いから、大丈夫かと思います。
注意事項は以上です。」
招集がかかる可能性があるのは、戦争の時と聞いていた。
もし戦争が起これば、招集される可能性は高かった。
その時は仕方ないと判断するしかないだろう。
「質問はございますか?」
「いえ、特にないです。」
だが、次の話にルークは困るのだった。




