表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
創造系魔法使いのスローライフ!?  作者: 稀硫紫稀
第7章 魔導士試験に挑戦してみた。
83/526

7-5 魔導士試験を受けよう! Part2②

結界内の煙が消え、通常状態に戻る。


「では、四つ目の魔法を使いなさい。」


これは、ルードベルゼンも使えない魔法だ。

いや、今まで、誰も使えたことのない魔法なのだ。

それゆえ、人間には無理と言われる難解の魔法だった。

ルークは、いつも通り、かかしもどきを出現させると、魔法を唱える。

そして、呪文を解放する!


「“極大獄炎滅裂破(マキシマム・フレア)”!!!」


極大の地獄の炎の球が出現し、かかしもどきを焼き尽くす!

凄まじい火力の炎が、結界内を覆い尽くす。

初めて見たのだろう、審査官が全員驚きに言葉を失っていた。

ルードベルゼンは、驚きと共に感動していた。

まさか、この難解で制御不能な魔法を、使って見せる者がいたのだから。


「すばらしい・・・」


思わずそう言葉が漏れる。

そして、コクリとうなずく。

すると、結界内の炎が消える。

いよいよ、最後の魔法だった。

無論、五つ目の魔法はルードベルゼンも目にしたことはない。

火属性、最強の魔法だったからだ。



「では、最後に五つ目の魔法を使いなさい。」


他の審査官も注目していた。

未だかつて使いこなした者がいない魔法なのである。

それを、今、目の前の少年が披露するのだ。

注目せざるを得なかった。

ルークは再び、かかしもどきを出現させる。

そう、この魔法も標的が必要なのだ。

魔法を唱え、解放する!

唱えた魔法は、火属性、最大の魔法だった!


「“原子核(ニュークリア)撃炎破(・フレイム)”!!!」


巨大な弾丸が出現すると、かかしもどきにぶつかった瞬間、核爆発が巻き起こる!

強烈なまでの閃光が彼らの視界を遮る!

結界が大きく振動する!

やがて、光が収まるとかかしもどきは消滅していた。

審査官全員が言葉を失っていた。

まさしく、最強の魔法である。

その威力は絶大であった。

その証拠に、結界にひびが入っていたのだ。

通常、ありえなかった。

だが、この魔法を目の前にして、ルードベルゼンは感動していた。

まさか、最強魔法を見ることができるとは思っていなかったからだ。

ルークが使った魔法は、禁呪指定されるくらい、絶大な威力のある魔法だったのだ

たまたま、使い手がいないから、禁呪指定されなかったくらいなのだ。

それを、目の前の少年が使って見せたのだ。

これは、魔導士協会始まって以来の、快挙であった。


「全て使い終わりました。

 これでよろしいでしょうか?」


ルークの声に、我に帰るルードベルゼン。


「あぁ、見事だった、ルーク殿。

 これで、実地試験は終了だ。

 お疲れ様。」


「ありがとうございました。」


ルークは軽く頭を下げる。


「ルーク殿、一つ聞いていいか?」


「はい、なんでしょう?」


「君は、四つ目と五つ目の魔法を見事使いこなした。

 どのように制御したのだ?」


ルードベルゼンは思わず聞きたかったことを聞いてみた。

それは、彼の興味本位かもしれない。

だが、聞かずにはいられなかったのだ。


「その、表現が難しいのですが、魔法力が暴走とか爆発しないように、

 その辺を中心に制御してみました。

 そして、うまく手のひらに収めるようにしてから、

 魔法を解放していたんです。

 ・・・そうですね、暴走しないように、

 結界みたいなもので包んであげて、

 対象に当たった時点で解放されるようにしたといったところでしょうか。

 すいません、うまく表現できなくて。」


ルードベルゼンはすぐさま理解した。

ルークは魔法自体を完全に理解していることに。

だからこそ、難解な魔法を使いこなして見せたのだ。

でなければ、こんな真似はできやしない。

ルードベルゼンは、自分には無理だとわかったのだ。

この少年には、可能性があった。

この少年はまさか・・・

しかし、ルードベルゼンはそこで考えを止めた。

今は試験中なのだ、現実に立ち戻るべきだ。


「いや、何となくわかった。

 説明ありがとう、ルーク殿。

 では、合格結果だが、一週間後となる。

 その時、再度この魔導士協会を訪ねるといい。」


「はい、ありがとうございました。」


ルークは礼儀正しく頭を下げるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ