7-4 魔導士試験を受けよう! Part1
ルークは、早速、魔導士協会に向かうことになった。
試験申請は、お昼まで受け付けているそうだ。
まだ午前中である。
今行けば間に合うのだ。
ルークは、メイドに魔導士協会の場所を聞き、向かうことにした。
ほどなくして、大きな建物の場所に到着した。
看板があり、「魔導士協会」と書いてある。
「よし、行くぞ。」
ルークは緊張した足取りで、中に入っていくのだった。
受付に到着すると、受付担当者に声をかける。
「あの、魔導士試験を受けたいのですが。」
「わかりました。
少々お待ちくださいね。」
受付担当者は立ち上がると、奥へと消える。
すると、受付担当者は案内役の魔導士と共に姿を現した。
案内役の魔導士は、ルークに声をかける。
「まずは、お名前を伺ってもよろしいでしょうか。」
「ルークです。」
「今回受ける試験の系統を教えてください。」
「火系統です。」
「了解しました。
では、まずは筆記試験を行いますので、こちらへついて来てください。」
そして、案内されるがままに、会議室のような部屋に通される。
「では、そこにかけてお持ちください。
これから、試験用紙と、ペンをお持ちします。」
そういって、魔導士は姿を消す。
ちなみに、この当時のペンは羽ペンである。
インクに羽ペンの先を付けて、書くタイプである。
ルークは、防寒マントを脱ぎ、佩いていた剣を置いて、待機する。
少し緊張しているが、大丈夫だろう。
やがて、魔導士が姿を現し、紙二枚と羽ペンとインクをルークの前に置く。
「では、筆記試験を行ってください。
終わりましたら、教えてください。」
こうして、筆記試験が始まった。
ルークは、問題用紙の内容を確認する。
火系統に関する問題内容だった。
特に問題ない、簡単な内容ばかりだった。
解答は、解答用紙に書き込んでいく。
およそ30分ほどで、解答用紙が埋まった。
「終わりました。」
ルークがそう告げると、魔導士が、解答用紙と問題用紙を受け取る。
「次に、こちらの紙に、今回実地試験で使用する魔法名を記載ください。
できましたら、使用する順番で記載してください。」
ルークは羽ペンを取ると、魔術書に書かれてあった順番通り、5つ書く。
「終わりました。」
「はい、では確認します。」
魔導士は内容を確認して、びっくりする。
「あの、ルーク殿、5つ書いてありますが、全て可能なのですか?」
「あ、はい。」
「本当ですか?」
「はい。」
「・・・そうですか、わかりました。」
魔導士は信じられない表情で、何とか納得する。
ルークは何となく罪悪感を感じたのだった。




