7-2 結界を駆使して、魔法を実践!
翌日。
ルークは再び現場に来ていた。
地面は見事にこんがりと焼け焦げていた。
昨日は爆発音や炎の勢いのせいで、村人が集まる事態が発生してしまった。
これは、反省すべき点だった。
今回はこれを回避すべく、結界を張ることにした。
といっても、ルークは結界を張る術を知らない。
基本、魔法を唱え、解き放った際、自身を守るための結界が張られる。
それは、あくまでも自身を守るためであって、他を守るためのものではない。
となると、その「他を守る」結界を用意せねばならないのだ。
そこで、ルークは「創造系魔法」で、結界術をマスターすることにしたのだ。
胸に手を当て、いつものように願う。
強力な結界術を入手したいと。
イメージは、四角い箱のようなものを頭に浮かべる。
四角い箱自体が結界そのものとなる。
胸から手を放すと、早速試してみる。
「結界!!」
途端、一辺が100メートル程度の長さの正方形の四角い透明な箱が出来上がったのだ!
そして、結界の中心にかかしもどきをイメージする。
すると、イメージ通り、かかしもどきが出現したのだ。
今後は、この結界内で、検証を行う。
まずは、昨日の魔法を使って、影響が出ないか検証だ。
ルークはかかしもどきを狙い、魔法を解放する!
「“極大炎熱波動”!!!」
巨大な火球が放たれ、かかしもどきにぶつかる!
途端、大爆発が発生し、辺り一帯が火の海へと変貌する。
しかし、炎は結界を越えることなく、結界内で収まっていたのだ。
しかも、爆発音はあまり響かなかった。
どうやら、成功したようだ。
ルークはおもわず、ガッツポーズしていた。
「よし、これならうまくいきそうだ。
早速次の魔法にとりかかろう。」
その日、5つの魔法を使いこなすことに成功した。
これで、魔導士試験を受けることができる。
ルークは、更に自信をつけることができたのだった。




