5-12 帰還。
その日の夕方に、ルークは村に戻っていた。
“瞬間移動”は本当に便利である。
そして、村長宅を訪れる。
「前回より短いが、今回は何があったんだ?」
ルドマンの問いに、ルークは答えることにした。
とりあえず、夕飯はご馳走になる。
ルークは簡潔に、今回起きたことを話すことにした。
ルドマンは、ルークの話を聞き終わると、考える。
だが、答えがでないようだ。
「ルークは騎士になるつもりがあるのか?」
そう聞かれて、ルークは困る。
「いえ、無いですよ。
僕の目標は魔導士になることなんですから。」
「いや、それにしては、貴族様に呼ばれてばかりじゃないか?
騎士じゃなくて、貴族様に仕えるとか?」
「そのつもりも今のところないですけど・・・」
確かに、貴族との関係が増えているのは事実だ。
このままだと、本当に、どこかの貴族に仕えることになるかもしれない。
「まー、そうなってもかまわん。
おまえさんが、幸せに暮らせるなら、文句はないさ。」
ルドマンはまるで親のような一言を述べるのであった。
夜半過ぎに、自宅にたどり着く。
ルドマンと話が弾んだ結果だった。
弾ませたのは、ルドマン本人だが。
とりあえず、ランプに火をつけ、暖炉にも火を灯す。
そして、日誌に今回のことを記載していく。
フェイドという同年代の強い剣士であり、伯爵の息子に出会った。
そして、魔導士になる約束をした。
一番の成果は、剣と魔法の融合だった。
これ以外にも何かできるかもしれない。
色々試したくもなるが、今日はゆっくり休むことにするのだった。




