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創造系魔法使いのスローライフ!?  作者: 稀硫紫稀
第4章 王都に行くことになって、事件に巻き込まれました。
51/526

4-12 犯人を逮捕!

騎士2人は、あっさりと自白した。

ルークの言う通り、ブレオンの指示で暗殺を請け負っていたのだ。


「決まりだな。

 ブレオンを捕らえる。

 数名の騎士を借りる。」


レイヴンは騎士団長にそう命令すると、8名の騎士を引き連れていくことにした。

8名とも、かなりの手練れのようだ。

全員剣を()き、ミルドベルゼ子爵邸に向かうことになった。

ブレオンはまだ気が付いていない。

屋敷にいるところを捕らえるのだ。


「ルーク、頼むぞ。」


その言葉に、ルークはうなずくのだった。



ミルドベルゼ子爵邸に到着すると、レイヴンは一直線にブレオンの私室へと向かった。

無造作にドアを開け、ブレオンの部屋に入る。


「兄上、何事です?」


ブレオンは驚いていたが、何かを察したようだ。


「ブレオン、貴様もこれまでだ。

 私の暗殺未遂容疑で捕縛する。

 捕らえろ!!」


すぐさま、騎士たちが動き出す。

ブレオンはすぐさま拘束され、両ひざを着き、両手を後ろ手に縛られる結果となった。

レイヴンはブレオンの正面に立ち、見下ろしていた。


「くそっ、このような始末、許されぬぞ、兄上!!」


「許さぬのは私の方だ。

 貴様には当面牢獄で頭を冷やしてもらう。

 覚悟するといい。」


「ぐっ・・・」


その時、皆安心していた。

ただし、ルークは手を動かしていた。

そう、ブレオンが次に()()()()()()、読めていたからだ!

ブレオンは何か唱えた瞬間、後ろ手に縛られた縄が解かれる。

違う、ナイフのようなもので斬り裂いたのだ!

そして、ナイフを中腰で構え、レイヴンに向かって突進したのだ!!


「死ねぇぇぇっ!!!」


グサリとレイヴンの心臓に突き刺さったように見えた。


「!?!?」


その時、ブレオンの表情が固まったのだ。

そう、魔法で創られたナイフは、レイヴンの体に届いていなかったからだ!

そのナイフの周囲には風の結界がまとわりつき、ナイフを逆方向へと押し戻していたのだ!

これは、ルークの仕業だった。

ルークが咄嗟に魔法を使い、風の結界で防いでみせたのだ!

ルークは、次の瞬間には剣を抜き放ち、ナイフを叩き落したのだ!!


「がっ!?」


その結果、風の結界により、ブレオンが後ろに大きく飛ばされたのだ!

そして、ルークは、ブレオンに剣を突き付ける!


「これまでだ、観念しろ!」


ブレオンは動けなくなっていた。

ルークの威圧に、逆らえなくなっていたのだった。



その後、騎士に取り押さえられたブレオンは、騎士たちによって連れていかれた。

これで、彼は投獄されることになるだろう。

最後の最後まであがいた結果、すべてルークの手により(さまた)げられる結果となった。


「ルーク、感謝する。

 君のおかげで、二度も命を救われた。」


レイヴンは感謝の言葉を口にする。


「いえ、たまたまですよ。

 ですが、こんなに早く解決するとは思っていませんでしたが。」


「そうだな、あっけない幕切れだったな。」


レイヴンはそういうと、一息つく。

そして、自室へと戻るのであった。

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